COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.09.04注文住宅
沖縄の注文住宅で省エネ・ゼッチ住宅☆台風や災害に強い家
近年、沖縄の注文住宅で注目されているのが「省エネ住宅」や「ゼッチ住宅」ですよね。どちらも太陽光発電など、自分達でエネルギーを産み出す、エネルギー消費の少ない家を差しています。
昨今の日本全国で頻発する地震や大雨、洪水などの災害の増加が、省エネ・ゼッチ住宅による沖縄の注文住宅増加に拍車を掛けました。
確かにせっかくこれから沖縄で注文住宅を建てるなら、いつ起こるか分からない災害に少しでも対策を取り、安全な暮らしをしたいですよね。もしもの時でも家族を守ってくれる、災害に強い家が今後必要になってきます。
また、生活する上で毎月必ず必要なのが電気代やガス代などの固定費ですが、省エネ・ゼッチ住宅では、これら光熱費はは安く抑えることができる点も注目の理由です。
そこで今回は、沖縄で人気の注文住宅である省エネ住宅やゼッチ住宅と「災害対策」について注目すべき点とともにお伝えします。
沖縄の注文住宅で省エネ・ゼッチ住宅☆
台風や災害に強い家
注文住宅と建売住宅
沖縄で注文住宅を選ぶ前に、「建売住宅」についても少し触れておきます。戸建て住宅には、大きく分けて二種類の住宅があり、買い手はそのどちらかの選択が可能です。
【 沖縄の注文住宅☆建売住宅との違い 】
① 建売住宅 … 間取りや仕様がすでに決まっている点が特徴で、打ち合わせが少ない点が買い手としてのメリットです。建築途中で販売することも多いですが、定義としては「建てた住宅を販売」します。
② 注文住宅 … 施主(買い手)と建築会社が話し合い、自分の好みの家にカスタマイズする点が特徴です。契約した業者が設計まで扱う案件がほとんどですが、施主にこだわりがある場合、設計事務所などに依頼をします。
現代では建売住宅でも、省エネ住宅やゼッチ住宅を建てることは可能ですが、省エネ・ゼッチ住宅を取り扱った建売住宅を探さなければなりません。
一方、注文住宅であれば最初から希望を出すことで実現しますから、今の沖縄ではまだ、注文住宅による省エネ住宅やゼッチ住宅が多いです。
ここで地震や雨風に強い家や、エネルギーを自給自足する家など様々な特徴が現れます。
ゼッチ住宅とは?
ここで、タイトルにもある「ゼッチ住宅」とは一体何なのか…、改めて考えると曖昧な方も多いのではないでしょうか。
【 沖縄の注文住宅☆「ゼッチ住宅」 】
☆ ZEH(ゼッチ)とは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略です。
→ 住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、そして太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支のプラスマイナス「ゼロ」を目指す住宅のことです。
(積水ハウス/みんなのスマートハウスより)
地球温暖化が進む現在、環境問題を考える上でもゼッチ住宅の普及は必要です。世界的にもエコ先進国のドイツをはじめ、あらゆる国々でゼッチ住宅の普及が進んでいます。
エネルギーを押さえる省エネ
一口に「省エネ」と言っても様々ありますが、まずは生活で消費されるエネルギーを減らすことに着目してください。
【 沖縄の注文住宅☆省エネ住宅 】
☆ 例えば地球温暖化が進む影響で年々夏の暑さは厳しくなり、異常気象により冬は凍える寒さとなっています。そのため、一年を通してエアコンは必須で、家の中の温度は快適にしておきたいですよね。
→ そこで注目される省エネ設備が断熱材です。
… 断熱材はどんな家にも入っており、これを高機能な物にするだけで、エアコンの使用量を格段に抑えることができます。
この断熱材は難しい設備ではないため、一番手が出しやすい省エネ対策です。
このような細かな部分での省エネ対策を講じるとともに、前述したようなエネルギーを創り出す、太陽光発電などを加えることで、家で消費するエネルギーの買い取りを0にすることを目指します。
エネルギーを生み出す省エネ
次に「省エネ住宅」「ゼッチ住宅」のポイントとなる沖縄注文住宅の要素が、エネルギーを創り出す省エネ設備です。沖縄の注文住宅で最も採用されている省エネ設備には、太陽光発電があります。
【 沖縄の注文住宅☆太陽光発電 】
☆ 住宅の屋根などに設置することにより発電が可能な設備です。近年では昼間に創り出した電力を貯めることができる「蓄電池」とセットになって設置されるケースが増えました。
→ デメリットとして天候に左右されてしまう点・設置費用が高いという点がありますが、上手く発電できれば電気代を自給自足できるうえ、さらに余った電気を電力会社に売ることも可能です。
何よりも停電時の電力に困ることがないため(特に太陽が出ていない夜間も、蓄電池をセットで設置した場合)、2017年・2018年と台風による大規模停電が発生した沖縄において、通年以上に太陽光発電設置依頼が増えました。
ひと昔前の沖縄では、注文住宅に太陽光発電を取り付ける目的は「副収入」でした。けれども全国で地震や台風被害が多い今、災害時にも心強い省エネ対策として、ニーズが高まっています。
災害に強い家
最後に特に沖縄の注文住宅で重要視されるのが、「災害に強い家」です。地震や台風などの大型の災害から身を守ってくれる家を建てるには、その骨組みが重要になってきます。
【 沖縄の注文住宅☆強い家とは 】
☆ 大きな地震にも耐えられる耐震性は備わっているのか、台風の暴風雨で引きはがされない壁や屋根の作りになっているかなど、設計の時点で災害時を想定する必要があります。
→ 建築会社と相談し、骨組みから十分安全な家づくりを進めることが重要です。
沖縄では戦後の台風対策として、コンクリート住宅を建てる流れがありました。現代でも鉄筋コンクリート造りを良しとする傾向がありますが、木造住宅も木材の特徴や骨組みなどによって、その耐久性は大幅に違います。
木材のために耐火性がないと考える人々もいますが、現代では耐火対策も進化しているため、一概に鉄筋コンクリート造りが良い、木造が良い、との判断はできません。
【 沖縄の注文住宅☆強い家を造る業者選び 】
☆ 大切なポイントは事前調査です。強い造りの木造住宅を売りにしているならばホームページで解説をしている建築業者が多いなど、調査をすることで見えてきます。
→ また、複数の建築業者に問い合わせることで、それぞれの建築業者の特徴が見えてきて、比較検討がしやすいです。
コストを抑えることを売りにしているのか…、アレルゲンのない住宅を目指しているのか…、調べることと、直接問い合わせて相談をすることで、それぞれの建築業者の理念や目指すものが見えてくるので、そこから選ぶことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅でニーズ急増中の「省エネ住宅」「ゼッチ住宅」についてお伝えしました。
台風や災害などに強く、省エネも目指す沖縄の注文住宅をするにあたり、着目すべき点は一般的な住宅とは少し違う視点があります。
社会全体としてリモートワークが広がっている関係から、那覇市など都心部を離れてマイホームを建てたいと考える人も増えてきています。
沖縄の場合海沿いや山の上などの要望もありますが、ただ、海岸線沿いは台風の影響が激しく、津波の心配もありますので、立地まで意識して選んでください。
ただ、都心部から離れて周囲に遮るものが少ないエリアでは、特に省エネ・ゼッチ住宅は有効です。生活のほとんどを過ごす自宅は、生活しやすく・安全でなければなりません。
是非ご自宅を注文する際は、その省エネ対策や安全性を十分考えてみてはいかがでしょうか。
☆近年の沖縄注文住宅で注目される、コロナ禍に「外のリビング」で気分転換ができる、アウターリビングの魅力についても、別記事「コロナ禍の沖縄でニーズ急増!アウターリビングの魅力とは」にてお伝えしています。コチラも併せてご参照ください。
まとめ
注文住宅をする際の省エネ、安全面で着目する点
・注文住宅とは注文してから建築する住宅のこと
・ゼッチ住宅とは省エネ性能の向上によりエネルギー収支ゼロを目指す住宅
・エネルギーを押さえる断熱材
・エネルギーを生み出す太陽光
・災害対策は骨組みから
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