COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.07.13注文住宅
【沖縄の家づくり】都会的でクールなシンプルスタイル
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全国的にはもちろん、沖縄の家でもシンプルスタイルは新都心などの都心部のマンションを中心にして、今や定番にもなっていますよね。
マンションのインテリアスタイルとしてはもちろん、近年ではキューブ型の家など、極力無駄を省いた沖縄の家も人気が高いため、現代的な戸建て住宅にもぴったりです。
シンプルスタイルの魅力は住む人の視界を刺激しない、スッキリとした空間なので、ベースとなる色選びによっては都会的でクールな印象ばかりではなく、ナチュラルな穏やかな空間や、シックで落ち着いた空間も演出できます。
今回はそんな、現代の沖縄の家づくりの定番にもなっている、シンプルスタイルを創り出すポイントをお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄の家づくり】
都会的でクールなシンプルスタイル
シンプルスタイルの特徴と種類
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分譲マンションの沖縄の家でも作り上げやすいシンプルスタイルは、機能的で装飾をでき得る限り省いたデザインが特徴です。すっきりした印象を与えるため、分譲マンションの他にも、平屋のコンパクトな戸建てでも人気があります。
特にシニア世帯の夫婦二人暮らしDINKS家庭では、シンプルスタイルの大きな特徴となる、機能性とミニマムテイストが、日々の家事を楽にしてくれるためおすすめです。
【 沖縄の家づくり☆シンプルスタイルの種類 】
★ 機能的なシンプルスタイルは都会的なクールシンプルをイメージしやすいですが、たしかにクールな印象は残るものの、ベースとなる色味・イメージを選ぶことで、さまざまな顔を見せてくれます。
(1) ホワイトシンプル
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…壁や天井のクロスをホワイトに統一し、家具類に白いプラスティックや合皮、スチールやステンレスを用いて、より広々感じる空間づくりです。温かみを差し込むため、床材は明るい色目のフローリング、白いマットなどを差し込みます。
(2) ナチュラルシンプル
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…ホワイトシンプルをベースにしながらも、家具やキッチンの一部分、フローリングなどに木目を生かした木材を取り入れ、温かみを出したスタイルです。木目が際立ちながらもフォルムは直線的・人工的な家具類を選んでください。
(3) シックシンプル
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…シンプルスタイルでは壁や天井などのクロスにホワイトなど明るめの色味を選ぶことが多いのですが、シックシンプルではウォールナット材などの深みのある茶色など、落ち着いた色味をベースにします。
このように、ベースとなる色味や素材を選ぶことで、沖縄の家では同じシンプルスタイルながら空間のイメージは大きく変わると考えてください。
沖縄の家づくりでどのようなベースを選んでも、フォルムが人工的・直線的で、家具類や暮らしをミニマムに抑えていくことで、シンプルスタイルは演出しやすくなります。
ですから、沖縄の家づくりでシンプルスタイルを極めようとするならば、最初の演出は簡単でありながら、その後に維持しようとすると、「ミニマムな暮らし」と言う新しい暮らし習慣や価値観が求められるスタイルとも言えます。
シンプルスタイルを演出する4つの要素
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シックシンプルな沖縄の家づくりを目指すながら、深みのある色味をベースにすることはお伝えしましたが、一般的には現代、沖縄の家でのシンプルスタイル傾向は明るめの空間が人気です。
シックで落ち着いた空間と言うよりは、よりカジュアルで軽く明るいイメージが沖縄の家では求められますが、その場合、下記のような4つの要素がポイントです。
【 沖縄の家づくり☆シンプルスタイル4つの要素 】
(1) カラー
…シックシンプルでは深みのある色目でしたが、基本的には明るさを感じ個性のない「無性格色」と言われるような、白・ベージュ・シルバー・生成り色などをベースに持ってきます。差し色も明るめなパステル系(グリーンなど)が安心です。
(2) マテリアル
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…ナチュラルシンプルを目指すのであれば、表面はフラットでも木目を上手に活用したマテリアルが似合いますが、基本的なシンプルスタイルでは木目が目立たない、柄が主張しないマテリアルを選びます。
・ベースとしては、合板・木目がフラットなベースに、プラスティックやスチール、ガラス、タイルなどのアクセントを差し込むスタイルです。
(3) テクスチャー
…マテリアルと同じく、フラットで柄(ムラなど)が主張しないテクスチャーが似合います。例えば、木材であればラッカーやウレタン加工、クールな印象を演出するには表面がフラットなうえにつるつる、サラサラ感のある質感がポイントです。
(4) フォルム
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…人工的なライン、直線的、単純化がポイントです。装飾を極限までなくした人工的なミニマムスタイルを目指すことで、多少木目が主張してもシンプルスタイルの枠に収まってくれます。
※どしんとした直線的なラインよりは、より繊細で軽いフォルムが似合います。
このように、沖縄の家でシンプルスタイルを創り出す場合、カラーからフォルムまで、あまり主張しないデザインを選び、色数を2色+アクセントの3色ほどを目安にして、空間を広くスッキリと見せることがポイントです。
ただし、人工的、直線、を意識すれば多少の柄や木目の目立つフローリングでもカバーできます。
シンプルスタイルを演出する家具
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沖縄で人気のシンプルスタイルを効果的に演出する家具は、ミニマムなデザインが際立つ機能的なデザインです。
沖縄で初めての家づくりであれば、出来れば直線的な家具がコーディネートしやすいですが、同じ曲線でも人工的・近代的なラインを選ぶことでマッチします。
ぽってりした曲線を選んでしまうと、一気にナチュラルやカントリースタイル方向へ崩れてしまうので、注意をしてください。
【 沖縄の家づくり☆シンプルスタイルの家具 】
(1) 普遍的なテーブル
特にシックシンプルスタイルを際立たせてくれる家具ブランドがFILE(Funiture Works)です。無駄な装飾がなく機能的なデザインですが木目は生かされています。
・DTTダイニングテーブル … 特にダイニングテーブルはシンプルスタイルにぴったりのスタイリッシュな細身の脚やフォルムです。
(2) 機能的・人工的な曲線のチェア
沖縄の家づくりでは直線的なラインを好むシンプルスタイルでも、イスは人工的な曲線を取り入れる部屋は多くあります。建築家によるミニマルデザインはシンプルスタイルにピッタリなので、注目してみてはいかがでしょうか。
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・フリッツハッセンのセブンチェア … 建築家A・ヤコブハッセンによるデザインのフリッツハンセンセブンチェアは人気商品ですが、シンプルスタイルにも良く合います。
(3) ストリングシェルフ
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沖縄の家でもニトリなど多数のお手頃な家具屋さんが扱い、気軽に取り入れられるN.ストリングによりデザインされたストリングシェルフはカジュアルなシンプルスタイルにぴったりです。
・ストリングポケット … スウェーデンで製造販売されているストリングは日本の家には圧迫感がありますので、よりコンパクトに仕上げたストリングポケットはいかがでしょうか。
また、沖縄の家では無印良品の家具類はシンプル・ミニマムなデザインが多いため、ちょっとした家具選びで人気があります。価格的にも取り入れやすいですね。
例えば、ソファーベンチは本体+カバーで色選びができますので、その時々に合わせてちょっとした模様替えも楽しみやすいです。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の家ではすでに定番にもなっている、シンプルスタイルの沖縄の家づくりのポイントをお伝えしました。
他のインテリアスタイルでも言えることですが、ひと口に沖縄の家をシンプルスタイルに仕上げると言っても、シックシンプルやナチュラルシンプルなど、その間にはさまざまなグラデーションがあります。
ですからまずは、多くのシンプルスタイルの部屋をチェックしながら、自分達の沖縄の家イメージを決めて、ブレずに一貫して家具選びを進めることもポイントかもしれません。
沖縄の家づくりのなかでも、那覇市など都心部のマンションに多いのがモダンスタイルですが、こちらもコーディネートポイントはシンプルスタイルがベースです。
詳しくは別記事「【沖縄の家づくり】モダンスタイルは直線的・硬質・光沢」などでお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
沖縄でシンプルスタイルの家づくりのポイント
・シンプルスタイルにもいくつかの種類がある
・自分達のシンプルスタイルを決める
・人工的、直線的なラインが似合う
・機能的で装飾を極力省いたデザインを選ぶ
・色数を2色~3色、多くて5色ほどに絞る
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