COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.04.25注文住宅
沖縄の注文住宅プラン☆家事の要キッチン&ダイニング
沖縄の注文住宅プランでは、「家事が楽になるキッチン&ダイニング」を重視する家庭も多いですよね。
沖縄では共働き家庭が全国的に多いため、家事を少しでも早く済ませることができる、「時短間取り」や「時短キッチン」が人気です。
その他、短い時間でも家族団らんができるよう、「家事をしながら家族の会話が広がる家」をテーマにした沖縄の注文住宅も多く見受けます。
そこで今日は、沖縄の注文住宅プランで人気が高い、4つのキッチンの他、キッチン内の「家事動線」のポイントをお伝えします。どうぞ、参考にしてください。
沖縄の注文住宅プラン☆
家事の要キッチン&ダイニング
「オープンキッチン」OR「クローズドキッチン」
沖縄の注文住宅プランでは、炊事をしながら家族と話ができるオープンキッチンは人気があります。オープンキッチンの対面にダイニングテーブル、その奥には広いリビング…、と言った、開放的な間取りは定番です。
ただ、オープンキッチンはクローズドキッチンと比べると、来客時にお客様からキッチンが見えやすい点が気に掛ります。
【 沖縄の注文住宅プラン☆オープンORクローズドキッチン 】
① オープンキッチン … キッチンがダイニングと続いている間取りを指し、多くが対面式のキッチンです。
→ 炊事をしながら家族の顔を見ることができる点がメリットですが、続いているので、料理中の煙や臭いが広がりやすい点がデメリットになります。
② クローズドキッチン … キッチンは一か所のスペースにまとめられ、ダイニングは壁で仕切られるなどしています。
→ メリットは来客時など、片付いていないキッチンがお客様から見える心配がありません。ただ、炊事中は家族の様子が見えにくいデメリットもあります。
①のオープンキッチンでは、煙や臭いが広がることのないよう、換気対策は不可欠です。オープンキッチンを選ぶことによってキッチンスペースまでリビングとひと続きになるので、広く開放的な家族だんらんスペースが広がります。
②のクローズドキッチンは、臭いなどもダイニングやリビングまで広がりにくく、キッチン内で自由にできるので、炊事もしやすいです。
家事効率が良くなる「ワークトライアングル」
沖縄の注文住宅プランでは開放的で炊事をしながらも家族の様子を見ることができる、対面式のオープンキッチンに人気が集まっていますが、海外ではクローズドキッチンも多く見受けます。
クローズドキッチンには「コの字型」を形成しているスタイルも多いので、家事(炊事)効率の良い「ワークトライアングル」を作りやすい点もメリットです。
【 沖縄の注文住宅プラン☆「ワークトライアングル」とは 】
☆ キッチンで炊事をしている時に動く「家事動線」の三角形を「ワークトライアングル」と言います。
→ コンロ→冷蔵庫→炊事場の三点を結んだ家事動線「ワークトライアングル」が、3.5mのキッチンが、最も動きやすいラインです。
※ キッチンの場合、動線が短いから良い訳ではありません。3.5mよりも短くなると、それだけキッチン内が狭くなっているために、動きにくかったり、料理や配膳がしにくくなります。
クローズドキッチンの場合、このワークトライアングルの3.5mを確保しやすい点がメリットです。
ただ、家事動線の場合はキッチン内の炊事動線だけではなく、プラス洗面所や浴室、洗濯機といった水回りの家事動線が一直線(または回遊的)で、短いラインが理想的と言われています。
このような水回りを一か所に集中させた間取りは、建築費を抑えることにも役立ちますので、全体像を見てから決めるのも良いかもしれません。
狭い家では便利なセミオープンキッチン
最近の沖縄の注文住宅プランでは、小さい敷地でも平屋にして、コンパクトにまとめた家も人気があります。
コンパクトな家は掃除がしやすく、家族も自然と一か所にまとまりやすい点が魅力です。
ただし、広々としたキッチンでは、他のスペースが狭くなってしまうので、このようなコンパクトな平屋では、「セミオープンキッチン」も注目されています。
【 沖縄の注文住宅プラン☆セミオープンキッチン 】
☆ 名前の通り、少しだけ(セミ)ダイニングと繋がっているキッチンです。キッチンは対面式ではなく、壁向きに設置される間取りもあります。
→ 例えば、そのキッチンの後ろは通路になっていて、その先には子ども部屋など別のスペース、手前はダイニング・リビングになっているなど、複数の部屋を結ぶ通路にキッチンが配置された間取りなども、セミオープンキッチンです。
狭い敷地の平屋の他、縦長の敷地に建てられた家など、変形の土地などでも便利です。
家族で料理を楽しむ家には、アイランドキッチン
週末になると夫婦で料理を楽しんだり、子ども達に積極的に料理のお手伝いをして欲しい家族…、ホームパーティーが好きな家庭には、アイランドキッチンが人気です。
【 沖縄の注文住宅プラン☆アイランドキッチン 】
★ 「アイランド(島)」と名前にあるように、キッチンのシンク部分や加熱部分が孤島のように離れているスタイルが、「アイランドキッチン」です。
→ 双方向から料理ができるので、日ごろ複数人で料理をしたり、大勢の料理を用意する家では便利です。レストランなどのキッチンを想像すると、分かりやすいかもしれません。
沖縄でも地方エリアで敷地に余裕がある家では、近年木造平屋のナチュラルスタイルも人気がありますが、このような家で、昔ながらの趣を楽しむ「土間キッチン」を希望する家族も見受けられるようになりました。
そんなナチュラルスタイルでも、土間にアイランドキッチンは懐かしさもあり、おしゃれでもあります。
また、最近ではアイランドキッチンの横にダイニングテーブルを繋げて、料理をしながら、食事をしながら、家族が自然に会話を楽しむ暮らしも人気です。
日本間スタイルで人気の「サンクンキッチン」
一時期は洋風の家に人気が集中しましたが、最近では昔の日本のように、床に座って暮らす生活が見直されるようになりました。
特にシニア世代の祖父母と同居する世帯では、リビングを洋間ではなく、沖縄であっても、冬にはコタツを置くような、和風リビングも選ばれています。
それでも洋風リビングで人気がある、対面式オープンキッチンを用いて、「家族の様子を眺め、会話をしながら炊事を行いたい!」と言う声は根強くありました。
…このような要望に応えたキッチンが、「サンクンキッチン」です。
【 沖縄の注文住宅プラン☆サンクンキッチン 】
★ サンクンキッチンは、日本間のリビングから一段下がって供えられた対面式のオープンキッチンです。
→ キッチンは一段高さが下がるので、炊事をしながらも家族と同じ目線で会話を楽しみ、様子を見ることができる魅力があります。
キッチンカウンターでは、掘りごたつのような足を下せるテーブルを用意する設計も、子育て家庭に人気です。
子ども達がそのテーブルカウンターで宿題をすれば、親は炊事をしながら、子どもの宿題を見ることもできます。
ちなみにこのサンクンキッチンですが、「サンクン」とは「一段下に下がる」と言う意味合いです。
サンクンキッチンはまだまだ、広く知られてはいませんが、リビングの和室部分を少し下げて設計する「サンクンリビング」などは、より多く採用されています。
※ 上の画像は「サンクンリビング」です。
沖縄の注文住宅プランニング☆こちらの記事もチェック!
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄の注文住宅プランのなかでも重要度の高い、キッチン&ダイニングプランニングについてお伝えしました。
建売住宅の多くは、最初にお伝えしたオープンキッチンですよね。「寂しがり屋なら、オープンキッチン」なんて言葉もあるほど、リビングに溶け込むスタイルが定評です。
一方、キッチンが散らかりやすかったり、子ども達がウロチョロすると落ち着かない…、なんて方は自分のスペースが確保できるクローズドキッチンが良いのかもしれません。
アイランドキッチンはより賑やかになります。キッチンがよりオープンになり、家族から様子が見えるため、アイランドキッチンからダイニングテーブルを繋げることによって、「自然に家族がご飯の配膳をするようになった…」との声も多いです。
また、沖縄注文住宅のキッチンプランニングでは、オール電化(IH)か、ガスコンロか…、も大きな選択肢ではないでしょうか。
それぞれにメリットデメリットがありますので、オール電化・ガスコンロについては、別記事「沖縄の注文住宅プラン☆オール電化VSガスコンロ」でお伝えしています。こちらもどうぞ、併せてご参照ください。
まとめ
キッチン&ダイニングプランとポイント
・オープンキッチンで家族団らん
・隠すことができるクローズドキッチン
・家事動線は「ワークトライアングル」3.5m
・コンパクトな家では便利なセミオープンキッチン
・和室リビングでも団らんができるサンクンキッチン
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