COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.02.01注文住宅
【沖縄で住宅ローン】審査に落選!次に起こす行動とは
沖縄でも「住宅ローンの審査が通らなかった!」とショックを受けた体験談は多々ありますよね。身に覚えがない方も多く、突然の「否認」にパニックになる方もいます。
なかにはパニックになったまま、次から次へと沖縄の金融機関に住宅ローンの審査を申し込むケースも見受けます。
確かに沖縄の金融機関でも住宅ローンの審査基準は、条件に少しずつ違いがありますので、審査が通ることもありますが…、原因によっては結果は変わらず、さらに傷を深くしてしまい兼ねません。
そこで今日は、沖縄で住宅ローン審査に通らなかった時、どのように対処すればスムーズに借り入れが進むのか…、その方法をお伝えします。
【沖縄で住宅ローン】審査に落選!
次に起こす行動とは
沖縄でみやみに住宅ローン審査を申請するのは…
ひとつの金融機関で審査を否認された時、身に覚えがないケースだと、次々と他の金融機関にむやみに申請し、何とか通そうとする様子が伺えます。
けれども、冒頭でお伝えしたように、確かにある程度の条件の違いはあるものの、一定の基準は共通しているので、審査が通らなかった「原因」によっては、それが反ってマイナスにもなり兼ねません。
【 沖縄で住宅ローン審査を通す☆むやみな申請の危険 】
★ 全国でも沖縄でも、「この人が住宅ローン審査を申し込んだ」と言う記録は、金融機関が審査をする際に目を通すデータに残ります。
→ 「個人信用情報会社」でデータを残すのですが、金融機関をいくつも渡り歩き、どれも否認されたとすれば、当然次の金融機関でもその記録を確認していますから、否認される確率は高いです。
★ さらにあまりに数多くの沖縄の金融機関に住宅ローン審査を申し込んだ記録が残れば、後々再び同じ金融機関に申請をしたい時に、受け付けてくれないことがあります。
…ですから、まずは落ち着いて沖縄の金融機関で「なぜ審査が通らなかったのか」を確認してみてはいかがでしょうか。
「総合的な判断です」と言われるけれど…
…とは言っても多くの沖縄の金融機関で、住宅ローン審査が否認された時、その理由を聞いても「総合的な判断です」と繰り返されるだけですよね。
ですから、数日期間を置いてからでも構いませんので、「なぜこの沖縄金融機関で審査が通らなかったのか」、予想を付けてから、「質問形式で」訪ねてみるのも有効ではないでしょうか。
…そこで知っておくと良いのが、沖縄の住宅ローン「3つの審査基準」です。
【 沖縄で住宅ローン審査を通す☆3つの審査基準 】
① 安全な返済計画を立てているか
…返済計画に無理がないかどうかを見極めるには、「年齢」「安定した収入」「返済負担率」「住宅ローン以外の借金」を審査します。
→ 収入に比べて借入希望額が高かったり、年齢が高いなどが気になれば、「借入希望額を減らしてみたら、通りやすいでしょうか?」と確認してみてください。
② 個人属性の審査
…個人属性では前述した「個人信用情報」を照会して確認します。勤務先と勤続年数、過去の「事故(※)」や不法行為などもチェックの対象です。
→ 勤続年数が短かいなどの心配があれば、「もう少し(〇年)待ってから申請すれば、審査は通るでしょうか?」と質問します。
③ 物件自体の審査
…購入する物件は担保になりますので、中古よりは新築の方が評価が高く、より審査も通りやすくなるなどの影響があります。
→ 物件に不安があれば純粋に「物件を変えることで、審査結果に違いはありますか?」と確認してください。
この時の金融機関の反応で、どこに問題があったのか…、また、後々再挑戦すれば審査が通る可能性があるのか…、を感じ取ることが出来るケースが多いです。
※ 仮審査・本審査に関する記事は別記事「【沖縄で住宅ローン】本審査は通る?審査基準とNG事項」でもお伝えしていますので、コチラでもご参照ください。
「ブラックリスト」に入っているか
また、前項の「個人属性」で触れた(※)「事故」ですが、この「事故」は交通機関の「事故」ではありません。
例えば、過去に自己破産をしていたり、民事再生を起こしていたりすることを指しますが、意外にも、本人の知らぬところで「事故」が起きていたりもします。
【 沖縄で住宅ローン審査を通す☆「事故履歴」とは 】
★ 沖縄の住宅ローン審査で否認されるケースの7割以上は、「事故歴」によるものだと言われています。下記が「事故」と言われるものです。
・自己破産
・民事再生
・代位弁済
・任意整理
・過去の延滞
… 自己破産や民事再生はともかくとして、「代位弁済」とは、返済の延滞などにより、保証会社などの第三者が債務を支払い、債権が移行することを指します。
ここまでは普通に考えれば、自分でも「事故」として自覚している範疇ですよね。ただ気になるのは、なかには残りの「任意整理」「過去の延滞」について、自覚していないケースがある点です。
【 沖縄で住宅ローン審査を通す☆思いがけぬ「事故履歴」 】
① 「任意整理」 … 弁護士などを通して交渉をし、負債額を減らしたり、月々の返済を軽くすることを指します。
→ 最近では弁護士事務所などが、借金の過払いについて調べ解決するサービスを全面に出してチラシやCMで宣伝していますが、これも「任意整理」に入るので、状況によっては避けた方が得策かもしれません。
② 「過去の延滞」 … 振込日に残高不足になる事は多々あるかもしれません。「過去の延滞」として記録されるのは2・3ヶ月以上の延滞です。
→ 「なら大丈夫!」と言う方もいるのですが、現在多い「過去の延滞」が携帯電話の支払いです。また、結婚をしたり引っ越しなどで暮らしが変わった時、「うっかり」2ヶ月延滞をしてしまったケースも少なくありません。
…このような「事故履歴」を持ってしまうと、個人信用情報データに記録され(「異動」とされます。)、信頼は著しく損なわれます。
【 沖縄で住宅ローン審査を通す☆「事故履歴」の対処法 】
★ でも「とは言っても、すでに事故履歴が残ってしまった!」と言う方もいますよね。
→ このような「過去の延滞」の記録は、延滞をしなくなってから5年~10年を経て抹消されるので、延滞から5~10年後に再度挑戦するのも良いかもしれません。
ブラック履歴を確認する
今までにちょこちょこと出ている「個人信用情報」ですが、実は3つの「指定信用機関」があります。
「自分の個人信用情報が分からないから…」と不安になって審査を待つ方もいますが、本人が情報を確認する「開示請求」はどこも可能です。
【 沖縄で住宅ローン審査を通す☆開示請求 】
★ 金融機関が個人信用情報をチェックする、「指定信用機関」は下記の3つの機関です。
① 日本信用情報機構「JICC」( https://www.jicc.co.jp/ )
→審判会社や消費者金融の他、保証会社などが加盟している情報機構です。窓口での開示の他、携帯電話や郵送でも受け付けてくれます。
② CIC( https://www.cic.co.jp/ )
→クレジット会社が主に加盟する情報機関で、日本信用情報機構と同じく、携帯電話や郵送、窓口での開示の他、ネットでも開示を受け付けてくれます。
③ 全国銀行個人信用情報センター( https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/ )
→銀行をはじめとする金融機関が加盟する情報センターが「全国銀行個人信用情報センター」です。(2020年現在)ここでは窓口やネット受付はなく、郵送でのみ、開示をしてくれます。
※ 全国銀行個人信用情報センターの郵送による開示について、詳しくは全国銀行個人信用情報センター「個人開示の手続き」を確認ください。(https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/ )
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で住宅ローン審査に思いがけず落選した時、次に行いたい事柄をお伝えしました。
本文中でもお伝えしたように、審査基準は金融機関によって多少の違いもありますから、審査に落ちると違う金融機関へ慌てて申請しがちです。
けれども慌てて闇雲に次々と申し込んでも、本文中でお伝えしたような個人情報機関でも記録に残りますので、金融機関同士で把握できますし、JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センター同士も、お互いに情報共有がされています。
まずは「なぜ、審査に落ちたのか」をチェックしてから、その原因を取り除き、落ち着いて改めて挑戦する方が、「急がば回れ」にはなりますが、結果的にはスムーズな借り入れができるはずです。
ぜひ、今回の記事も参考にしながら、落ち着いて沖縄での住宅ローン審査に通るよう、準備をしてみてください。
まとめ
住宅ローン審査で否認された時に行う事柄
・むやみに違う金融機関へ次々と申請しない
・思い当たる事柄があれば、具体的に質問する
・住宅ローン「3つの審査基準」を精査する
・思いがけない「ブラック履歴」を検討する
・不安があれば個人信用情報を開示確認する
・問題があれば冷静に改善するよう、対処する
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