沖縄の注文住宅では、ヴィンテージ感溢れるアメリカの倉庫や工場を思わせる「インダストリアルスタイル」の内装も人気がありますよね。
 
特に沖縄の注文住宅のなかでも、アメリカ西海岸を思わせる中部エリアでローコスト住宅を建てる事例で、ニーズが高い傾向です。
 
これは、コストを抑えるために凸凹を押さえた、天井が高く無機質な箱型の設計に、インダストリアルスタイルがバッチリはまることも、背景のひとつではないでしょうか。しかも趣味の空間をオシャレに演出してくれるため、一石二鳥です。
 
今回は、沖縄の注文住宅のなかでもローコスト住宅で注目される、インダストリアルスタイルを演出するポイントをお伝えします。どうぞ参考にしてください。
 

【沖縄の注文住宅】ローコスト住宅で注目☆
インダストリアルスタイル

 

 

沖縄注文住宅でインダストリアルを演出するポイント

コストを抑えた沖縄の注文住宅でニーズが高い「インダストリアルスタイル」は、ヴィンテージ感のある昔ながらのアメリカ倉庫や、無機質な工場をイメージさせる、辛口なインテリアスタイルです。
 
コンクリートの打ちっぱなしや広い土間空間の他、沖縄で注文住宅プランニングから目指すインダストリアルスタイルでは、敢えてのむき出しの配管、ビスやリベットをそのまま見せたような、「無骨」「ハード」「辛口」がキーワードです。
 

 

沖縄の注文住宅では「土間リビング」と言われる、靴で出入りできる土間のリビングや、ガレージをアレンジしたスペースも見受けますが、靴を脱いで入る空間では、ヘリンボーンの床材もインダストリアルスタイルと相性が良く、深みが増して人気傾向です。
 

 

インダストリアルとブルックリンの違い

沖縄注文住宅では、インダストリアルスタイルとブルックリンスタイルを混合することも多いですが、ハード感・辛口感は同じであるものの、ブルックリンはマンハッタンの若いアーテイストが発端のカルチャーとなります。
 
そのため、同じように無骨なスチール使いなどはありますが、より洗練・アレンジされたインテリアが目立ちます。例えばスチール棚でもインダストリアルスタイルではむき出しのスチール感がありますし、ブルックリンスタイルでは黒塗りも多い傾向です。
 

 

沖縄の注文住宅では、ブルックリンスタイルはより都会的なローコスト住宅で好まれる傾向があり、一方のインダストリアルスタイルは、バイクや車好きな人々がガレージハウスを設けてアレンジするなど、より生活や趣味に根付いた嗜好傾向です。
 

 

インダストリアルを演出する素材

そのため、インダストリアルスタイルは選んだ家具素材をアレンジせず、工場の什器などを粗削りのまま、自然素材をクールに楽しみます。
 
事例のひとつには、店舗倉庫などで使う「メタルシステム」（イタリア製）を天井の広い空間に持ち込んだ収納スペースなどもありました。
 

 

イメージとしては「土足で歩けそう」なレイアウトです。そのためフローリングであっても使い込まれたようなラフな仕上がり、モルタルなども似合います。
 

 

同じ自然由来でもナチュラルスタイルやボヘミアンスタイルのような、丁寧な仕上げ感や手作り感（クラフト感）は、必要ありません。
 
沖縄の注文住宅では中部エリアにある、アメリカンヴィンテージ家具ショップなどとも相性の良いスタイルです。
 

 

インダストリアルを演出する色やフォルム

インダストリアルスタイルを演出するフォルムのキーワードは、無骨で機能的、ラフだが骨太です。重量感がある、重心が低いものを選ぶと、クオリティーもアップします。
 
こちらもブルックリンスタイルとの違いを意識して選んでください。ブルックリンスタイルの場合「骨太」ではあるものの、フォルムのキーワードは「シンプル」です。
 
シンプルながらデザインされた、人工的なフォルムのインテリアが、経年劣化により角が取れ、擦れたりヴィンテージ感が出るこなれたイメージがあります。
 
系統で言えば、ブルックリンスタイルは「ミッドセンチュリースタイル」にも近いが、インダストリアルでビビットなカラーを取り込むと、「ヴィンテージアメリカン」です。
 

 

インダストリアルスタイルを演出した沖縄注文住宅の場合、最初に照明プランニングを取り入れても良いかもしれません。
 
コチラもひと昔前にアメリカの工場で扱われたような、アイアン・スチールの傘はダイナミックで、反射の少ない、ブラックやサテン仕上げ、アメリカンヴィンテージ家具ショップにあるような、サビ感のある照明も似合います。
 
また、ポイントポイントで裸電球をおしゃれに吊り下げてもオシャレです。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅でインダストリアルスタイルを演出するポイントをいくつかお伝えしました。
 
沖縄の注文住宅でインダストリアルスタイルを目指す例では、特に広いガレージスペースを設けて、趣味空間を作り上げたい人々に多い傾向です。好きな車やバイクなどの修理もしながら、ロフトを設けてパーツを作ったりと、趣味を楽しむ男性に人気があります。
 
打ちっぱなしのコンクリート壁に工具を掛けて、ワークスペースを設けたり、反対にガレージのロフト部分にソファーを置いて、一人だけのリラックススペースを作り上げるプランも人気です。
 

 
まとめ

インダストリアルスタイルを演出するポイント

・業務用の什器・工場・倉庫
・無機質な経年劣化
・無骨なむき出し
・ブルックリンスタイルの方がデザイン的
・無垢材や自然素材
・硬さや重厚感のある無機質素材
・ゴツゴツ感、ザラザラ感
・コンクリートやスチールの色、経年劣化の色
・重厚感、重心が下へ、線ではなく面（什器など）
・アイアン・スチール、サビ感のある照明
・裸電球