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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2020.02.18注文住宅

沖縄で住宅ローンシュミレーション☆親子のパターン

沖縄で住宅ローンシュミレーション☆親子のパターン
沖縄では住宅ローンを組む時、「親子ローン」を検討する方も多いですよね。「親子ローン」とは、親子で返済をしていく形式です。
 
親子ローンには親子の収入を合算してひとつの住宅ローンを組む「連帯債務」の他、沖縄では住宅ローンをそれぞれに組むことができる「親子ペアローン」、親から返済が始まり、子どもに返済をバトンタッチする「親子リレーローン」があります。
 
沖縄で住宅ローンに親子返済が多いのは、同居や二世帯住宅の世帯も多いからかもしれません。
 
そこで今日は、沖縄で住宅ローンを親子で組んだ場合の、具体的な返済計画と家計ローンシュミレーションを、一般的な家庭のロールモデルで計算してみます。ぜひ、参考にしてください。
 

 

沖縄で住宅ローンシュミレーション☆
親子のパターン

 

沖縄で親子の住宅ローンを組む条件と魅力


沖縄で住宅ローンを親子で組むには、ほとんどが新居での同居・若しくは二世帯住宅が条件です。
 

【 沖縄で親子住宅ローン☆条件と魅力 】
 
《 沖縄の親子住宅ローンの条件 》
 
★ ほとんどの金融機関で、新居に住まうことが条件なので、同居・若しくは二世帯住宅に限ります。
 
→ もしも別居で親が金銭面のみ応援したい場合には、自己資金(頭金)として援助する方法や、子どもだけでは審査が通りにくい場合に保証人になるなどの選択肢があります。
 
《 沖縄の親子住宅ローンのメリット 》
 
★ 実質的には親が子どもの住居を援助する「贈与」でありながらも、税制的には贈与とみなされず、贈与税が掛かりません。

 

また、購入時の頭金(自己資金)を親が出した場合にも、「住宅取得資金の贈与の特例」によって3000万円まで非課税になる点も魅力です。
 
※ 「親」は法律上は「直系尊属」となりますので、祖父母からの援助でも適用されます。
 

 

シュミレーションモデルの家庭像


沖縄の住宅ローンシュミレーションを具体的に比較するには、仮の一家庭をシュミレーションモデルとして提示し、ライフプランを見ていくと分かりやすいです。
 
もちろん、これを自分達に当てはめて、イメージできる部分は具体的な数字で出してみてください。
 

【 沖縄で住宅ローンシュミレーション☆ロールモデル 】
 
★ Aさんの家庭は、夫・妻と長男(6歳)長女(3歳)の4人家族です。今回は夫方の御両親と同居・二世帯住宅のどちらかを検討しています。
 
《 収入と自己資金 》
 
① 夫(35歳) … 昨年度の年収は500万円
② 妻(33歳) … 専業主婦(長男出産後より)
 
(子どもは長男6歳・長女3歳)
 
③ 頭金(自己資金)として貯蓄したお金300万円
 
《 マイホーム購入前の家計 》
 
① 毎月の家賃など … 約10万円
② 毎月の生活費を抜いたお金(自由なお金) … 約5万円

 

…このようなA家の家庭をモデルとします。A家の御夫婦は長男・長女と子どもに恵まれていますが、もう一人子どもが欲しいと思っていて、将来的な妊娠や育児についても考慮討しなければなりません。
 

【 沖縄で住宅ローンシュミレーション☆両親 】
 
① お父さん(65歳) … 昨年度の年収は250万円
② お母さん(61歳) … 専業主婦
 
(お父さんは定年退職後、嘱託社員として再雇用)
 
③ 自己資金として用意できるのは500万円まで

 

近年沖縄の住宅ローン形式に多い、夫婦で組むケースとは違い、親の場合には年齢にも注意を払わなければなりません。
 
今回のケースでは夫とお父さんで住宅ローンを組みますが、お父さんが団体信用保険に加入できるのは、80歳までです。
 
また、定年退職前のお父さんが沖縄で住宅ローンを組む場合、一般的に定年退職後には収入が約70%になることも鑑みて、資金計画を立てると返済も安心ではないでしょうか。
 

 

夫(息子)がひとりで借りる「単独債務」


まずは土地を購入してから家を建てる「注文住宅」のケースで、基本となる夫(息子)がひとりでローンを組む「単独債務」のシュミレーションです。
 
単独債務の場合、夫の収入のみで借り入れ可能金額が計算されるので、家にも妥協が必要です。A家では希望のエリアから離れることと、土地面積を狭くすることで、土地代を低くしています。
 
そのため、このケースでは同居や二世帯住宅を建てるには、いささか土地面積が小さいかもしれません。核家族であれば充分な広さです。
 

【 沖縄で住宅ローンシュミレーション☆夫の単独債務 】
 
《 物件価格シュミレーション 》
 
① 物件価格 → 建築費1,900万円+土地代1,000万円=2,900万円
 
② 借入金 → 2,500万円
 
③ 諸費用 → 250万円(自己資金300万円より250万円移動)
 
④ 頭金 → 250万円(自己資金300万円-250万円=50万円、+親からの借金200万円)
 
⑤ 沖縄で選んだ住宅ローン → 某金融機関で金利1.80%、20年固定型

 

…A家のケースでは、親との同居が難しいながら、後々夫婦が片方になった時などには同居を考え、親から無利子で頭金を借金しています。
 
ただし、親からの援助が厳しい場合には「諸費用ローン」を利用できる金融機関もあるのでこれを利用し、貯蓄していた自己資金300万円を頭金に回す方法も一案です。
 

【 沖縄で住宅ローンシュミレーション☆単独債務での返済 】
 
《 住宅資金の支出 》
 
① 月々の返済額 → 8万300円(20年固定)
② 固定資産税の月割 → 1万円
③ 修繕積立金(月々) → 1万円
 
《 マイホーム購入後の家計 》
 
① 毎月の住宅関係費 → 10万300円
 
② 毎月の自由なお金 → 2万円
 
③ 住宅ローン控除 → プラス187万円

 

単独債務ですので、妻が子育てをひと段落し働き始めた場合、収入をそのまま貯蓄や自由なお金に回すことができるため余裕があります。
 
共働き家庭であれば夫婦の「連帯債務」も可能ですが、後々子どもが欲しい家庭なら、その間の妻の休職期間も考えて、余裕ある返済計画を立ててください。(詳しくは別記事「沖縄で住宅ローンシュミレーション☆夫婦の3パターン」にあります。)
 

 

夫(息子)とお父さんで借りる


それでは、今度は夫(息子)とお父さんの2人で組む、沖縄の住宅ローンシュミレーションをしてみます。
 
沖縄の親子住宅ローン商品では、親子の連帯債務の他、それぞれが契約できる「親子ペアローン」や親から子へバトンタッチして返済していく「親子リレーローン」がありますが、A家では親子リレーローンを選びました。
 
※ 沖縄の親子住宅ローンの種類については、別記事「沖縄で住宅ローン☆親子で借りる「3+1」のパターン」を参考にしてください。
 
親子リレーローンは親子の収入を合算して借り入れ可能金額が出ること、親の年齢では難しい長期返済期間でも、子ども(今回の場合は息子)へバトンタッチすることで可能になることがメリットです。
 

【 沖縄で住宅ローンシュミレーション☆親子リレーローン 】
 
《 物件価格シュミレーション 》
 
① 物件価格 → 実家を解体し二世帯住宅へ建て直し(3,500万円)
 
② 借入金 → 3,000万円
 
③ 諸費用 → 300万円(夫の自己資金300万円より)
 
④ 頭金 → 500万円(親からの贈与500万円)
 
⑤ 沖縄で選んだ住宅ローン → 長期金利固定型フラット35を利用

 

両親と同居をする家庭では、実家を解体して二世帯住宅へ建て直すケースが多いです。そうすることですでに所有している土地代金を担保にしやすい他、特に沖縄では高い土地代を節約できます。
 
父親自体も65歳ですから、今から長期の住宅ローンを組むことは難しいケースがほとんどですが、今回は息子との親子リレーローンを選択しているため、フラット35の審査を通ることができました。
 
今回は父親が主債務者として契約しながら、所有権は親子で分担となり、その持分割合は親:息子=5:1にしています。
 

【 沖縄で住宅ローンシュミレーション☆親子リレーローンの返済 】
 
《 住宅資金の支出 》
 
① 月々の返済額 → 10万円
② 固定資産税の月割 → 1万円
③ 修繕積立金(月々) → 1万円
 
《 マイホーム購入後の家計 》
 
① 毎月の住宅関係費 → 12万円
 
② 毎月の自由なお金 → 20万円
 
③ 住宅ローン控除 → お父さんが20万円+夫(息子)が185万円=205万円

 

住宅ローン控除について、また計算方法については、夫婦の連帯債務のケースで説明をしていますが、別記事「沖縄で住宅ローン☆夫婦で借りる「連帯債務」のメリット」を参考にしてみてください。
 
 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で住宅ローンを親子で組む場合と、夫(息子)がひとりで借りる場合の、沖縄の住宅ローンシュミレーションを比較してみました。
 
親にとってはローンを組みにくい年齢で、借り入れができる点がメリットですし、夫(息子)としては、親の収入まで合算した借り入れが可能になることや、状況によっては親の実家の土地を担保にできたり、援助を受けられる点がメリットです。
 
子どもが家庭を持ち、マイホームを建てたい年代に、親は丁度高齢期に差し掛かり、より暮らしやすい「バリアフリーリフォーム」を考える世代に突入しますので、タイミング的にも、人気がある理由かもしれません。
 
親子で家を建てた場合、親の援助も贈与税としてみなされない側面もメリットですが、同時に後々親が亡くなった時には、相続財産となる点も注意をしなければなりません。
 
親子ローンを検討する場合には、親と子だけではなく、兄弟やその家族にも理解を得て、契約を進めることが前提です。
 
 

まとめ

親子の住宅ローンシュミレーション

・親と同居か二世帯住宅になることが条件
・親の資金も贈与とみなされない点がメリット
・親が援助をしても3千万以内なら課税対象にならない
・親子の収入合算によりより高い資金計画ができる
・実家を建て直す場合、実家の土地を担保にできる
・親も子どもと組むことで長期ローン契約ができる
・親子リレーローンは親から子へ返済をバトンタッチする
・親が主債務者でも所有権は共有できる(持ち分割合)
・親子で建てた家は後々相続の対象にもなる

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