COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.03.28注文住宅
60代から沖縄で家を建てる資金計画☆リバースモーゲージ
60代が沖縄で家を建てる資金計画では、定年退職や健康リスクなど、20代・30代と比べるとさまざまなリスクがあるために、貯蓄や状況によってはギャンブルにもなり得ます。けれども、誰もができるだけリスクなく、より安心して新居を購入したいですよね。
50代以上の沖縄で家を建てる資金計画では、20代・30代に結婚や第一子の誕生をきっかけに、ファミリー向けのマイホームを購入したものの、時が経ち子ども達も独立したことで、夫婦2人暮らしのDINKS家庭に見合った、コンパクトな家を建てたい相談が多い傾向にあります。
「身の丈に合わせてのんびりと暮らしたい」との思いで、沖縄で家を建てる資金計画を進めるのであれば、細々とでもムリのない計画で自由なお金は手元に温存しておくと安心です。
そこで今回は60歳以上から利用できる、住まいを担保にして、生きている間は利息のみの返済となる、「リバースモーゲージ」についてお伝えします。シニア世代の住宅ローン計画にどうぞ参考にしてください。
60代から沖縄で家を建てる資金計画☆
リバースモーゲージ
「リバースモーゲージ」とは
リバースモーゲージとは、定年退職を迎えた60歳以上のシニア世代が利用できる、今住んでいる住まいを担保にした融資です。
リバースモーゲージの特徴は、担保にした家を借り主が亡くなった後に売却して、ローン残高を一括返済する点ではないでしょうか。
取り扱う民間金融機関によって内容は異なりますが、家の売却によって借り入れを一括返済するために、多くのリバースモーゲージ商品で、子どもや孫への相続はできないものの、借り主亡き後に残された妻や夫が、そのまま住み続けることは可能です。
【 60代から沖縄で家を建てる資金計画☆リバースモーゲージとは 】
● リバースモーゲージは(2021年現在)最も一般的な定年退職の年齢となる60歳以上(※)から利用できる、今住んでいる住まいを担保とした融資や住宅ローンです。
→ 年金生活となる定年退職以降の住宅ローン(融資)となりますが、担保にした住居を借り主が死去後に売却し、そのお金で一括返済をするために、生きている間は借りた分の金利のみを支払うだけでOKです。
子や孫への相続は難しいものの、生きている間は利息のみを支払うだけで良いために、その分ゆとりのある老後暮らしができたり、不測の事態に備えた老後資金を積み立てることが可能です。
(※)一般的には定年退職年齢となる60歳以上から利用ができる商品が多いですが、なかには50代から契約できる商品も見受けます。
リバースモーゲージのリスク
このように50代以上から沖縄で家を建てる資金計画では、何かと助かる、メリットの多いリバースモーゲージですが、デメリットもいくつかあります。
シニア世代に沖縄で家を建てる資金計画であれば、年金生活となり働き続けても職場も限られることから、リスクヘッジが難しい状況が多いので、利用する前によくよく理解して検証してから契約すると、より安心です。
【 60代から沖縄で家を建てる資金計画①変動金利が多い 】
① 変動金利型のローンが一般的
→ 住宅ローンをはじめとした融資は、契約時の金利が一定期間固定される「固定金利型」と、その時々の経済動向が反映される「変動金利型」があります。一般的には返済計画が立てやすい固定金利型を好みますが、リバースモーゲージ商品の多くが変動金利型です。
● 変動金利ですから金利上昇のリスクがあります。リバースモーゲージの場合は利息のみの返済ですが、その利息が高くなる可能性は否めません。
そして、利息のみを支払うことで、融資を受けることができるために負担の少ないリバースモーゲージですが、利息の支払いが滞った時には、家を売却しなければなりません。
【 60代から沖縄で家を建てる資金計画②不動産価値の推移 】
② 不動産価値の推移
→ リバースモーゲージでは契約時の不動産価値から融資額が決まりますが、「借り主が亡くなるまで返済を続ける」商品ですから、その期間で不動産価値は推移します。
● そのため多くの民間金融機関では、定期的に金利の見直しとともに、不動産価値の見直しも行い、もしも不動産価値が下がった場合には、繰り上げ返済を求められるので、注意をしてください。
…定年退職後の暮らしでは、健康リスクなどに備える老後資金も重要ですが、リバースモーゲージを視野に入れた、沖縄で家を建てる資金計画を進める場合には、加えてこのような、不動産価値の推移による繰り上げ返済や、金利上昇リスクにも対応できる貯蓄ができるとより安心です。
【 60代から沖縄で家を建てる資金計画③借り主の長寿化 】
③ 借り主の長寿化
→ リバースモーゲージは担保にした不動産価値によって融資額が決まります。そのため不謹慎ではありますが、借り主が長生きをすることで借り入れた金額を消化してしまうことにもなり兼ねません。
60代から沖縄で家を建てる資金計画は、リバースモーゲージの出現によって、より一般層まで実現可能になりましたが、このように不測の事態に備えるためには、ある程度の貯蓄がある家庭に向いています。
20代・30代の若い世代が沖縄で家を建てる資金計画では、少しでも早く返済をしてしまうために、多少ムリをしてでも頭金を高く設定したり、繰り上げ返済をしても問題はないのですが、年金生活が前提となる60代からの資金計画は違います。
あくまでも「返済の継続が可能かどうか」を基準に考えるため、貯蓄があっても敢えて頭金を用意せず、フルローンで借り入れをするケースが多いです。
60歳以上が自己破産を避けるには
60歳以上が沖縄で家を建てる資金計画では、健康リスクや就職先や収入も減ってくる家庭が一般的ですので、このようなリスクに備えて、何よりも自己破産を避ける計画がポイントです。
そしてこれは、まだ安定した収入が当面の間見込むことができる、現役時代から進めるに越したことはありません。…では、どのような事柄に留意したら良いでしょうか。
【 60代が沖縄で家を建てる安全な資金計画の確認事項 】
★ 定年退職後の暮らしを現実的に見つめるためには、具体的な数字を出して今の家計とどのように変化があるのか、確認を進める方法があります。そのためには、下記のような項目を具体的な数字にして並べてください。
・年金支給額 → 50代になると「ねんきん定期便」が届くので、ここで確認できます。
・退職金 → 総務人事で確認をすると、今勤めている会社の退職金制度が分かるはずです。そこから計算方法を調べて算出してください。
・借り入れ返済の定年退職時の残高 → 住宅ローンなどを返済している場合には、定年退職を迎えた時点での残高を一度確認してください。
定年退職時のローン残高は、60代以上から沖縄で家を建てる資金計画では重要ですが、今ではインターネットサイトなどでも、借入額と借入年など必要事項を記入するだけで、定年退職時のローン残高を算出できるシュミレーションサイトがあります。
このようなシュミレーションサイトを充分に活用してください。
いかがでしたでしょうか、今回は60歳から沖縄で家を建てる資金計画を進めるに当たり、より安全なポイントと注意点をお伝えしました。
まずは自由に利用できる老後資金を確保することが最優先事項ですが、そのためには本文中でお伝えした内容の他にも、定年前により条件の良い住宅ローンの借り換えを検討を進めると、より安心です。
そして60代から沖縄で家を建てる資金計画を進めるのであれば、リバースモーゲージは利息のみの返済とは言え、やはり定年退職後も働き続けることを前提に、現在の職場でも違う職場でも、定年退職後の働き口を確保しておくことも一緒に進めてみてはいかがでしょうか。
また、収入に安定性のある現役時代は何かと固定費も膨らみがちですので、できるだけ余裕のある老後資金を確保するためにも、この機会に改めて見直してみてください。
★ 現役時代から定年退職後に掛けての、沖縄で家を建てる資金計画については、別記事「50代から沖縄で家を建てる資金計画☆定年後の返済を軽くする」でもお伝えしていますので、こちらも併せてご参照ください。
まとめ
リバースモーゲージを活用する注意事項
・リバースモーゲージはシニアを対象とした融資商品
・家を担保にして借り主が逝去後に売却し返済に充てる
・生前は利息分のみ払えばよい
・子や孫への相続はできないが、妻や夫が住むことは可
・変動金利商品のため金利上昇リスクがある
・長い借り入れの間に不動産価値が下がるリスク
・長生きにより融資額を使い切ってしまうリスクもある
・破産しないよう、退職金・年金、定年退職時のローン残高を確認
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