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2021.12.25注文住宅

【沖縄の注文住宅】子どもが喜ぶ家☆参考になる3つのアイデア

【沖縄の注文住宅】子どもが喜ぶ家☆参考になる3つのアイデア
沖縄で注文住宅を建てる世帯には、子育て真っただ中の若い世代も多いですよね。特に沖縄の注文住宅では、子どもを中心とした家づくりニーズが高い傾向です。
 
全国的に子どもがいる家庭では、子ども部屋を設けた間取りが一般的ですが、実は小学生のうちはリビングで親の存在を感じながら勉強をした方が良いとの説もあり、沖縄の注文住宅では家族団らんをコンセプトとしたプランニングが人気です。
 
思春期になり本格的に勉強を始めた頃、リフォームをして子ども部屋を仕切る家庭も多くあり、そのためか沖縄の注文住宅ではそれぞれのコンセプトにあった、子育てに直結した間取りのアイデアが多彩にあります。
 
そこで今回は、沖縄の注文住宅で見た、子育て真っただ中の世帯で注目したい、3つの間取りアイデアをお伝えしますので、どうぞ参考にしてください。
 

【沖縄の注文住宅】子どもが喜ぶ家☆
参考になる3つのアイデア

 

 

家族が集まる囲炉裏リビング

家族が集まる囲炉裏リビング
沖縄の注文住宅は大家族向けの間取りが人気ですよね。沖縄では旧盆など、親族が一同にあつまる年中行事も多いため、例え大家族ではなくとも大人数に対応できるスペースが好まれます。
 
また若者世代が立てる沖縄の注文住宅では、友人知人が集まるホームパーティができる間取りニーズも多いです。
 
そこで大人数が集まりながらも落ち着いた空間を実現する「囲炉裏リビング」はいかがでしょうか。
 

【 沖縄の注文住宅アイデア(1)囲炉裏リビング 】
 
● 庭や中庭を面して広いリビングを設け、開口部を広くして縁側を作ります。リビングには広いテーブルを配置(掘りを入れると足も伸ばせておすすめです。)、子ども達は飽きたら外でも遊べて、家族も子ども達を眺めながらのんびりできる点が魅力です。
 
→ 那覇市など都心部で人目が気になる沖縄の注文住宅であれば、庭ではなく中庭(パティオ)にしてしまうと良いでしょう。
 
※ 中庭(パティオ)にする場合は外壁と内壁を白くすることで、中庭であっても光が拡散して、強い日差しは避けながらも明るい空間が実現します。

 

中庭(パティオ)として吹き抜けを作ることで、下から上へと風の上昇気流ができるため、家族や親族が集まり密になる空間でも換気ができて一石二鳥です。
 
もちろん中庭であっても壁一面を開口とし、家族や親族が集まる時には開放することで、換気空間が仕上がります。
 
また、広いリビングが暮らしのベースになりやすいこのような間取りでは、下記のような工夫が施された事例がありました。
 

【 沖縄の注文住宅☆囲炉裏リビングで暮らす工夫 】
 
● 広い囲炉裏リビングと隣接して落ち着いた書斎を設けます。畳間の和室が多く、障子などで柔らかな自然光が入るようなシックな空間です。
 
→ 人疲れした時にはこの和室で休んだり、家族の存在を感じながら、安心して子どもが勉強できるスペースにもなります。

 

また沖縄の注文住宅で子どもが頻繁に出入りする家庭や、ホームパーティなどでお客様の出入りが多い家庭では、訪れた時に玄関が分かりやすいよう、ぴんころ石(※)などをエントランスに使用する工夫もありました。
 
エントランスに向けて少しずつ段差を作り、玄関口に間接照明を用いると、家に入る喜びが増幅する演出も可能です。
 
(※)ぴんころ石とは、花崗岩や御影石などでできた9cmほどの床に敷き詰める石材です。玄関口だけではなく、街中でも石畳の小径として見かけます。
 

 

各所に多目的スペースを設けるアイデア

各所に多目的スペースを設けるアイデア
現代の沖縄注文住宅でニーズが高い場所は、目的を持たない多目的スペースです。子ども部屋、大人の書斎と目的を定めないことで、親も子も同じ空間でお互いの存在を感じ、それぞれの作業をしながら共に過ごすことができます。
 
子どもの頃はもちろん大人になっても、長く作業をしていると「ふぅーっ!」と気分転換がしたくなりますよね。
 
2020年以降の沖縄注文住宅では、リモート業務のための書斎やワークスペースもニーズが高い傾向ですが、親が子どもの傍で勉強や作業に集中する時間は、子どもの集中力を高め学習意欲を育てるとも言われています。
 

【 沖縄の注文住宅(2)多目的スペースを設けるアイデア 】
 
(1) 一階にはリビングに隣接した和室フロア
 
→ 引き戸でプライバシーを保つこともできます。落ち着いた勉強スペースにもなりますし、まだ赤ちゃんの子どもがいるうちは、授乳スペースとしても活躍するのが、リビングに隣接するメリットです。
 
(2) 二階には図書室をイメージした多目的フロア
 
→ 図書室をイメージして壁一面に本棚を設け、壁面には備え付けの机とイスを設置しました。教室や図書室のイメージになるよう、壁にはホワイトボードも設けています。
 
(3) 廊下やキッチン脇に簡易的な作業スペース
 
→ 廊下やキッチン脇にちょっとした作業スペースを設けると、ちょっと手紙を書いたり、リビングにいる子どもの様子を見ながら仕事もできて便利です。 
 
(4) 子ども部屋から多目的フロアへ繋がる中庭
 
→ 子ども部屋から中庭を抜けて多目的フロアへ行く間取りでは、多目的フロアを学習室として利用した時に、ちょっとした休憩スペースにもできます。幼い子どもがいる家庭であれば、親が仕事をしながら中庭で遊ぶ子どもの様子を見ることもできるでしょう。
 
(5) 広い土間玄関
 
→ 玄関スペースを広く取り、多目的スペースとすることで、子ども達が室内に上がらずとも玄関先で遊ぶことができます。

 

…などなど、あらゆるに多目的スペースを設けることで、大人も子どももフレキシブルで、より動きやすく自由な暮らしが可能です。
 
最後にお伝えした広い土間玄関アイデアなどでは、小学校低学年まではキッチンリビングから子どもの様子を見ることができる間取りにしながら、玄関とキッチンリビングの間に間仕切を設けることで、その時々に合わせて室内を隠すこともできます。
 

 

家じゅうが遊び場!仕切りのない広い住まい

家じゅうが遊び場!仕切りのない広い住まい
沖縄の注文住宅では、室内でも子どもが自由に遊ぶことができるよう、間仕切りのない広い間取りも人気です。
 
一階スペースは玄関から繋がる広いLDKと広縁(庭に繋がる奥行の深い縁側)を設けた和室を設け、LDKスペースでは小さな子どもが走り回ることができる、回遊性の高い間取りとします。
 
一方、和室スペースでは子どもと大人が一緒に作業をしたり、絵を描いたりと落ち着いた遊びができる多目的スペースにもなり、大人としては庭や広縁で遊ぶ子どもを眺めながら、ひと息つくことも可能です。
 

【 沖縄の注文住宅(3)仕切りのない広い住まい 】
 
● 二階部分も広く間仕切りのない子ども部屋を設け、兄弟の共有スペースとします。大人も一緒のスペースで寝起きをしても良いのですが、気になるなら隣接して寝室を設けるのも良いでしょう。
 
→ 子ども部屋は後々、子ども達の成長に合わせて間仕切りを設け、それぞれに一部屋ずつ、個室へとリフォームできるよう、予め設計しています。

 

ロフトを設けたり、ステップフロア(一階半など)を設けて階段の下に隠し部屋を設けたり、子どもの冒険心がワクワクする間取り事例もありました。
 
なかには広く天井の高いワンフロアLDKの天井にブランコを設けて、子どもが室内でブランコ遊びができるプランニング事例もあります。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は子育て真っただ中の家庭に評価が高い、沖縄の注文住宅アイデアを3つお伝えしました。
 
沖縄の注文住宅では子どもの誕生や妊娠をきっかけに建てる家庭も多いですが、子どもの成長過程にはさまざまな段階があります。
 
未就学時代は母親が子育てにストレスを感じにくく、子どもに寄り添う暮らしができる間取りが人気ですし、小学生になると思い切り遊べる、伸び伸びとした暮らしをコンセプトとした間取りが求められる傾向です。
 
また受験勉強など本格的な学習が始まる思春期の間取りアイデアについては、別記事「【沖縄の注文住宅】思春期の子どもと暮らす家づくりのアイデア」でご紹介していますので、コチラもどうぞ参考にしてください。
 

 
まとめ

子ども世帯に役立つ間取りのアイデア

● 囲炉裏リビング
・広い開口で庭に繋がる
・広い机で多人数に対応できる
・隣接した和室でひと息できる

● あちこちに多目的フロア
・リビングに隣接した和室フロア
・図書室をイメージした多目的フロア
・廊下やキッチン脇に簡易的な作業スペース
・子ども部屋から多目的フロアへ繋がる中庭
・玄関スペースを広く取り、多目的

● 仕切りのない広い住まい
・二階に間仕切りのない兄弟の共有スペース
・後々は子ども達の成長に合わせて間仕切り

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