COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.11.16注文住宅
沖縄の木造注文住宅で出る補助金☆地域型住宅グリーン化事業補助金
沖縄では最近、木造の注文住宅が増えてきましたよね。そこで注目したい補助金制度が、「地域型住宅グリーン化事業」です。
この補助金制度は、木造住宅の推進や環境負荷の低減を目指すために作られた事業で、この事業により、耐久性の高い木造住宅や、省エネ性能の優れた住宅を建設する際は補助金をもらえる可能性があります。
一生に一度の買い物と言われる高額な家を建てるのであれば、少しでも補助金制度を活用して、負担を軽減したいですよね。
そこで今回は、沖縄で木造の注文住宅を建てるなら意識しておきたい、「地域型住宅グリーン化事業」について、どのような木造住宅が概要するのか…、対象の住宅や補助金の額まで徹底解説していきます。
沖縄の木造注文住宅で出る補助金②
地域型住宅グリーン化事業補助金
地域型住宅グリーン化事業補助金とは
沖縄で木造注文住宅を建てるなら、プランニング当初から意識しておきたい、「地域型住宅グリーン化事業補助金」制度とは、耐久性に優れた「長期優良住宅」や省エネルギー性能に優れた「低炭素住宅」を建てる際にもらえる補助金のことです。
【 沖縄の木造注文住宅☆地域型住宅グリーン化事業補助金とは 】
★ 政府は下記のような住宅を建設する中小工務店を通して、原木の供給から設計、施工に当たるまで一連の業者を支援します。
・ 耐久性に優れた長期優良住宅
・ 省エネルギー性能に優れた低酸素住宅
…このような木造住宅を建築する際、建築関係全体が恩恵を受けられる制度です。(対象となる住宅についての詳細は後述します。)
したがって、補助金の申請には政府の認めた中小住宅会社を通す必要があるので注意をしてください。
対象の住宅と補助金の額は?
地域型住宅グリーン化事業補助金の対象となる住宅は、主に次の4つです。
ですから、地域型住宅グリーン化事業補助金制度を利用して、沖縄で木造注文住宅を建てるのであれば、政府の認めた中小住宅会社へ依頼をして、下記の4つ、いずれかの要件を満たした家を立てなければなりません。
【 沖縄の木造注文住宅☆対象住宅と補助金額 】
① 長期優良住宅
… 長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用することのできる構造や設備を有した住宅のことです。
※ この住宅には最大で110万円の補助金が支給されます。
② 低炭素住宅
… 低炭素建築物新築等計画の認定制度で認められた住宅のことです。一次エネルギーの消費量が少ないことや、省エネ基準と同程度の断熱性能などが必要になります。
※ この住宅は最大で140万円の補助金がもらえます。
③ ゼロエネルギー住宅
… ゼロエネルギー住宅とは、断熱性能を大幅に向上させるとともに再生可能エネルギーを導入することで、一次エネルギー消費量の収支0を目指した住宅のことです。
※ この住宅はZEH(ゼッチ)とも呼ばれ、最大で140万円の補助金がもらえます。
④ 省エネ改良住宅
… 省エネ改良住宅とは、改修して省エネ性能を高めた住宅のことです。
※ 建築物エネルギー消費性能基準に相当する性能を有していることなどが基準で、定額50万円の補助金が支給されます。
ここで、沖縄で木造注文住宅を建てるのであれば、新築になりますよね。
最後の「省エネ改良住宅」において、さらに新築の場合は、地域材を使用することで20万円、三世帯同居対応住宅では30万円の追加の補助金を上記の補助金に加えて受け取ることができます。
ただし、各住宅の補助金の上限は目安であり、施工業者の過去の補助金活用実績に応じても変動することがあるので注意をしてください。
沖縄で木造の注文住宅が人気の理由
近年沖縄では木造注文住宅の建設が進んでいます。
台風県で高温多湿の沖縄では、台風被害はもちろんシロアリ被害もひどいので、「シロアリは木しか食べない」として、戦後から暫くはコンクリート造りの家が…、その後は鉄筋コンクリート造りの家に人気がありました。
けれども、沖縄の木造注文住宅も技術の進化により、シロアリ対策が徹底し、耐震性・耐火性にも優れた家が実現しています。
【 沖縄で木造注文住宅☆木造人気 】
★ 木材ならではの通気性の良さを活用した通風環境の良い設計と、シロアリ対策、耐火性の高い技術による丈夫な家を実現しながら、木造住宅は鉄筋コンクリート造りよりも格段に安い価格帯でマイホーム建築が可能です。
→ 鉄筋コンクリートは専用の「型」にコンクリートを流し込む必要があるので、この工程がひとつ増えます。
「型」を作り費用はもちろんのこと、建築工程が増えて日数も長くなることで、大工さんの人件費など、もろもろの費用が増し増しになるため、価格差は顕著です。
近年では建て売りの鉄筋コンクリート住宅も見受けられますが、この場合には「型」が統一しているので、コストを抑えることができる分、皆同じ体裁になります。
一方で、沖縄で建てる木造注文住宅になると、より自由な設計ができるので、正に「自分達だけの」マイホームが、より安い価格帯で建てることができる点が魅力です。
このように、ひと昔前まで高温多湿の沖縄では、木造住宅は通風環境も良くて住みやすい一方、耐火性やシロアリ対策が不安視され、避けられる傾向にありましたが、この不安が技術の進歩により、一気に払拭されたのです。
【 沖縄で木造注文住宅☆技術の進化 】
★ 沖縄の木造注文住宅の技術進化について、詳しくは別記事「実は沖縄も木造住宅が多い?人気が集まる5つの理由」などをご参照ください。
地域型住宅グリーン化事業補助金の申請方法とは
沖縄で木造注文住宅を建て、「地域型住宅グリーン化事業補助金」制度を活用したいのであれば、その申請は建設する住宅会社を通して行うことになります。
しかし、どんな住宅会社でもいいわけではありません。
この給付金を受けられるのは、あらかじめ国の採択を受けた事業者のグループのみであり、それ以外の業者を自分で選んでしまっても補助金はもらえません。
【 沖縄で木造注文住宅☆認定業者 】
★ 国の採択を受けたグループは以下のサイトの「採択の結果」をご確認ください。地域型住宅グリーン化事業( http://chiiki-grn.jp/ )
→ 地域別で確認できるので、住宅を注文する際はこちらに記載のある事業者を選ぶことで、沖縄で木造注文住宅を建てる際にも、この補助金制度を申請できます。
事業者グループが提案を申請し、国に採択されて着工が始まると、補助金申請者は交付申請を行うことができる流れです。
この申請書類と工事の完了、実績報告をもって、補助金の支給とその額が決定されます。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で建てる木造の注文住宅で活用できる可能性のある、「地域型住宅グリーン化事業給付金」制度についてお伝えしました。
沖縄では木造であっても注文住宅を建てる際に、なにかとお金がかかってしまいますが、こちらの制度をうまく利用して家計の負担を減らしてみてはいかがでしょうか。
沖縄では今、木造の注文住宅に注目が集まっていますが、せっかくなら一度、「地域型住宅グリーン化事業給付金」制度が利用できないかどうかを考慮しながら、プランニングをしてみても良いのかもしれません。
まとめ
地域型住宅グリーン化事業給付金とは
・環境にやさしい住宅を建てる時にもらえる給付金
・給付金額は対象となる住宅によって変わる
・申請方法は国に採択されたグループを選んで交付申請
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