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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2020.01.03注文住宅

沖縄の家造り☆低予算でも注意したいランニングコスト

沖縄の家造り☆低予算でも注意したいランニングコスト
沖縄でも家を購入するなら、低予算に越したことはないものの、マイホームは一生ものの買い物だけに、「安かろう悪かろう」では困りますよね。
 
沖縄での家購入は、低予算であっても高温多湿の気候にも対応し、シロアリ対策が期待できる上、台風にも強く耐久性がある…、そんな家が不可欠です。
 
そのために一時期、沖縄では木造住宅が避けられ、アメリカ軍の人々が暮らす「憧れの」コンクリート造りの家が、「耐久性があり台風にも、シロアリにも強い!」として、人気が出ましたが…、決してそうとも限りませんでした。
 
その間に木造住宅も性能が上がり、沖縄の家でも「低予算で人にも環境にも優しく、そして強い!」と注目されるようになりました。
 
そこで今日は、沖縄の家購入で低予算でも注意したい、後々までお金を掛けないよう、注意したいチェックポイントをお伝えします。どうぞ、参考にしてください。
 

 

沖縄の家造り☆
低予算でも注意したいランニングコスト

 

後々の「ランニングコスト」を見据えた家選び


そもそも「ランニングコスト」とは、日々の暮らしのなかで出て行く費用を指しています。マンションであれば毎月支払う管理費などがそれに当たりますよね。
 
一方、一戸建ての場合にはマンションとは違い、家屋全ての管理を自分達で行いますから、経年劣化も含めて、家屋のメンテナンスや修理修繕に掛かる費用が、「ランニングコスト」に当たります。
 

【 沖縄の家を低予算で☆ランニングコストまで注意する 】
 
★ 「マンションと違い、管理費が掛からない」と言う方もいますが、戸建ての場合には自分達でメンテナンス計画を立て、修繕積み立てを行わなければなりません。
 
・ 10年後、20年後には大きなリフォームや修理修繕を行う家も多いので、ここに合わせた予算立ても必要です。
 
→ ここで「見えない部分」である基礎部分シロアリ対策などまで目を向け、初期費用を投じることで、後々のメンテナンス費用、修理修繕費用が格段に節約できます。

 

「ローコスト住宅」をはじめとした沖縄の家造りでは、ついつい初期費用となる「家の価格」ばかりに目が行きがちですよね。そうなると素人目には、外見に囚われてしまいやすいです。
 
けれども特に沖縄の場合には、家が低予算でも、高温多湿で湿気が強く台風も頻繁に訪れるため、「外見からは見えない」「性能」へコストを裂くことは不可欠です。
 

 

沖縄の家、低予算でもチェックしたい「シロアリ対策」


では、どのような性能に注意を向ければ良いでしょうか。まず沖縄では前項でお伝えしているように、湿気が多い環境への対策とシロアリ対策に注意を向けてください。
 
シロアリは築5年以上経った頃から、定期的な点検とメンテナンスは欠かせません。見た目には変わらずとも、内側から食べて行くために、気付いた時には外側は美しくとも、内側はボロボロだったりします。
 
全く気付かずにシロアリ被害が進行してしまうと、最終的には構造部分が駆逐され、家が崩れてしまう事態にもなり兼ねません。実際に、家が斜めに傾いた事例もあったほどです。

 

【 沖縄の家を低予算で☆シロアリ対策① 】
 
★ シロアリは住宅の基礎部分など、見えない部分から侵食しやすいです。…と言うのも、シロアリが好む湿気の多い環境が影響しています。
 
・ ですから、初期費用でお金を掛けてでも、基礎部分を上げて通風環境を良くしていたり…と、湿気対策を講じている沖縄の家を低予算でも選ぶべきです。
 
※ また基礎部分など家の内側で、湿気がこもりやすい場所にファンを設置して、風を通すような対策も見受けられます。

 

このような基礎部分の対策を考えると、1000万円台で建つようなローコスト住宅では、通気性のない基礎が実は多いのですが、表部分ではないために素人目には気付きません
 

 

薬剤注入や木材選びによる「シロアリ対策」


この他にも、現在では木造住宅を扱う多くの業者で、さまざまなシロアリ対策を取っています。
 
シロアリに強い木材を選ぶことはもちろん、薬剤を注入したり仕込んだりする対策えdす。(ただし、基礎部分の通気対策は、最初に行わなければずっと苦労しますので、基礎対策を第一の優先順位としてチェックすることをおすすめします。)
 

【 沖縄の家を低予算で☆シロアリ対策② 】
 
★ 基礎部分と通風環境を整える対策の他、①シロアリに強い木材を選ぶ、②シロアリ駆除の薬品を注入したり設置する、…などの方法があります。
 
① シロアリに強い木材とは
 
… 一般的に有名な木材は「ヒバ」です。沖縄では県の農林局でシロアリの抵抗性に対して最高評価を得ている「米ヒバ」が多く用いられます。
 
→ この他には、トドマツやカシがありますが、この米ヒバやトドマツなどは、一般的に高級木材として知られるヒノキや杉よりも、シロアリへの抵抗性に関しては上質です。
 
② 薬品注入とは
 
… 木材に直接注入したり、基礎部分などシロアリが発生しやすい内部に薬剤を注入したパイプを設置する方法や、家の周辺に薬剤を設置する方法などがあります。
 
→ このような薬品注入によるシロアリ対策では、木材への塗布法もありますが、これは基本として、さらに薬剤を「注入」して内部まで浸透する対策法「加圧注入工法」などは、より防アリ効果があります。

 

 

シロアリ対策以外のチェック項目


このようなシロアリ対策が徹底した木造住宅は、結果的に「通気性の良い住宅」になりますから、住宅劣化の第一位に上げられる「腐朽」も防ぐことができ、結果的に耐久性の高い家です。
 
ただ、もちろん後々のランニングコストを少しでも節約するためには、シロアリ対策だけではありません。
 

【 沖縄の家を低予算で☆シロアリ以外のチェック項目 】
 
① 耐震・耐火対策 … 耐震では「耐震等級3」を取得していたり、特別な耐火対策を施している家屋はより安全です。
 
→ 最近では燃え広がりを防ぎ、もらい火や延焼にも強い「ファイヤーストップ」構造や、内部の温度が上昇しにくい「普通硬化せっこうボード」の使用などが挙げられます。
 
② 台風対策 … 沖縄は頻繁に台風が到来しますから、台風対策も不可欠です。主には剛床構造であることは不可欠ですが、以外にもこの対策を取っていない業者も多いです。
 
③ 塩害対策 … 島国沖縄では塩害による家の劣化が目立ちます。そのために耐久性の良い家にするためには、塩害対策が必須です。
 
→ そもそも木造住宅は湿度を保つ性能があるため、後は内部の湿気を外へ出す「通気性」に優れた構造かどうかを確認してください。
 
※ ただしこれは、シロアリ対策でも言えることですので、シロアリ対策が徹底している業者では塩害対策も信頼できると言えます。
 
④ 断熱処理 … ローコスト住宅で後々後悔した人々には、「断熱効果がない」と言う感想が多くありました。夏に暑い沖縄では、断熱処理がなされていないと、暮らしにも影響します。
 
→ 屋根や外壁はもちろん、窓もペアガラスなどを用いている家屋はより安心です。断熱処理が施されていることで、冷暖房が良く効き、暑い寒い時期も暮らしやすさが格段に変わります。
 
⑤ 防音 … こちらはローコストの木造住宅を建て、住み始めた後で気付く家族が多いです。気にならない方もいれば、気になるために後々防音対策を施す方もいます。
 
→ 具体的にはサウンドカットや音ナイン施工などの対策です。

 

 

ローコスト住宅のオプションでは割高?


このように、沖縄の家造りを低予算で考えた時、沖縄ならではの注意事項はいくつかあります。
 
ですから、全国に広がるハウスメーカーで提供しているローコスト住宅の「規格家」を選ぶ時には、割高になる可能性も否めません。
 

【 沖縄の家を低予算で☆オプションは割高になる可能性も 】
 
★ 全国に広がるハウスメーカーのローコスト住宅は、規格家でまとまった材料を調達することで、コストを下げる仕組みを取る業者が多いです。
 
・ そのために沖縄の基準に合わせようと、ローコスト住宅にプラスして、オプションを追加していくと、結果的に一般的な家の価格よりも割高になる可能性もあります。

 

…ですから、ハウスメーカーのローコスト住宅プラスオプションを考えている場合には、沖縄県内の業者など、種類の違う業者と複数相見積もりを取って、内容まで鑑みながら比較検討をすると、より効果的です。
 

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で家を建てる時、低予算でもチェックしたい、いくつかの項目をお伝えしました。
 
沖縄の家を購入する際、低予算で検討するのであれば、注文住宅ではなく建売住宅もひとつの方法ですが、この場合にも本記事でお伝えしたような、シロアリ対策や台風対策などのチェックは不可欠です。
 
特に建築過程を見ることが出来ない建売住宅では、業者への信頼は欠かせません。
 
シロアリ対策では保証期間を設けている業者も多くありますので、「10年保証」を目安に確認をしてください。実はシロアリは木ばかりを食べる訳ではありませんから、コンクリート造など、他の構造の家も同じです。
 
また、5年後や10年後までのメンテナンス計画まで相談できる業者を選ぶことで、後々まで安心できて、後悔しない住宅を選ぶことができます。
 

まとめ

沖縄の低予算の家で、チェックする事柄とは

・後々の修理修繕まで見据えた家選びをする
・基礎部分に通気性、シロアリ対策が取られている
・シロアリに強い木材と薬品注入対策がある
・台風・塩害・耐火耐震対策が取られている
・オプションで割高にならないよう相見積もりを取る

 

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