COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.04.28注文住宅
沖縄の注文住宅プラン☆オール電化VSガスコンロ
沖縄の注文住宅プランニングのなかでも、大きな選択肢のひとつとして悩む家庭も多い事柄が、「オール電化(IH)かガスコンロか…」ですよね。
オール電化は温度管理をIHが行ってくれるため「料理が上手くなる!」とか、「料理が楽」などとも言われ、最新型キッチンの一役を担っています。
一方、昔ながらのガスコンロは馴染みがあるので使い勝手も良く、料理にこだわる家庭では「ガスコンロでなくちゃ美味しい料理は作れない!」なんて声も聞こえるほど、根強い人気です。
…ただ一般的にはそれほどこだわっていない家族が多く、いざ沖縄で注文住宅プランニングに入ると、悩むケースは少なくありません。
そこで今日は、沖縄で悩む方も多い注文住宅プランニングのひとつ、オール電化(IH)キッチンか、ガスコンロキッチンか…、それぞれのメリットデメリットをお伝えします。どうぞ、参考にしてください。
沖縄の注文住宅プラン☆
オール電化VSガスコンロ
馴染み深い、ガスコンロキッチン
ガスコンロのキッチンは何と言っても馴染み深い点が魅力です。
賃貸住宅で暮らす人々は多くがガスコンロキッチンで料理をしてきたので、毎月のガス料金+電気料金+水道料金と言った、ランニングコストの目安が付きやすい点も、安心感に繋がります。
【 沖縄の注文住宅プラン☆ガスコンロ 】
《 メリット 》
・ ガスコンロは馴染みがあるため、最初から抵抗なく料理ができる。
・ 調理器具を選ぶ必要がない。
・ ひと昔前までは、火の消し忘れの心配も多かったものの、現在では安全センサーが完備されているものがほとんどなので、以前よりも安全。
《 デメリット 》
・ 火を扱うため、料理中はキッチンや部屋が暑くなりがち。
・ 火を扱うため、子どもへの注意が必要。
・ ガス漏れの危険性に注意をする。
また、沖縄でも大阪のようにたこ焼き機を購入して、家でたこ焼きパーティを行う家庭も増えていますが、なかには「電気たこ焼き機ではなく、ガス管に繋いで作るたこ焼きが美味しい!」などの声もありました。
小さな理由にも思えますが、この他にも家で美味しいラーメン作りの研究をしたいなど、強い火力や「火」にこだわりのある家庭で、ガスコンロを絶対条件とするケースは意外にも多いです。
何かと便利な、オール電化(IH)キッチン
IHキッチンは電気を利用するために、何と言っても汚れにくく、キレイなキッチンを保ちやすい点が魅力になって、人気が出ています。
また、良く聞かれる「IHキッチンを採用して、料理が上手くなった!」の真意は、例えば揚げ物などはIH機能が揚げ物に丁度良い、170℃~180℃を測定して保ってくれるなど、温度調整がしやすいことが、その理由ではないでしょうか。
IH機能が搭載されているので、電気の消し忘れや鍋の掛け忘れなど…、ふとした失敗を、声で知らせてくれたり、自動的に電源を消して対策を取ってくれたりもするので、より安全への安心感は増しやすいです。
【 沖縄の注文住宅プラン☆オール電化(IH) 】
《 メリット 》
・ 火を利用しないため、子どもにも安心。(特に幼児などの火の危険が軽減される。)
・ IHコンロは平らな平面で、アルコールスプレーなどを吹き付けたら、サッと布巾などで拭けばキレイに掃除ができるので楽チン。日ごろからのこまめな掃除が、苦になりません。
・ 電気を使うので、煙や臭いが部屋に充満したり、こもりにくい。換気扇も煙が上がらない分、汚れにくく掃除がしやすい。
・ あまり煙がでない分、暑い夏でも調理中に室温が上がりにくい。
《 デメリット 》
・ IH専用の調理器具(底部分が平らになっているフライパンや鍋)を使用しなければならない。
・ 停電時に調理ができなくなる。
・ 電磁波に対する不安の声も多い。
・ 今までガスコンロに馴染んでいた方は、慣れる必要がある。
沖縄では夏には台風が来る年が多いですよね。そのため、今沖縄でオール電化を利用している家庭では、停電対策用に着火型の簡易ガスコンロを購入している世帯が多いです。
また、オール電化(IH)に馴染みがない問題では、特にシニア世代にとってはなかなか馴染めずに、料理自体が苦手になっていく…、キッチンへ立ちたくなくなる…、などの事例も出ています。
人気!オール電化(IH)
オール電化住宅ではIHキッチンは必須ですよね。また、オール電化住宅ではガスを使わないため、「エコキュート」と呼ばれる電気湯沸かし器を設置することになります。
今も、大手電力会社をはじめとする多くの電力会社で、22時頃~7時頃までの深夜時間帯は、格安料金の「深夜電力」価格で電気を使用することができますが、エコキュートでは、この深夜電力を利用して一日分のお湯を沸き上げ、貯める機能がついているのが特徴です。
そのために、ガスを使って湯を沸かしていた時代よりも、ランニングコストが節約できる家庭が増え、家計節約の側面からもオール電化住宅に注目が集まりました。
【 沖縄の注文住宅プラン☆太陽光発電+オール電化(IH) 】
★ さらに、沖縄で人気の注文住宅プランでは2000年頃から太陽光発電を屋根に取り付け、売電を行うと共に、自家発電を目指す「ZEH(ゼッチ)住宅」を理想とする家も増えました。
→ ただし、一時期は売電収入も大きかったものの、近年では売電単価も安くなり、副収入を目指すための太陽光発電と言うよりも、エコの観点や電気代節約の観点から、自家発電を目指したり、停電時対策として、日中の発電を目的とする設置が多いです。
また、2016年以降は大手電力会社以外の民間企業も電気を売ることができる「電力自由化」が、一般家庭へも解禁され、「新電力」と呼ばれる大手電力会社以外の、新しい電力会社が乱立するようになったため、賢い選び方ができれば、ガスもオール電化も変わらないかもしれません。
…とは言え、今でも大手電力会社のオール電化家庭を対象にした電気料金プランは、深夜時間帯が格安に設定されているものが多く、節約面でも魅力的です。
新電力への切り替え+エネファーム
深夜電力でお湯を沸かすことができるオール電化の「エコキュート」も、電気料金が節約できますが、これはガスを使わないオール電化家庭に適用した電気料金プランです。
そのため、料理へのこだわりなどから「ガスコンロを使いたい!」と言う家庭では利用できませんが、前述したように「新電力への切り替え」によって、電気料金も大幅に節約できる可能性が出てきました。
実際に人気が高い新電力の母体には、ガス会社も多いです。母体がガス会社ですから、ガスコンロ利用家庭にとって利用価値の高い料金プランも期待できます。
また、太陽光を利用して家庭で発電ができる「太陽光発電システム」と比較される、ガスならではの発電システムがあります。
【 沖縄の注文住宅プラン☆エネファーム 】
★ それが家庭でガスから発電ができる「エネファーム」です。
→ 「ガスから発電するとなれば、ガス代は相当掛かるのでは?」と心配する声もありますが、実際には従来のガス料金+電気料金の合計よりも節約できている…、との報告も多くあります。
ただしエネファームも初期費用は高い点は否めません。200万円前後が目安と言われています。…とは言え太陽光発電もまだまだ初期費用は掛かりますので、自家発電を検討するのであれば「どちらが良いか」悩みどころです。
ガスを引き続き利用するのであれば、まずは少しでも電気料金・ガス料金が安くなるような新電力を比較検討してみるのも、良いかもしれません。
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いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で人気の注文住宅プランニング、オール電化(IH)かガスコンロか…、について、それぞれのメリットデメリットをお伝えしました。
2011年の東日本大震災、近年続いた台風による沖縄の大規模停電により、環境問題がより身近になってきた昨今、後半でお伝えしたような、自家発電にも関心が高まってきました。
今の沖縄の注文住宅プランでは、新築時点で太陽光発電を屋根に備え、安い深夜電力で節電を試みる蓄電池やエコキュートプランに人気が集まっていますが、2011年より火力発電が主流になってきた今後では、だんだんと深夜電力も値上がりしていく可能性もあります。
災害対策や環境問題、節電まで深く考えていくと、反対に情報が多すぎて迷いが増える方も多いです。
そんな時には、①火を利用した料理にこだわりたいのか…(ガスコンロ)、日々のなかで料理や掃除が何かと便利だと嬉しいのか…(IH)、で考えても良いのかもしれません。
まとめ
オール電化(IH)vs ガスコンロ
《 ガスコンロ 》
・馴染みがあり調理器具も選ばない
・火を扱うため子どもやガス漏れに注意をする
・エネファームによってガスから自家発電もできる
・新電力への切り替えで電気代節約の可能性もある
《 オール電化(IH) 》
・煙や臭いが部屋に充満しにくい
・フラットな面で掃除がしやすい
・換気扇が汚れにくい
・調理器具を選ぶ
・安い深夜電力で一日分の湯を貯める(エコキュート)
・太陽光発電で自家発電もできる
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