COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2019.07.18木造住宅
RC住宅と木造住宅の違いは何?一戸建てを建てるならどっち?
気になるRC住宅と木造住宅の違い
新築で家を建てるとき、RCにするか木造にするか、悩んでしまいますよね。
日本全体では木造住宅が多いけど、沖縄だとRC住宅が一般的。と思っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、最近では沖縄でも木造住宅を建てる方がどんどん増えてきているのです。
構造別 沖縄県の一戸建て着工数
出展:株式会社木立
ところで、RC住宅と木造住宅では一体何が違うのでしょうか?
それぞれの特徴について見ていきましょう。
【RC住宅の特徴】
RC造とは鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete Construction)のことで、鉄筋で補強したコンクリートを柱や梁などの骨格部分に使用しています。
コンクリートは遮音性や防音性が高い素材になります。そのコンクリートに床・壁・天井が囲まれていることからRC住宅は気密性が高く、防音室や地下室の設置に適しているという特徴があるのです。
もちろん木材よりコンクリートは燃えにくいですので、耐火性も高くなります。
RC住宅はコストがかかりますが、強度があって頑丈なうえに防音性、耐火性にも優れているのです。
また木造では難しい曲線や丸い形も、コンクリートなら造ることができます。
このことからデザイン性も優れていると言えるでしょう。
〈特徴〉
- 外部や内部の音が漏れにくい
- 耐火性が高い
- 耐震性が高い
- デザイン性が高い
【木造住宅の特徴】
木造住宅とは柱や梁など主要部分を木材で造る家のことです。
柱と梁を設置する場所を調整できるので、間取りの自由度はRC住宅に比べて高めで、増改築やリフォームもしやすくなっています。
年齢や生活形態の変化に合わせてリフォームを施したり、中古住宅を購入してリノベーションをしたりするのがRC住宅よりも容易になります。
さらに、RC住宅に比べると木造は材料費も安く、施工期間も短いのも特徴です。
(木造住宅の施工期間が平均4ヶ月なのに対して、RC住宅は8ヶ月ほど)
このことから木造住宅は費用を安く抑えることが可能になります。
また、木材には吸放湿作用があるので、湿度が高い時には空気中の水分を吸い、湿度が低い時には水分を放出します。
木造住宅は夏は涼しく冬は暖かいといった効果があるのです。
そのため、年中快適な空間で過ごすことができます。
夏でも冬でも暖かい沖縄の場合、涼しい空間にすることで電気代の削減にもなりますね。
〈特徴〉
- 間取りの自由度が高い
- リフォームがしやすい
- 建築費用がやすい
- 夏は涼しく冬は暖かい
この他にも木造住宅とRC住宅を比較した記事もありますので、ぜひご覧ください。
沖縄で木造住宅は大丈夫なのか?
「RC住宅と木造住宅の違いはわかったけど、台風の多い沖縄でも木造住宅は大丈夫なのだろうか?」と不安に思う方も少なくないかと思います。
結論から言うと、近年の木造住宅はかなり丈夫になってきていますので台風に耐えることができます。
台風や地震に適した工法に「ネダレス工法(剛床工法)」というものがあり、床下地の合板を厚くし、梁に直接とめつけます。
そうすることにより水平方向の力に強く、台風や地震に対しても強くなるのです。
台風や地震以外にも、様々な対策をすることにより耐火性も高くなっております。
シロアリや塩害の対策もありますので沖縄でも安心して木造住宅に住むことができます。
こちらは温暖多湿な沖縄に適した、木造住宅の対策をまとめている記事になります。
また「沖縄でRC住宅が多いのは台風が多いから」というイメージがあると思います。
しかし、沖縄でRC住宅が多い理由のひとつに、戦争で木や建物が焼けてしまい住宅を建て直す際に木材がなかなか手に入らなかったのでRC住宅が多くなったという事情もあります。
ですからRC住宅じゃなきゃ台風対策にならない!というわけではないのです。
木造住宅でもしっかりと対策をとっているので安心して暮らせるのです。
沖縄で家を建てる際にどちらを選べばいいのか?
本州とは気候が違い温暖多湿な沖縄に適しているのはどちらの住宅なのか?
結論から言うと木造住宅の方が沖縄の暮らしにあっています。
吸放湿作用のある木造住宅は湿度の高い沖縄でも快適です。
通気性が高いのでカビもできにくくなりますし、ジメジメした夏でも木造住宅なら涼しく過ごすことができます。
そして何よりコストが安い!
木材を安く仕入れられるので初期費用が安いですし、メンテナンスコストも抑えられます。
固定資産税も木造住宅の方が安い為、維持費を抑えることができるのです。
RC住宅のメリットである耐震性・耐火性ですが、木造住宅もしっかりと対策をとっているので火災や地震にも強くなっています。
コストが安い木造住宅の方がデザインや家具に予算を回せるとも言えるでしょう。
遮音性はコンクリートの方が優れていますが、それ以外では木造住宅も負けていません。
むしろ、通気性がよく、間取りの自由度も高い(リフォームもしやすい)、そしてコストを抑えられるということから木造住宅の方が沖縄の生活に適していると言えるのではないでしょうか。
琉球アーバンホームでお気軽にご相談ください
琉球アーバンホームでは沖縄で快適に過ごせる木造住宅の提案から設計まで行っております。
「木造住宅を検討している」「木造住宅について話を聞いてみたい」と木造住宅にご興味がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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