COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.08.28注文住宅
コロナ禍の沖縄でニーズ急増!アウターリビングの魅力とは
コロナ禍の沖縄で注目される「アウターリビング」は、屋外に広いスペースを設け、室内から屋外へと続くような空間を演出するスタイルです。解放感があり、ステイホームのストレスも軽減できそうですよね。
沖縄ではブラインドなどの目隠しを利用することで、プライバシーとの両立を計るタイプが人気で、今までの庭へ続く1階のアウターリビング以上に、2階層に取り入れる家庭が増えました。
今回は、「ステイホーム子育てストレスが大幅に軽減する!」と、リフォーム案件も増えた、コロナ禍の沖縄でニーズ急上昇のアウターリビング、その魅力と取り入れるポイントをお伝えします。
コロナ禍の沖縄でニーズ急増!
アウターリビングの魅力とは
「アウターリビング」とは
コロナ以前、雨の日に子どもの遊ぶスペースとして人気が出たスタイルに、「インナーテラス」がありました。
「インナーテラス」は「インナー(内側)」+「テラス」ですから、室内にテラススペースを設けたスタイルで、窓は全面に広く開放的に設けたタイプが多いのが特徴です。
一方、コロナ以後沖縄で注目される「アウターリビング」は、似ているようで少し違います。
【 コロナ禍の沖縄で人気の「アウターリビング」とは 】
★ 「アウターリビング」は、「アウター(外側)」+「リビング」なので、ベランダ(バルコニー)をアレンジして、リビングにしてしまう発想です。
→ 子どもを庭で遊ばせながら、大人はアウターリビングでカフェタイムを楽しむこともできるため、公園遊びが難しい家庭で注目されるようになりました。
「アウターリビング」は外でありながら雨除けのひさしを伸ばして、濡れないように設計するなど、インナーテラスとの境界が難しいと感じる方も多いです。
設計士や状況によって、同じような空間を「インナーテラス」と呼ぶこともあれば、「アウターリビング」とする例もあります。
単純に「アウターリビング」は外スペース・「インナーテラス」は内スペース、と考えてプランニングを進めて問題ありません。
アウターリビングの魅力とその理由
コロナ禍の沖縄で注目されたアウターリビングですが、例えコロナ禍でなくとも、沖縄の家にアウターリビングを取り入れた時の解放感は格別です。
郊外の自然や海が近いエリアでは、そのまま外までリビングが広がるような錯覚も覚えます。
ウッドデッキやテラスも、充分な広さがあり、そこにリビングを用意することで「アウターリビング」にはなりますが、コロナ禍の今、沖縄で人気のアウターリビングには特徴があります。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆特徴 】
★ 近年のアウターリビングでは、できるだけリビングの床と似た色や素材を使い、高さを合わせる点が特徴です。
→ リビングからそのまま外まで広がるような空間になり、解放感が出ます。
室内からアウターリビングへ続く窓は、全面窓や大きな窓を利用する家庭が多いです。窓を広くすることで、室内から外へ続くような錯覚が生まれます。
コロナ禍の沖縄でアウターリビングに注目が集まる理由には、この他にもいくつかのメリットがあるからです。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆メリット 】
① 公園が閉鎖時の子どもの遊び場として
… 庭に遊具を設けて遊ばせながら、大人がアウターリビングでお茶を楽しむこともできます。また、ひさしを広く取ることで、雨天時にも子どものミニ遊び場にできる点も便利です。
② リモートワークのワンスペースとして
… リモートワークが進む職場環境では、より能率の良い仕事のために「場所を変える」提案が出ています。アウターリビングはカフェのテラス席のようにアレンジできるので、リラックス空間として便利です。
コロナ以前の沖縄で、アウターリビングは「より家を広く見せる」メリットが注目されていましたが、コロナ禍の沖縄で、アウターリビングの実用性(外で自由に遊ぶことができる、仕事ができる)が見直されています。
アウターリビングに仕上げるポイント
コロナ禍の沖縄ではアウターリビングの実用性が何よりも重宝されるものの、「リビングがひときわ広く感じる」解放感は欲しいですよね。
そのためには、いくつかのポイントがあります。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆ポイント 】
① 室内と屋外の床の高さを同じくする。(室内の床材と屋外の床材を色や素材まで極力合わせる。)
② 出入口はできるだけ床から天井までのサッシや窓を利用する。(境界が透明になる。)
③ 室内から屋外へ続く境界線の溝を、極力薄く取ることで、一つの部屋のような繋がりが生まれます。
…出入口は全面窓のアウターリビングが多いですが、この他にも左右の壁にしまい込むことができるような引き戸を利用すると、晴れた時に解放感のあるアウターリビングと庭を望むことができます。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆雨への配慮 】
★ 屋外と室内への段差や溝を薄くすることで、開放的な外まで続くアウターリビングが仕上がりますが、雨天時の吹上げや水はけへの配慮をしなければなりません。
プライバシーを守る
最近では1階の庭へ続く広い縁側のようなスタイルよりも、コロナ禍の沖縄で人気のアウターリビングと言えば、囲いを設けた2階ベランダなどが多いです。
1階だと壁を設けても人目に付きやすい一方、2階に囲いを設けたアウターリビングは人目を気にせず、リラックス空間が仕上がります。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆プライバシー 】
★ ブラインドの他、屋根にはシェードを設けることで、程よく、真夏の厳しい直射日光を避けることが可能です。シェードであれば、冬場には開けるなど調整も効きやすくなります。
外からは見えないように壁や囲い、ブラインドで目隠しをする一方で、二世帯住宅では家と家の合間にパティオを設け、このスペースをアウターリビングにするスタイルが人気です。
子どもを中央のアウターリビングで遊ばせていると、双方の世帯から子どもの様子を伺うことができます。
アウターリビングへの声
コロナ以前から沖縄ではアウターリビング人気が高かったものの、近年では分譲マンションのベランダをアウターリビング化するなど、さらに需要が高まっていることは確かです。
ただ台風も多い沖縄では、「結局利用しないのでは?」と考える家庭も少なくありません。では実際にアウターリビングを取り入れた家庭での感想は、どのようなものがあるでしょうか。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆感想 】
・ 夏は人目を気にせずに、気軽にバーベキューを楽しむことができて便利だった。
・ 大きなビニールプールを用意したので、コロナ禍でも子ども達が飽きることがなかった。
・ ビニールプールやガーデニングを楽しんでいる。当初はウッドデッキを予定していたものの、タイルへ変更したため、掃除がしやすくて良かった。
・ 休みの日にはアウターリビングでモーニングやランチを食べている。来客時もお客様を通すと喜んでくれる。
・ カフェ風にレイアウトして、ティータイムを楽しむと、優雅な気分になりリラックスできる。
…などなどの声がありました。日ごろ利用していないとしても、そもそも目線が外まで広がるだけで解放感があるので、満足感を感じる声が多いです。
一方で台風やスコールの多い沖縄では、ウッドデッキなど木材のアウターリビングよりは、タイルの床材を選んだ家庭の方が満足度が高い傾向がありました。
いかがでしたでしょうか、今回はコロナ禍の沖縄で注目されるアウターリビングの魅力と、取り入れる際のポイントをいくつかお伝えしました。
2階層などのベランダやテラスで取り入れるアウターリビングであれば、那覇市内など交通が混雑するエリアでも、街の騒がしさから離れたリラックス空間を作り出すことも、難しくはありません。
また最近では、近年女性に人気が高いヨガを行うエリアとしても重宝されています。毎朝朝陽を浴びながら、人目に付くことなく、思い切りヨガや瞑想ができる、と言うことで、特に女性に人気のスタイルです。
重なる部分もありますが、設計時のポイントは別記事「コロナ禍の沖縄で人気!アウターリビングを入れるポイント」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
アウターリビングの魅力
・屋外にリビング空間を造る「アウターリビング」
・室内から広がる設計で解放感を感じる
・ステイホームで子ども達の遊び場になる
・オープンカフェのようなリラックス空間ができる
・リモートワークのスペースとしても利用できる
・室内と続くよう、高さや床材を工夫する
・雨天時の対策まで配慮する
・雨の多い沖縄では、タイルの床材が便利で人気
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