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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.08.07注文住宅

【沖縄の注文住宅】維持費+修理費×30年で2,000万円

【沖縄の注文住宅】維持費+修理費×30年で2,000万円
沖縄で注文住宅を建てる予算プランニングでは、建築費(本体工事費+別途工事費)や諸費用などの初期費用だけではなく、竣工した後のランニングコストへの配慮こそが大切です。
 
せっかく沖縄で理想の注文住宅を建てたとしても、返済にいっぱいいっぱいで充分なメンテナンスや修理ができず、生涯寿命(竣工後、耐用年数を過ぎて解体に至るまでの家の寿命)が短くなるようでは本末転倒ですよね。
 
この竣工後の管理維持費や修繕費(メンテナンスや水道光熱費を含む)は、LCC(ライフサイクルコスト)と言われますが、30年間で2,000万円とも言われています。
 
ではどのような場面でどれだけのコストが掛かるのでしょうか。今回は、竣工後に掛かるLCC(ライフサイクルコスト)の内訳と、少しでもLCC(ライフサイクルコスト)をカットするプランニングポイントをお伝えします。
 
どうぞ参考にしてください。
 

 

【沖縄の注文住宅】
維持費+修理費×30年で2,000万円

 

 

LCC(ライフサイクルコスト)の主な項目

LCC(ライフサイクルコスト)とは、初期費用(土地代や建築費など、沖縄で注文住宅を建てる時に掛かるコスト)に加え、竣工後に耐久年数を超えて解体を迎える生涯寿命までの、全てのコストを差します。
 
竣工後のコストでは光熱費なども含めた生活コストと、沖縄注文住宅のメンテナンスコストから成ります。
 

【 沖縄の注文住宅☆竣工後のコスト内訳 】
 
(1) 生活コスト(毎月掛かるランニングコスト)
 
光熱費 → 電気代・ガス代・水道代
・火災保険
・税金など → 固定資産税など
 
(2) メンテナンスコスト
 
定期検査 → 1年ごとの定期健診など
・維持管理費 → 日々の掃除や、シロアリ対策などの予防施行など
・修繕費 → 10年ごとの大規模修繕など

 

生活コストは、その時々の出費は微々たるものながら、定期的に支出があるために、30年後に計算すると大きな金額になっている点が特徴です。
 
一方メンテナンスコストは、1年に1回、10年に1回と、それぞれの頻度は少ない傾向ながら、1回の支出が大きくなる可能性が高い特徴があります。
 
そのためメンテナンスコストを確保するためには、分譲マンションの管理費・修繕費と同じく、個人所有の沖縄注文住宅においても毎月の積み立ては必要です。
 

 

生活コスト、メンテナンスコストの内訳

それではタイトルにあるように「竣工後30年の維持費・修繕費が2,000万円掛かる」とは、どのような計算によるものでしょうか。
 
まずは沖縄の注文住宅竣工後30年で掛かる、生活コストを見て行きます。
 

【 沖縄の注文住宅☆生活コスト 】
 
★ 主に光熱費で見て行くと、生活コストは電気代+ガス代+水道代×30年です。下記が一般的な広さの戸建てでの、平均的な光熱費となります。
 
・電気代 … 約15,000円
・水道代 … 約5,000円
・ガス第 … 約5,000円
 
→ 合計25,000円/月の支出となりますので、30年分を計算すると25,000円×12カ月×30年として、900万円が目安です。

 

ただし生活コストはこの他、沖縄の注文住宅における火災保険や固定資産税も入ることを念頭に置いてください。さらに考慮したいポイントとして、新居の設備機器の故障対応や更新にもコストが掛かる点です。
 
また、空調設備や給湯機、食洗器、太陽光発電システムなどの設備機器を極力削減した沖縄の注文住宅を建てていたとしても、引っ越し時に購入した家具家電(洗濯機や冷蔵庫など)も5年~10年で買い替えを要します。
 
(詳しくは後ほどお伝えします。)
 
では続いて、メンテナンスコストを見て行きますので、参考にしてください。)
 

【 沖縄の注文住宅☆メンテナンスコスト 】
 
★ メンテナンスコストの主な項目としては、1年ごとの定期検査10年ごとの大規模修繕のコストです。
 
・1年ごとの定期検査や小さな修繕・管理コスト → 50,000円
・10年ごとの大規模修繕コスト → 100万円~300万円
 
→ 1年ごと50,000円として30年で150万円、10年ごとの大規模修繕コストは30年で3回、多く見積もり300万円として、300万円×3回で900万円、合計1,050万円の計算です。

 

沖縄の注文住宅竣工後の30年で、「生活コスト900万円+メンテナンスコスト1,050万円=1,950万円」となり、前述したような設備の修理修繕コストを鑑みると、2,000万円を超える可能性が見えてきます。
 

 

LCC(ライフサイクルコスト)の注意点

LCC(ライフサイクルコスト)を予想する時の注意点は2つです。1つ目は前述したように、光熱費や修理修繕費だけではなく、沖縄の注文住宅で導入された設備も経年によって壊れたり、交換の必要性が出てきます。
 

【 沖縄の注文住宅☆設備の修繕や交換 】
 
★ 沖縄で注文住宅に導入する設備と言えば、空調機器や食洗機、給湯設備などを挙げることができますが、平均的に10年が寿命(耐久年数)です。
 
→ 約50万円として10年ごとに交換とすると、500万円が目安となります。(ただし、設備の種類や故障具合によって、コストは振り幅が大きいです。)

 

また、最近では住宅業者が沖縄の注文住宅竣工後、長期的に保証する「長期保証」サービスを付加できるサービスがありますが、コチラも契約前に補償内容をチェックして、「本当に全てを必要としているのか」検討しておくと、より安心できます。
 

【 沖縄の注文住宅☆建築会社の長期保証 】
 
★ 業者の長期保証を利用すると便利ではありますが、上記でお伝えしたようなメンテナンス(1年や5年ごとの定期検査や修繕、10年ごとの大規模修繕など)をまる任せにしていることと同じです。
 
→ そのため、メンテナンスを依頼する業者選びも内容も、自分の沖縄注文住宅でありながら、自分で選ぶことができません。全て業者が進めることになり、メンテナンスコストもコントロールできなくなります。

 

ですから、できれば個人で信頼できる業者を選び定期的な検査や修繕でメンテナンスを進める方が、より節約しながら生涯寿命を延ばすことも可能です。
 
ただ、確かに業者に長期保証でメンテナンスをまる任せする方法は便利なので、もしも長期保証を利用するのであれば、その内容までしっかりとチェックして、総合的に判断してください。
 

 

竣工後のコストを抑える方法とは

多くの人々が沖縄で注文住宅を建てる時は、「初期費用」となる建築費用や土地代だけに集中してしまいがちですが、実際には竣工後、実際に新居に暮らし始めてからのメンテナンスコストまで考えたプランニングが不可欠です。
 
沖縄で注文住宅を建てる当初から、解体工事をする生涯寿命までのLCC(ライフサイクルコスト)までを考慮することで、下記のような対策ができます。
 

【 沖縄の注文住宅☆LCCを抑える工夫 】
 
(1) 断熱性能に留意する → 光熱費が安くなります。
 
(2) 高性能住宅を検討する
 
→ 初期費用は高くなるものの、LCC(ライフサイクルコスト)で見ると割安になる傾向です。

 

例えば、今多い沖縄の注文住宅(次世代省エネルギー基準住宅)で、平均的な光熱費が約23,000円とされています。一方、高性能住宅(HEAT20・G1以上)の光熱費の平均が約9,000円前後です。
 
そのため1年間で差額は168,000円、30年間では5040,000円(約500万円)にもなります。
 

【 沖縄の注文住宅☆メンテナンスの負担を抑える 】
 
(1) 耐久性の高い材料を利用する(外装など)
 
(2) 1年内の負担を分散する
 
※ 沖縄では注文住宅の竣工から5年後・10年ごとの定期検査や修繕工事が多いですよね。そこで、ライフプランと照らし合わせメンテナンスプランを調整する方法です。

 

例えば、子どもの受験や進学時期と沖縄注文住宅の大規模修繕が重なってしまうと、負担がかなり大きいのではないでしょうか。
 
このような場合は、敢えて大規模修繕を数年ずらすなどして、家計全体のバランスを取ることをおすすめします。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で注文住宅を建てる予算プランニング時に見落とされがちながら、実は最も大切な要素となる、LCC(ライフサイクルコスト)についてお伝えしました。
 
今、沖縄で注文住宅を建てようとすると、頭金のない100%融資ができる商品が増えたうえに、「諸費用ローン」などもあり、自己資金0円でも100%の借り入れが可能です。
 
けれども沖縄で注文住宅を建てる時に大切なポイントは、竣工(建て売りや分譲マンションであれば購入後)、無理なく完済までノーミスで返済を続けることができて、余裕のある生活ができることではないでしょうか。
 
そのためにはマイホームだからこそ掛かるコストを見直し、全てのコストで予算プランを立てなければなりません。
 
★諸費用ローンに関しては別記事「沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆「諸費用」とは?」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

 
まとめ

LCC(ライフサイクルコスト)まで考えた予算プラン

・LCCは竣工後→解体までの生涯寿命全てに掛かるコスト
・LCCは主に生活コストとメンテナンスコストに分かれる
・LCCは30年で平均的に2,000万円ほど掛かる
・業者の長期保証は補償内容までチェックする
・高性能住宅にしてメンテナンスコストを抑える
・耐久性の高い材料を選ぶ
・ライフプランと照らし合わせメンテナンスプランを立てる

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