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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2020.04.01注文住宅

沖縄の注文住宅☆通風や採光を工夫して快適に暮らす

沖縄の注文住宅☆通風や採光を工夫して快適に暮らす
湿気の多い沖縄で注文住宅を建てるなら、通風の良い家は必須条件ですよね。昔からカビが生えやすい、シロアリ被害が多いと、対策が取られてきました。
 
シロアリ対策・台風対策として、一時期はコンクリート造りの家に人気が集まりましたが、今では木造住宅の技術が進化したこともあり、もともと風を通す素材である木造住宅が再注目されているのも、最近の沖縄注文住宅の傾向です。
 
ただ、それだけではなく、日々の暮らしのなかで上手に家じゅうに風を通す、人にも家にも優しい設計ができれば、尚、快適ですよね。さらに光を家じゅうに通すことができれば、明るく開放的な雰囲気にも繋がります。
 
そこで今日は、沖縄で建てる注文住宅には不可欠な、住みやすい通風、採光を意識した設計のポイントをいくつかお伝えします。
 

 

沖縄の注文住宅☆
通風や採光を工夫して快適に暮らす

 

24時間換気の義務付け


冒頭でも少し触れたように、ひと昔前のマイホームの主流は木造でした。木は本来、通気性がありますし、昔ながらの日本家屋では、通気の良い設計がほとんどでした。
 
けれども冷暖房が一家庭に一台あることが一般的になり、より冷暖房が効きやすい、気密性の高い家屋が好まれるようになってきます。
 
(特に沖縄では、一時期コンクリート造りの家が主流になりました。)一方で気密性の高い家は湿気もこもりやすく、湿気を好むシロアリやカビの心配が増えました。
 

【 沖縄の注文住宅☆24時間換気の義務付け 】
 
★ そんな事情のなか、2003年に義務付けられたのが、機械による24時間換気システムです。
 
→ 全ての住戸で24時間機械が管理する換気システムが義務付けられ、今の家屋では常に換気をしていなければなりません。

 

最近ではより湿気の被害に遭わず、快適に暮らすことができるよう、24時間常に機械が管理をしてくれる(年間を通して)、冷暖房・空調システムも取り入れられるようになりました。
 
沖縄では「カビがすぐに生えて着物の管理ができない!」などの声も多く聞こえますので、気になる場合には24時間対応の空調システムを検討するのも、一案です。
 

 

自然の通風で気持ちの良い暮らしを


通気
24時間換気システムが義務付けられているとしても、自然な風が家じゅうを通る快適さは、変えることができませんよね。
 
また、風を通すことで家のなかのダニやカビ、埃などが流れ出るので、結果的にシックハウス症候群を防ぐことができたり、アレルギーの軽減にも繋がります。
 
沖縄では酷暑ですから、どうしても冷房がより効きやすい気密性の高い家が好まれますが、それでも、定期的に通気をして空気を入れ替え、アレルギーやシックハウス症候群の予防・軽減対策は不可欠です。
 
吹き抜け通風
※写真=吹き抜けによる通風環境

【 沖縄の注文住宅☆通風の良い家のポイント 】
 
① 対角線上に窓を設置する。
 
基本は対角線上に窓を設けることです。後述する採光まで考えると、窓は広い方が開放的になります。
 
→ ワンフロア全体を通して、子ども部屋から廊下など、「風の通り道」ができるように意識してみてください。
 
② 南北の窓を設ける。
 
… さらに南北に抜ける対角線上に窓を作ると、通風の良い快適な間取りになります。
 
→ 扉でも良いのですが、より風通しの良い間取りを好むのであれば、引き戸を選ぶと便利です。(扉の固定をする必要がないため)
 
③ 吹き抜けを造り、風の通り道を上下に設ける。
 
… 上記2つのポイントは平面上の間取りで見たものですが、実際には立体ですよね。家全体に風が通る設計を好むのであれば、吹き抜けも良いかもしれません。
 
→ 吹き抜けで風を通すポイントは、1階で温められた空気が上昇することを意識した窓の配置です。天窓など、家の上部分に窓を設けると、風が下から上へと抜けていきます。

 

…このように、1階・2階フロアでの①南北の対角線上に流れる、平面状での風の通り道を意識すると共に、立体的な風の流れも理解して、②下から上へと上昇する風の抜け道を作ることで、快適な通風環境のポイントです。 
 

 

家にまんべんなく光を取り入れて、開放的に


快適な通風環境と共に、意識して取り入れたいポイントが開放的な採光です。大きな窓を意識して作ることで、自然の光を取り入れた開放的な空間が仕上がります。
 
…ただ、窓が大きくなると言うことは、それだけ外からも家の中が見えやすくなる、…と言うことに繋がるので、いかにプライバシーを守りながら、広い開口(窓)を作るかがポイントです。
 
沖縄の注文住宅で多い設計では、庭先に大きな開口(窓)を作りながら、光を通すデザインの塀(囲い)を作る方法があります。
 
ただ、これだけではなく、他にも多くのプライバシーを守りながら、開口(窓)を広くして、開放的な光を取り入れることができる方法が見受けられます。
 
採光プランの基本として、南側の開口(窓)が理想的です。
 
縦長窓※写真=縦長窓

【 沖縄の注文住宅☆プライバシーを守る、採光プラン① 】
 
★ 縦長窓
 
① 吹き抜けにして1階~2階まで続く、高い開口(窓)を作る。
 
… 高い開口(窓)の魅力は、1階部分に塀を作っても、上から光が入ること…、直射日光が直接入らない位置に設置しても、1階部分まで光が通ることが挙げられます。
 
② 縦長の窓にする。
 
… 吹き抜けではなくとも、縦長の窓をいくつか部屋に設置することで、より高い位置から光が入ると共に、外から家内が見えにくいまま、光を取り入れることができます。

 

北向きなど、リビングが暗くなりがちな場合には特に、大きな縦長の窓は高い位置からの光を取り入れやすいです。①の吹き抜けパターンでは、より光が届きやすくなります。
 
②の縦長窓の場合には、複数配置することで、光はより入ります。
 
ただし、縦長の窓は開けにくい点がデメリットですので、そのために上下に開くタイプや、滑り出し窓などを選ぶと良いかもしれません。
 
小窓
※写真=小窓

【 沖縄の注文住宅☆プライバシーを守る、採光プラン② 】
 
★ あらゆる場所に窓を設ける。
 
③ 小窓をあちこちに配置する。
 
… 家の中が見えにくい小窓を、数多く設ける設計も、沖縄の注文住宅で人気です。外から見ると、ちょっとしたデザイナー住宅に見える、小窓の配置もポイントなので、オシャレな設計を目指してください。
 

④ 天窓を入れてしまう。
 
… 空からの太陽光は、かなりの光を取り入れられるうえに、プライバシー空間をほぼ完全に保つことができます。上はら入るので、コチラも北側など比較的暗くなりやすいスペースにはおすすめです。

 

柔らかな光で大丈夫であれば、窓のガラスをすりガラスにしたり、外から内側が見えない加工を施す方法もあります。
 
ただ、これらの加工は人によって評価がそれぞれです。すりガラスは光が柔らかく微量に感じやすいですし、外から内側へ見えない加工(シート貼り)は、本来の太陽光よりも、暗い光になりやすい点は理解しておくと安心です。
 
天窓
※写真=天窓

【 沖縄の注文住宅☆パティオ(中庭)を作る 】
 
★ 最後に、広い敷地で建てる沖縄の注文住宅や二世帯住宅であれば、パティオ(中庭)を設けてしまうのも一案です。
 
→ パティオ(中庭)と接する壁を大きな広い窓にすると、周囲の部屋全てに光が入ります。パティオ(中庭)なので、外からもほぼ、見えません。

 

幼い子どもがいる場合には、ちょっとした光の当たるパティオ(中庭)で遊ばせることもできますよね。二世帯住宅であれば中央にパティオ(中庭)を設けることで、全くの別世帯でも、お互いの様子を見ることができたり、繋がりが生まれます。
 

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いかがでしたでしょうか、今日は沖縄の注文住宅では欠かすことができない、湿気対策にもなる、風通しの良い間取り(通風)と、家全体を明るく開放的にする光が当たる間取り(採光)についてお伝えしました。
 
通風環境から見ても、採光環境から見ても、基本的には南北に大きな窓がある家が、最も快適・開放的に好ましいのですが、なかなかそうは行きませんよね。
 
プライバシーが気になるなどの問題があれば、縦長の窓をいくつか配置してみたり、暗くなりがちな北側スペースなどには、天窓や小窓で上からの太陽光を取り入れることで、通風環境も採光環境も随分と変わります。
 
沖縄の注文住宅では、台風まで注意を払わなければなりませんので、特に大きな窓を設ける家を予定しているのであれば、台風にも耐性のある、強化ガラスなどを採用してください。
 
 

まとめ

通風・採光環境を良くするポイント

・2003年から24時間換気システムが義務付けられた
・南北の対角線上の窓で通風環境を良くする
・吹き抜けがあれば上下に風が通り抜ける
・南側に大きな窓があれば採光環境が良い
・縦長の窓を複数配置するなどの工夫をする
・北側の暗い部屋には天窓も有効
・小さな小窓を複数作っておしゃれに採光
・思い切って中庭を設けて光を全方向へ入れる

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