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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2020.02.12注文住宅

沖縄で住宅ローン☆夫婦で借りる?どちらかが借りる?

沖縄で住宅ローン☆夫婦で借りる?どちらかが借りる?
今沖縄では住宅ローン選びに悩むご夫婦も多いですよね。那覇市近郊にベッドタウンも次々と登場し、20代30代の若いうちにマイホームを建てる家庭が増えました。
 
そんななか沖縄ではまだ、住宅ローンは夫婦で借りることが出来ることを知らない家庭も多く、「まだ早いかな…」と諦めるケースも少なくありません。
 
ただ、昔から一般的な夫(若しくは妻)1人で借りるローンは「単独債務」と言いますが、夫婦に限らず2人で借りる「連帯債務」の形式もあります。
 
そこで今日は、沖縄で住宅ローンに迷うご夫婦へ向け、「単独債務」と「連帯債務」のどちらが良いか…、選ぶポイントを「連帯保証人」の説明と共にお伝えします。
 

 

沖縄で住宅ローン☆
夫婦で借りる?どちらかが借りる?

 

「単独債務」と「連帯債務」


全国的な流れと同じく、昔の沖縄でも住宅ローンは、夫婦で組まずに夫(若しくは妻)が1人で借入金額の全額を負担する「単独債務」が一般的でした。
 
これは昭和時代の家族の形の流れでもあり、夫が外で働いて妻が家を守る…、と言う感覚から来ているのかもしれません。
 
けれども、共働きがすっかり定着した現代の日本や沖縄では、住宅ローンを夫婦で組む「連帯債務」を用いるケースが増えました。
 
特に共働き世帯が多い沖縄では、「住宅ローンは夫婦で負債する」感覚の家庭が急増しています。
 

【 沖縄で住宅ローン☆夫婦で選ぶローン形式 】
 
① 単独債務 … 住宅ローンを夫(若しくは妻)の1人が借りる形式が「単独債務」で、一般的な形です。
 
→ 審査は申請した1人の支払い能力によるものなので、借り入れ限度額が夫婦など2人の収入によって審査をする「連帯債務」よりは低くなります。
 
② 連帯債務 … 沖縄でも増えた形式で、住宅ローンを夫婦で借ります。収入源が2人になるので、審査も通りやすいです。

 

連帯債務は「夫婦に限らず」と触れましたが、それでも原則的には一緒に住む同居家族で、仕事があり、一定の安定した収入がなければなりません。
 
そのため、まだ就学中の子ども働いていない祖父母の場合、連帯債務の対象者とはならないので、注意をしてください。
 

【 沖縄で住宅ローン☆夫婦以外でも組める? 】
 
★ 今後建てる新居に住むことになる同居家族で、仕事をしていて安定した収入があれば、連帯債務者として認められます。
 
→ ただし「連帯債務者」は同居家族より1名のみです。本人+配偶者と父親など、例え同居をしていても2名以上になることはありません。

 

 

「単独債務」「連帯債務」どちらにする?


ただし住宅ローンはこれから建てる物件名義の問題など、いくつかの要素が絡みますから、一概に「連帯債務にしたから良い」と言う訳でもありません。
 
また、配偶者である妻が連帯債務者になった場合、後々の妊娠・出産の可能性を考えると、「借り入れ限度額が高くなった!」と一概には喜ぶことが出来ませんよね。
 
まずは、法的な部分からどちらにするかを検討してみます。
 

【 沖縄で住宅ローン☆夫婦「連帯債務」判断ポイント 】
 
① 住宅ローン審査のメリット
 
…住宅ローン審査では意外にも、希望する3割の人が通らないと言われますが、もしも審査が通らない場合に、連帯債務を検討するケースは多いです。
 
→ また、金融機関が違うと審査結果も変わる可能性があるので、単独債務を望むのなら、いくつかの金融機関でトライするのも一案です。(※)
 

② 物件名義を共有名義にする
 
…連帯債務にする場合、債務者と登記の名義を一致する原則があるため、夫婦二人で負担する時には、物件の名義も共有名義にする必要があります。
 
→ ちなみに、債務者ではない人物と共有名義にした場合は「贈与」とみなされて税金が掛かったり、名義が1人なのに連帯債務にしていると、問題とされるケースが多いです。
 

③ 住宅ローン控除を受ける
 
…住宅ローンを組んだ翌年に申請を行うことで、税金還付を受けることが出来る制度が「住宅ローン控除」です。
 
→ 夫婦2人で連帯債務を行うと、当然2人に還付されますから、その分還付金額も多くなる可能性があります。

 

…この3つの要素を鑑みながら、単独債務にするか連帯債務にするかを決めてみてください。
 
沖縄では住宅ローン審査を夫婦の収入を合算して受けられるために、若い世代の連帯債務の選択は多いですが、物件名義で問題を指摘されるケースが多いので、注意が必要です。
 
少し話は逸れますが、反対に「単独債務でマイホームを購入するけれど、共有名義にしたい」と言うケースもあります。
 
この時、「当初は単独名義で登記をしたものの、後々共有名義に変更したい」との声もありますが、登記後20年以内の名義変更(共有名義へ変更)は、「贈与」とされるので、こちらも注意をしてください。
 
「贈与」とみなされた場合には、贈与税が課税される可能性があります。
 
結婚してから継続して20年以上夫婦の家庭であれば、2,110万円までは贈与とみなされても、課税対象にはなりません。)
 

【 沖縄で住宅ローン☆夫婦「連帯債務」での「名義」 】
 
★ このような事情から、沖縄で住宅ローンを夫婦で組む「連帯債務」を選ぶなら、その後に法務局で登記を行う時には、夫婦二人の「共有名義」にしなければなりません。
 
→ 共有名義にすることで、片方のみの判断で処分をしたり、販売をすることができません。

 

 

「連帯保証人」を立てる方法もある


もしも希望の金額で審査が通らなかった場合、沖縄で住宅ローンを夫婦で組む連帯債務の他に、「連帯保証人」を立てる方法もあります。
 
「夫婦のうち夫が単独で借りたい」とした場合、夫が単独債務で住宅ローンを申請したものの、審査が通らなかったとします。この時に、妻などの家族が「連帯保証人」になることで、審査が通るケースです。
 

【 沖縄で住宅ローン☆夫婦「連帯債務」か「連帯保証人」か 】
 
★ 「連帯保証人」は債務者が返済が出来なくなった時に、代わって支払い責任を持つ「保証人」です。ですから「連帯債務」とは少し異なり、下記のようなケースで連帯保証人を求められます。
 
・ 申請している単独債務者の収入が不安定で、信頼がおけない場合
 
・ その物件(担保予定の土地や物件)の所有者が、債務者ではなく、親族にある場合
 
・ 家の保険「団体信用保険」への加入を拒む場合
 
…などなどです。

 

「連帯保証人」は保証する側からしてみると、債務者が返済を滞るとただちに請求される最後の保証人になるだけではなく、物件名義も持たないケースが多いので、少し不利にも感じるかもしれません。
 
ただし最近では、「保証会社」が出来たため、連帯保証人を金融機関が求めるケースが激減しました。
 
また、今では連帯保証人になった場合、住宅ローンの契約時に同席するよう、求められます。
 
沖縄で住宅ローンを夫婦で組むなら、審査が通らなかった場合に連帯保証人の選択も出来ますが、後々トラブルがより少ない契約としては、連帯債務を選んだ方が良いかもしれません。
 
 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で住宅ローンを夫婦で組むことが出来る「連帯債務」について、1人で組む一般的な「単独債務」との比較と共に、単独債務か連帯債務か…、選ぶポイントや注意点をお伝えしました。
 
本文中でもお伝えしたように、連帯債務は借入限度額も増えて審査も通りやすくなるメリットがありますが、なかには「それでも1人の単独債務」を希望する声は意外と多いです。
 
そんな時には「連帯保証人」として、パートナーを立てる考え方もありますが、特に夫婦の場合には、妻が妊娠や出産をすることで、休職して収入が減ったり、なくなったりする可能性もあります。
 
このようなことまで検討して、無理のない借入金額の範囲内での住宅ローンを検討することをおすすめします。
 
 

まとめ

住宅ローンは「連帯債務」か「単独債務」か

・「単独債務」は1人で負債するローン
・「連帯債務」は2人で負債するローン
・物件名義や審査、税金対策まで考えて決める
・登記をして20年以内の名義変更は贈与となることも多い
・連帯保証人を立てて審査を通す方法もある

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