COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.09.28注文住宅
沖縄の注文住宅で家庭と仕事の両立☆家事導線がポイント
コロナ禍の沖縄では注文住宅プランで「家庭と仕事の両立」が大きなテーマになりました。
テレワークの普及により、新築プランニングではなくても、DIYやリフォームで家庭と両立できる書斎スペースを検討する方が増えていますよね。また、テレワークをきっかけに個人で起業し、自宅に仕事場や打ち合わせスペースを求める人も増えました。
これからの沖縄注文住宅は、家庭と仕事の両立ができる間取りが、よりテーマになってきます。そこで今回は、沖縄の注文住宅で家庭と仕事の両立ができる間取りのポイント、「家事導線」についてお伝えします。
沖縄の注文住宅で家庭と仕事の両立☆
家事導線がポイント
家事導線よりも優先させたいポイント
テレワークが普及し、フリーランスや個人事業者も増えた昨今では、家庭と仕事の両立は優先順位が最も高い項目ですが、例え家事導線として良くても、家のメンテナンスや管理面から、より優先させたいポイントがあります。
【 沖縄の注文住宅☆家事導線 】
☆ 水回りの造りに無理があると、劣化も早くなる
① キッチン・浴室・洗面などの水回りは下の階が便利 … 築年数が長くなると設備の劣化はもちろん、配管なども劣化していきます。
・ 例えば、2階フロアにお風呂を設置して30年経ち、配管から水漏れが起きた後、1階部分まで水が浸透してしまったケースです。
→ 特に木造住宅では骨組みが一度水に触れてしまうと腐食が進む可能性が高いです。結局すべて取り換えが必要になり、建て直しになってしまいました。
特に沖縄はシロアリ被害の多い地域ですので、腐食が進むとシロアリが家を巣くうことにもなり兼ねません。
沖縄は近年地価も高くなっていたので、狭い敷地も増えました。二階建て・三階建ての家庭では、玄関スペースを取らない上の階に、家事導線として効率の良いキッチン・浴室・洗面を設ける家も見受けます。
ただ、もしも水漏れが起きて1階部分まで浸透してしまうと、リフォームでも数百万は掛かります。今回の事例のように建て直しにまで発展した場合には、掛かるコストは何千万単位です。
木造戸建て住宅の耐用年数は50年、沖縄注文住宅のなかにはヴィンテージ住宅もあるほどですので、「もったいない」のではないでしょうか。
住み替えを検討するにしても、腐食が進んだ建物はもちろん売却は難しく、土地価格のみの売買契約にもなり兼ねません。
【 沖縄の注文住宅☆洗濯と洗い場 】
☆ 洗濯物を干す時に、洗い場は近いほうが良いという意見は多いです。
→ ただこれも水回りに変わりはありません。どうしてもという場合には、ベランダに水栓をつくり設置する方法はいかがでしょうか。
ルーフバルコニーで屋根付きがだと雨にも濡れませんし、四方に窓ガラスなどを設けることでインナーテラス・室内ランドリースペースのような空間にも仕上がります。
リビングや仕事場の間取り設定に関して
沖縄注文住宅プランニングでは、リビングの間取りはまず方角を決めてから設計を進めるパターンが多いです。
仕事と家庭の両立を計る間取りと考えると、家事導線脇にワークスペース(仕事場)を設け、家族の様子を目で確認できるよう、リビング周辺に置くケースが増えています。
そのため家庭と仕事の両立を計る家では、まずリビングを決めることは重要です。
【 沖縄の注文住宅☆リビングを決める 】
☆ 太陽は東側から西側へ移動します。この流れからリビングの位置を設定する家庭が多いのではないでしょうか。テレワークが進む今、心身の健康の観点から見ても、日光を感じるリビングは重要要素です。
→ そのため部屋に日光を入れる南側リビングがベストです。ですので、土地選びにおいても南側道路に接面しているのが理想的でと言えます。
では、このリビングを軸にワークスペース(仕事場)を決める過程です。子育て真っただ中の家庭(若しくはこれから子どもが産まれる家庭)では、このリビング脇に引き戸のワークスペースを設けるプランが人気でした。
引き戸を適度に開けながら、目視で家族の様子を見て仕事ができるスペースは、就学未満のご両親のテレワークに強い味方です。
【 沖縄の注文住宅☆家庭と切り離す場合 】
☆ 一方、ワークスペース(仕事場)を家庭と切り離すには、玄関から入ってからリビングと仕事場へいく部屋の両方の入り口を設置する方が多いです。
→ 入り口を別々に設けることで、家庭に用事があるお客様・仕事場に用事があるお客様、それぞれに見合った対応ができるとともに、家族と顔合わせない動線を理想として仕事と家庭を分けることができます。
テレワークなどにより、クライアントとの商談・打ち合わせが多い場合には、割り切って別々のスペースパターンが良いかもしれません。
家庭と仕事を両立する質問
沖縄注文住宅の家事導線を意識した間取り設計ばかりではなく、新型コロナ感染拡大を受けて、慌ててリフォームを検討する家庭も多いです。
このようなリフォームも含めた、家事導線にまつわる相談や質問は、数多くありますので下記に記します。ひとつの参考としてご参照ください。
【 沖縄の注文住宅☆プランニング時に多い相談 】
☆ 家事導線を意識した間取りプランニングでは、下記のような相談や質問が多いです。
① 2世帯住宅のようにして、家の入口を分けたい … これは前述した、仕事場と家庭を完全に分け、それぞれのお客様が交わらない間取りです。
〇メリット … 仕事場と家庭を分断できる。
●デメリット … 売却を考えたときに買い手が少ない。
② 屋根裏を仕事場にしたい … 特に男性に多い希望です。屋根裏は隠れ家スペースのような趣があり、子ども部屋としても人気があります。
〇メリット … 仕事場が独立した隠れ家のようです。
●デメリット … クライアントとの打ち合わせは難しい・日光が入らない立地もあります。
③ 地下室をつくりたい … 住宅エリアによっては三階建ての家を建てることができないことがあります。特に地価が高くて敷地が狭い事例において、地下室のワークスペースを検討する声が多いので、参考にしてみてください。
〇メリット … 予算的にあえばつくれます。天災の時に簡単なシェルターとしても使うことができます。。
●デメリット … 相場700万円~と、金額的に高い点は最初から意識してください。
さらに地下室は特に沖縄は湿気が籠りやすく、通風環境も整わない、窓を設置できないことまでイメージして決めた法が安心です。第1項でお伝えしたような水回りも湿気の多い沖縄で地下室に設ける場合、長持ちするためには定期的なメンテナンスが不可欠です。
いかがでしたでしょうか、今回は新型コロナ感染拡大を受けてテレワークが進む沖縄の注文住宅で、家庭と仕事を両立する間取りについてお伝えしました。
これから、家庭と仕事を両立する沖縄の注文住宅建てようと考えているなら、まずは理想を把握し調整していくプランニングの流れがあります。
また仕事場とは別に、時短を意識した家事導線の基本は水回りをひとつのエリアにまとめること、家事をする人が家じゅうをぐるっと回ることができる「回遊型」の家事導線を意識した間取りを取り込むことがポイントです。
詳しくは別記事「沖縄で建てる注文住宅プラン☆快適に暮らす動線計画」や「沖縄の注文住宅☆動線で家族が笑顔になる5つのポイント」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
テレワーク時代に在宅ワークと家庭を両立する間取り
・便利であっても水回りは基本1階だと、水漏れも安心
・ストレスレスな生活をイメージして導線計画を立てる
・まずは方角を意識してリビングを設ける
・リビングを基本に導線を意識し脇にワークスペース
・以上↑の方法は、就学前の子どもを持つ両親に便利
・家庭とワークスペースの入り口を別々にして切り離した間取り
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