COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2019.10.24木造住宅
沖縄でローコスト住宅に住む☆メリットとデメリット
沖縄でもローコスト住宅への関心が高まっていますよね。日常とは掛け離れた金額になると、ついつい現実感が沸かず、金額に無頓着になりがちですが、大切な要素です。
現在では信頼感の高い「フラット」も、昔と比べて借入期間の長期化や、年齢制限が上がったために、より高額な借り入れをしやすい時代になりました。
けれども一方で、年金問題なども表面化し、「できるだけリスクの少ない」マイホームを希望する家庭も多く見受けます。
できるだけコストを抑えて、繰り上げ返済を目標とする家庭も多いですよね。
そこで今日は、近年注目されつつある「コストを抑えたマイホーム」、沖縄の「ローコスト住宅」についてお伝えします。ぜひ、参考にしてください。
沖縄でローコスト住宅に住む☆
メリットとデメリット
沖縄で「ローコスト」住宅になる理由は?
「ローコスト住宅」とは、名前の通り、建築コストを抑えた住宅を指しています。
現代の沖縄では「ローコスト住宅」と言っても、土地の価格帯が高騰しているために、全体的には高い傾向にありますが、それでも正反対の家である「高性能住宅」と比べれば、コストパフォーマンスの違いは歴然です。
全国的には、一般の戸建て住宅が坪単価60万円(以上)と言われるなか、ローコスト住宅を選ぶと30万円(以上)まで抑えられると、注目されてきました。
★ 全国的には、建築費だけなら1,000万円台も可能です。
でも、「安かろう悪かろう」にならないか…、心配になりますよね。まずはその仕組みを理解することで、より納得できる沖縄のローコスト住宅が叶います。
【 沖縄でローコスト住宅☆その仕組み 】
★ 一戸建てでローコストを実現するためには、人件費・材料費・建具などの費用・設備や仕様費・広告費などを抑えて行きます。
・ そのために、沖縄のローコスト住宅には規格化された家が多く、部屋数を少なくする、外壁の凸凹を少なくする…などの工夫によって、極限までコストを抑える方法が一般的です。
注文住宅よりも建売住宅の方が安くなるのと同じように、規格化された家の場合には、材料をまとめて用意出来るために、より経費を抑えることができます。
また、外壁に凹凸をなくすことで、細かな面がなくフラットになり、その分だけ余計な材料費や人件費が掛かりません。
規格化された家を提供することにより、作業工程も少なく、作業日数も短くなり、人件費削減にも繋がります。
沖縄でローコスト住宅に住むメリット
沖縄でローコスト住宅を建てるメリットは、何よりも建築費が安い点です。
ただ、前述したように「ローコスト」になるにはそれなりの理由があり、その仕組みを理解することで、よりローコストのメリットを享受できます。
ともかく極限までコストを抑えることがテーマの住宅ですから、「高性能キッチン」だとか「ヨーロピアン(など海外風)の外観」などのこだわりのある家庭には向いていません。
沖縄でローコスト住宅が向いている家庭は、下記のような方々です。
【 沖縄でローコスト住宅☆向いている家庭 】
① 間取りを広く、シンプルな家で自然な暮らしがしたい。
② セカンドハウスを建てたい。
③ キッチンなどの設備や建具には、あまりこだわらない。
④ マイホームを建てたいけれど、転勤が心配。
⑤ 貯蓄はなく予算に不安があるか、マイホームを建てたい。
⑥ 夫婦二人のセカンドライフを楽しみたい。
…などなどです。
また、沖縄ではローコスト住宅では平屋が人気ですが、現代の沖縄では土地価格が高騰している点にも注意をしてください。
いくら沖縄でローコスト住宅を実現しても、平屋のために必要な土地が広くなると、全体価格は驚くほど高くなりがちです。
一方、土地を小さくして2階建て・3階建てと上へ広くする分には、その分のコストは確かに掛かりますが、土地代ほどではないケースが増えています。
★ もともと土地を持っている家庭であれば、1,000万円台の家も可能なため、田舎にある土地に家を建て、セカンドライフを楽しむ夫婦も多いです。
沖縄でローコスト住宅を建てるデメリット
沖縄でローコスト住宅を検討するのであれば、コストを抑えるための「不自由」も理解しておくとスムーズです。
【 沖縄でローコスト住宅☆不自由さを理解する 】
① 規格化された家が多いため、いくつかのプランから選ぶケースも多い。
② 高性能住宅などと比較すると、どうしても耐久性や耐震性、気密性(遮音など)には欠ける。(けれども日常の沖縄の暮らしには十分です。)
③ 打ち合わせの過程でこだわりを取り入れると、「オプション」として付加される可能性も高いため、結果的にコスト高になるケースもある。
…などなどが挙げられます。
また、地元密着型の沖縄業者でローコスト住宅を建てる場合には、より材料コストが掛からない木造住宅を提案されることが多いです。
現代の木造住宅は、ひと昔前と違い、シロアリ対策もなされ、耐震・耐火性にも優れた家が増えました。
そのために沖縄だからこそ、ローコスト住宅には木造がおすすめなのですが、中には鉄筋コンクリート造にこだわる家庭ありますよね。
この場合には、価格帯は割高になる傾向は否めません。
沖縄でローコスト住宅を建てる工夫
沖縄でもローコスト住宅を取り扱う業者のなかには、全国的に広がる大手ハウスメーカーも数多くあり、実際に人気は高いです。
ただ、沖縄でローコスト住宅を取り扱う業者は大手だけではありません。地元密着型の工務店や、設計事務所も取り扱っています。
ですから、沖縄でローコスト住宅を建てたいものの、一定のこだわりがある場合には、大手ハウスメーカーに限らない相談がポイントです。
【 沖縄でローコスト住宅☆納得して建てるために 】
① 大手ハウスメーカー …
・ 資材を大量生産できることもあり、価格帯はやすくなりますが、規格化した家が多く、あまり融通は利きません。経験値が高いために、打ち合わせはしやすいです。
② 地元密着型の工務店 …
・ より身近な存在なので、こだわりと予算を相談しやすいメリットがあります。特に老舗であれば、建築後の不具合やアフターフォロー、メンテナンスまで相談、信頼できる関係性を築くことも期待できます。
③ 設計事務所 …
・ 沖縄でこだわりのあるローコスト住宅を希望するならば、設計事務所がおすすめです。コストを抑えつつ、おしゃれで暮らしやすい設計を提供してくれる期待ができますが、設計費のみ別途で掛かることも多いです。
すでに規格化された①の大手ハウスメーカーはもちろん、②の工務店も、家の設計はサービスしてくれる業者が多いですが、③の設計事務所は「設計」が仕事です。
設計事務所から懇意にしている工務店へ依頼し、着工自体は工務店が行うケースも多いため、設計事務所へ依頼する場合には、理想的なローコスト住宅に近づく半面、設計費が掛かることも理解してお願いしてください。
【 沖縄でローコスト住宅☆設計事務所のメリット 】
★ ただし、工事中に「設計士(建築士)」と言う第三者のチェック、監視が入る点は、大きなメリットではないでしょうか。
・ 沖縄でもローコスト住宅だけに、その性能や職人技術を不安視する家庭は多いですよね。その点、第三者の目が入る安心感に繋がります。
沖縄でローコスト住宅を建てる注意点
沖縄でローコスト住宅を検討するならば、事前に知っておくと助かる、いくつかの注意点があります。
【 沖縄でローコスト住宅☆検討時の注意点 】
① 契約時には「保証期間」をチェックする …
・ 一般的な戸建てでは、保証期間が60年などの長い期間が約束されていますが、ローコスト住宅の場合、数年単位などの短い保障期間も見受けられます。
② ランニングコストまで気を配る …
・ 沖縄のローコスト住宅では、広い空間にして部屋数を少なくすることで材料費を削るケースも多いため、「冷暖房が効きにくく電気代が掛かった!」など、思った以上にランニングコストが掛かる事例も多いです。
部屋数が少なくとも、広い窓を取って快適な通風が期待できる間取りなど、沖縄ではローコスト住宅でも住みやすい家も多くなりました。
また、コストを抑えるために水回りを集中させている家も見受けられます。日々の暮らしのなかで、快適さが保たれているかどうか、想像し納得してから選んでみてはいかがでしょうか。
沖縄のローコスト住宅に多い、木造住宅のメリット・デメリットに関しては、別記事「実は沖縄も木造住宅が多い?人気が集まる5つの理由」や「沖縄で木造住宅に住む魅力☆コンクリート造の勘違い」などでもお伝えしています。ぜひ、一緒にご参照ください(*^_^*)。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で注目されつつある、ローコスト住宅のメリットデメリットについてお伝えしました。
沖縄のローコスト住宅には木造が多いですが、耐震・耐火性や気密性(遮音性)には、鉄筋コンクリート造よりも不安の声が多い一方、後々の増改築や建て替えのしやすさも最大のメリットです。
若い内は家族で自然な暮らしを、沖縄のローコスト住宅をより気軽に建てて楽しみながら、子ども達が自立したタイミングに合わせて、増改築やリフォームを施すこともできます。
このように沖縄でローコスト住宅は、「その時々の暮らしに合わせて、自在に住まいの形を変える」希望が叶う点も、メリットと言えるのではないでしょうか。
まとめ
沖縄でローコスト住宅を建てるメリットデメリット
・人件費や材料費などを抑えた家
・1,000万円台の家も可能(家のみ)
・規格化された家が多い
・自由度を高めるなら、工務店や設計事務所
・保証期間が短くないかチェックする
・ランニングコストまで想定して選ぶ
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