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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.08.13注文住宅

【沖縄の家】修理費は何年後にどれくらい掛かる?(設備編)

【沖縄の家】修理費は何年後にどれくらい掛かる?(設備編)
沖縄で家を建てるとなると、新居での新しい暮らしばかりに注力してしまいがちですよね。けれども沖縄では建てた家と長い付き合いになる方も多いため、竣工後30年までのコストまで考慮したプランニングがおすすめです。
 
新築の沖縄の家が年を重ねて寿命を迎え、解体するまでのコストを「LCC(ライフサイクルコスト)」と言います。
 
LCC(ライフサイクルコスト)では、竣工後30年・50年の沖縄の家のメンテナンスや、修理修繕、キッチンなど設備の買い替えまで想定して、トータルでコストを出すため、引っ越し後も余裕のある暮らしが実現しやすいです。
 
今回は、沖縄の家のLCC(ライフサイクルコスト)のなかでも、特に設備にまつわるメンテナンスコスト、竣工後30年までとしてお伝えします。どうぞ参考にしてください。
 

 

【沖縄の家】
修理費は何年後にどれくらい掛かる?(設備編)

 

 

設備が充実しているキッチン

沖縄の家に限らず、キッチン設備は重要ですよね。食洗機なども備え付けが多い分、交換になるとコストもそれなりに掛かります。
 
無駄に消費してコストを大きくしないよう、初期からメンテナンスを丁寧に行いましょう。
 

【 沖縄の家メンテナンス☆キッチン 】
 
★ キッチンの設備は主にキッチン本体・コンロ(ガス/オール電化)の他、近年の沖縄の家では食洗機や浄水・整水設備も充実しています。
 
(1) 定期検査と必要に応じた修理修繕、細かな部分の部品交換 → 5年ごとに行ってください。目安としては2万円~8万円です。
 
(2) レンジフードやコンロ(ガス/オール電化) → 買い替え時期の目安が約10年前後です。装備している機器によって買い替えコストは大幅に異なります。
 
※ 約20万円~150万円、オール電化など最新機器になるほど買い替えコストも高いです。
 
(3) キッチン本体 → キッチン全体の寿命目安が約20年~30年となります。キッチン自体のコストも扱う機器によって大きく異なり、約100万円~300万円が目安です。

 

さらにキッチン回りはレンジフードのフィルターや、コンロ回りの部品など、消耗する部品も少なくありません。これらの消耗部品はその都度、こまめに買い替え・交換を行ってください。
 

【 沖縄の家メンテナンス☆キッチン消耗部品 】
 
(1) レンジフードのフィルターなど → 目安としてその都度約5千円~1万円掛かります。
 
(2) コンロ回り
 
・ ガスコンロ → ゴトクバーナーヘッド、またグリル部分などが消耗部品です。買い替え・交換目安は約1.5万円~3万円です。
 
・ オール電化(IH) → グリル部分や排気機能の部品で、買い替え・交換目安はガスコンロと同じく、約1.5万円~3万円とみてください。

 

これらの消耗部品の買い替えや交換は、多くが自分達でできますので、その都度丁寧にメンテナンスを行います。
 

 

水回りに共通するメンテナンス

沖縄の家で設備が多い場所と言えば、キッチンやサニタリールームです。そのため常に意識しておきたいポイントとして、「水回りが多い」ことが挙げられます。
 
水回り機器の寿命を延ばすポイントは、日常の換気と乾燥習慣です。最近では24時間換気とはしていますが、さらに乾燥機能や換気を活用して、少しでも湿気が少ない、乾燥の行き届いた環境で暮らしてください。
 

【 沖縄の家メンテナンス☆交換が多い箇所 】
 
・水栓コマ(パッキン)
・ゴム栓
・シャワー
・ホース類

 

これらの水によって弱くなりやすいゴム類の部品は、5年ごと・10年ごとの定期検査より前に朽ちる可能性も少なくありません。(水質によっても寿命は異なりますし、頻繁に利用して湿った状態が続く場合、交換時期も早くなります。)
 
臨機応変にこまめな確認と、良いタイミングでの交換をしてください。
 

 

サニタリールーム

湿気や塩害が気になる沖縄の家では、サニタリールームは汚れやすく経年劣化も早い傾向にありますが、今では室内の乾燥機能も充実していますので、一般的には浴槽も乾燥設備も約20年~30年ももつ傾向にあります。
 
ただ、約15年後であろうと約20年以上であろうと、いつかは交換時期が訪れるため、予め予算を貯蓄しておくと良いでしょう。目安は80万円~200万円前後ですが、人気のラインアップでは150万円以上が多いです。
 

【 沖縄の家メンテナンス☆洗面台 】
 
(1) 洗面台 → 約10年目頃から5年ごとの点検、必要があれば部品交換や修理、修繕が望ましいです。点検と修理修繕を合わせて約3万円~6万円前後が目安です。
 
※ 洗面台の寿命は目安として約20年前後です。約20年~30年を目安に洗面台自体の買い替えが出てきます。コストとして約18万円~30万円を目安に準備をしておいてください。

 

また、沖縄の家では水回りでゴムパッキンなどが朽ちやすいサニタリールームの洗面台は、約15年目前後には重要部品などの交換が出てくるかもしれません。
 
続いてバスルームです。基本的な事柄ですが、沖縄の家で水を扱うサニタリールームの寿命を延ばすポイントは、コチラも充分な換気と乾燥です。
 

【 沖縄の家メンテナンス☆バスルーム 】
 
(2)バスルーム → 沖縄の家のバスルームは主に浴室本体換気扇設備のメンテナンスに分かれますが、どちらも5年ごとの点検と、必要に応じた修繕が目安となります。
 
・ 浴槽 … 主にシーリング材とドア部の5年ごとの点検と、必要に応じた修繕です。1回の点検・修繕に掛かるコストの目安は約5万円~13万円前後として準備します。
 
・ 換気扇などの設備 … 乾燥機能を保持するために換気扇機能の定期的な点検と必要に応じた修理修繕は不可欠です。こちらも浴槽と同じタイミングで5年ごとの定期点検を行います。

 

沖縄で家の換気扇設備の定期検査の目安は約1万円~3万円ですが、約10年目前後には必要部品の交換が出てくるかもしれません。このような場合には、約10万円を見積もって準備をしておくと、オーバーしにくいです。
 
また水回りではトイレも一緒に、定期的な点検と必要に応じた修繕を行ってください。
 

【 沖縄の家メンテナンス☆トイレ 】
 
(3)トイレ → 最近のトイレはウォシュレットが付いている沖縄の家がほとんどですよね。この場合、便器やタンクの定期検査と必要に応じた修繕の他、ウォシュレット(温水洗浄便座)の定期点検も欠かせません。
 
・ 便器(タンク) … 便器やタンクの寿命は一般的に約30年前後です。少しでも寿命を長くするために、5年ごとの定期的な点検と必要に応じた修繕や部品交換を進めてください。(1回のコスト目安は約5万円です。)
 
・ウォシュレット … ウォシュレットは約10年ももてば良いのではないでしょうか。そのため、10年ごとのウォシュレット交換を意識した準備が必要です。
 
※ ウォシュレット交換のコスト目安は約15万円ですが、最近では通販などを中心にして5万円前後で自分で取り付けるケースも増えてきました。

 

沖縄の家で約10年間も使えば良い方だとしても、定期的なメンテナンスで寿命は伸びます。ウォシュレットもトイレと一緒に定期検査を行い、部品交換などをこまめに行うことで、買い替え時期も伸びやすい傾向にあります。
 

 

給排水設備や給湯設備など

この他にも水回りでは給排水設備や給湯設備まで気を配らなければなりません。
 
前項でお伝えした水栓コマ部パッキンなどの消耗部品をこまめに交換するとともに、5年ごとの定期検査と、必要に応じた修理修繕を行ってください。
 

【 沖縄の家メンテナンス☆給排水設備や給湯設備 】
 
(1) 給排水設備 → 5年ごとの定期検査と修理修繕コストは約1.5万円~3万円が目安ですが、寿命が10年前後と短いです。
 
※ 給排水設備本体の交換や買い替えのコスト目安は約10万円とみておいてください。
 
(2) 給湯器 → こちらも給排水設備と同じく5年ごとの定期検査です。目安は部品交換があると約4万円前後まで掛かるかもしれません。
 
※ 給湯器も寿命は10年ですので、10年ごとに約30万円~40万円を準備しておきます。

 

沖縄の家でも海沿いになると、より塩害を受ける可能性が高くなります。この場合にはより寿命も短くなることが多いです。
 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の家のメンテナンスとコストの目安について、約30年までのLCC(ライフサイクルコスト)をお伝えしました。
 
沖縄の家を建てる初期費用が掛かってしまうと、LCC(ライフサイクルコスト)を少しでも抑えるための初期メンテナンスプランが無視される、進みにくくなることも多くあります。
 
毎月の住宅ローンの返済などで、メンテナンスまでコストが回らない沖縄の家のケースです。
 
けれども最終的には定期的なメンテナンスとこまめな修理修繕を施した方が、30年で見る最終的なLCC(ライフサイクルコスト)を抑えることができるので、沖縄で家を建てる時点でメンテナンスコストまで含めてプランを立てることをおすすめします。

 
★ この他、沖縄の家のLCC(ライフサイクルコスト)にまつわる記事がありますので、コチラも併せてご参照ください。

【沖縄の注文住宅】維持費+修理費×30年で2,000万円
【沖縄の家】修理費は何年後にどれくらい掛かる?(建築編)

 

 

まとめ

竣工後30年までのメンテナンスコストの目安(設備編)

[キッチン]
・5年ごとの定期検査とメンテナンス(2~8万円)
・10年目安のレンジフードやコンロ交換(約20万円~150万円)
・20年目安のキッチン本体交換(約100万円~300万円)
※消耗品の交換あり

[サニタリー]

★水栓コマ(パッキン)/ゴム栓/シャワー/ホース類交換

[洗面台]
・10年目から5年ごとの定期検査(約3万円~6万円前後)
・20年目安の交換(約18万円~30万円)

[バスルーム]
・5年ごとの定期検査(浴槽約5万円~13万円/換気設備約1万円~3万円)
・10年ごとの交換(それぞれ約10万円)

[トイレ]
・5年ごとの定期検査(約5万円)
・10年ごとの交換(約5万円~15万円)

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