COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.12.10注文住宅
沖縄でオシャレな平屋の木造住宅☆快適に暮らす5つのポイント
沖縄ではオシャレな平屋の木造住宅が人気ですよね。もともと沖縄では背の低い平屋を建てることによって、毎年訪れる大型台風から家や家族を守ってきた歴史があります。
ただ、それ以上に解放感のある沖縄の土地に平屋の家は、憧れのマイホームとして挙げる方が多いです。またハウスメーカーの建設事例においても、沖縄のオシャレな平屋が掲載されている傾向にあります。
スタイリッシュな外観のものや、開口を大きく取った解放感があるものなど、沖縄の平屋には様々な顔が魅力です。
一般の注文住宅より建築主の「想い」が、より強く出る沖縄の平屋であるからこそ、憧れの住宅となっているのでしょう。
しかし沖縄の平屋には、どうしても空間的な制限も出てきてしまいます。
そこで今回は、沖縄の平屋木造住宅を建てる際、快適に暮らすポイントをいくつかお伝えします。
沖縄でオシャレな平屋の木造住宅☆
快適に暮らす5つのポイント
外クローズド・中オープンで安全に家族が繋がれる空間へ
最近のオシャレな沖縄の平屋コンセプトとして多いのが、外をクローズドな印象に、中に入るとオープンな印象とする手法です。
【 沖縄のオシャレな平屋☆外クローズド・中オープン 】
★ 沖縄のオシャレな平屋の代名詞となりつつある「外クローズド・中オープン」な設計とは、下記のような特徴があります。
・ 外観にはあまり開口部を設けない。
・ スリット窓などの最低限の明り取りをつける。
《 サブ的に多い特徴として 》
・ インナーテラスを設ける。(スリット窓などで外からは見えない。)
・ 四角い家など、外観的にはシンプルな造りが多い。
・ もしくは「コの字型」にして中央にパティオを設ける。(詳しくは後述。)
このような特徴を持つことで、家の外を歩く人々や隣人の目を気にすることなく、開放的でスタイリッシュな外観にします。
【 沖縄のオシャレな平屋☆コの字型で解放的に 】
★ そして、建物全体をロの字やコの字に設計し、中心に向けて開口部を設けることで、建物内に入ればオープンなイメージにするのです。
→ 最近では外観としては一体型で外クローズドな建物ながら、左右に親世帯と子世帯の家を設けた「コの字型」二世帯住宅も増えました。
※ 暮らしは分けてプライベートを保ちながら、中央のパティオでは子どもを遊ばせることができるため、双方の家の窓から子どもの様子を見ることができ、適度な距離感でコミュニケーションを取る暮らしが可能です。
このように、沖縄で人気ながら平屋の心配点である、防犯やプライバシーの確保が両立することが何よりのメリットで、ゆったりと家族が繋がることのできる空間が生まれます。
動線計画が何より大切
沖縄の平屋に住んでいる方が、「良かった!」と実感していることのなかに、必ず家事が楽になった、という声が挙がります。
階段がないから楽なのでは?と思うかもしれません。しかし、そこには沖縄の平屋ならではの考え方があるのも事実です。
特にしっかりと計画してほしいのは家事動線です。
【 沖縄のオシャレな平屋☆水回りの家事導線 】
★ 水回りをまとめることは家づくりの基本ですが、沖縄の平屋の場合は、それに加えて洗濯の動線も考えることがポイントとなります。
→ 洗濯物を干す場所への動線を、できるだけ短くすることで日々のストレスは激減します。洗濯機、炊事場(キッチン)などの水回りは直線で近くに置くことで、かなりの時短が可能です。
※ さらに沖縄の平屋で人気スペースが洗濯を干すスペースになりますが、洗濯機のすぐ近くに設置するととても便利になります。
さらに、晴れた日にも楽に洗濯物を干すことができる家事導線として、すぐに庭に出ることができるような勝手口を設けるとより便利です。
【 沖縄のオシャレな平屋☆勝手口 】
★ キッチンからも勝手口を設けることで、キッチンで出た生ごみをすぐに外に捨てることができます。
→ さらに庭で家庭菜園を楽しみたい方々が多いのですが、勝手口近くにシンクを設けることで、庭で収穫したじゃがいもなどを家に入れる前に洗うことができて便利です。
沖縄の平屋がオシャレであることは大切ですが、ストレスのないことが快適に過ごせる第一歩と考えてプランニングを進めてください。
★家事導線に関しては別記事「沖縄の注文住宅で家庭と仕事の両立☆家事導線がポイント」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
屋根の形を工夫して1.5階という選択肢も
沖縄で建てる平屋には憧れるけど、現実的にはもう少し部屋も欲しい、という方には1.5階建てという選択肢もあります。
「1.5階建て」と言うのはイメージ的には大きなロフト空間で、特に2020年のコロナ禍では、1.5階部分で両親がテレワークを行う書斎スペースを確保するとして、人気が急増しました。
1.5階部分からリビングで遊ぶ子ども達の様子を確認しながら仕事ができるので、特に共働き夫婦の書斎スペースとして需要の高い傾向があります。
【 沖縄のオシャレな平屋☆1.5階 】
★ 三角の切妻屋根や寄棟屋根を計画している場合には難しいですが、片流れ屋根を採用することで1.5階を検討することもできます。
→ スタイリッシュでクローズドなオシャレな外観にピッタリな片流れ屋根は、小さく見えがちな平屋に外観的な大きさをもたらすだけでなく、室内でも高さを確保できて実用的です。
ですから、沖縄の平屋で作業スペースも設けながら平屋空間で解放感を出したい場合には、「流れ屋根+1.5階」でプランニングをすることで、もう少し空間が広がります。
沖縄の平屋は通風環境が良いこともメリットのひとつですが、1.5階部分は空気がこもりやすくなりがちなので、1.5階部分の天井や上部に吹き抜けをイメージした天窓(窓)を設置するプランニングも人気です。
敢えて梁・柱を出す
これは木造平屋建てだけができる手法ではありますが、あえて天井の梁や柱をむき出しにするという手もあります。
【 沖縄のオシャレな平屋☆梁や柱 】
★ そうすることによって縦への空間の広がりがとても広がり、開放感のあるオシャレな沖縄らしい平屋の演出が完成です。
→ また、木のぬくもりを感じることができるので古民家のような落ち着いた空間になることでしょう。
天井をオープンにすることで建物上部に窓を設置することができ、風の通り道を作ることができることもメリットです。
風と木を感じることのできるオシャレな空間を演出することができるでしょう。
できるだけ低く・統一したコーディネートを
沖縄の平屋は空間的な余裕を生み出すことが難しいため、できるだけ広く見える工夫が必要になってきます。
また、沖縄の平屋住宅は多くの場合部屋と部屋が直接つながっており、建物全体の一体感が出やすいという特徴を賢く活用してください。
【 沖縄のオシャレな平屋☆統一感 】
★ そこで役に立つのが高さの低い家具と、統一感のあるコーディネートです。高さの低い家具は空間的な広さを生み出すことができます。
→ また、家全体のコーディネートカラーを統一することで、全体がオシャレな印象になりますし、部屋間の仕切りを超えた広がりを演出することができますので、検討してみてはいかがでしょうか。
視覚的な広がりがあることで快適に過ごすことができるでしょう。
いかがでしたでしょうか、今回は人気が高い沖縄の平屋で、オシャレな空間を保ちながらも、快適さや便利さを兼ね備えたプランニングポイントをお伝えしました。
人気が高い沖縄の平屋住宅ですが、コスト面でも二階建てや三階建てよりも抑えやすい点も人気が高い秘密です。
けれども、沖縄の平屋で外観や素材にこだわり過ぎると、コスト面も割高になるので注意をしてください。例えば、沖縄で人気の平屋には漆喰の壁や赤瓦の屋根がありますが、このような資材はかなり高くなります。
沖縄でオシャレな平屋住宅を建築するのであれば、このようなコスト面はもちろん、意匠だけでなく快適に暮らすことのできるように設計するのも大切です。
最初に資金計画を明確にして業者にイメージを相談しながら、沖縄で平屋に住む先輩に意見を聞いてプランニングを進めることで、快適でオシャレな沖縄平屋住宅も実現するのではないでしょうか。
まとめ
沖縄で快適平屋ライフを送る5つのポイント
・外は隠して中をオープンに
・平屋ならではの家事動線を考える
・部屋を増やす1.5階という考え方
・木造の力を活かして木の温かみを
・インテリアは統一する
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