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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2020.08.13注文住宅

コロナ時代の沖縄にワークスペース☆ABWで両立実現!

リモートワーク環境はどうなってる?
ウィズコロナの今、沖縄ではワークスペースの設置が急務になってきましたよね。新築の注文住宅はもちろん、コロナ禍の沖縄ではリフォームで快適ワークスペースを検討する声も増えました。
 
急激なリモートワークへの移行により、子育て世帯も圧倒的に多いウィズコロナ時代の沖縄では、必要なワークスペースに「集中しやすい」要望が多い反面、「子育てとムリなく両立できる」と言う、矛盾したニーズが寄せられています。
 
集中して効率的に仕事をするためには、家庭と一定の隔たりが必要ですし、子育てと両立するためには、子どもの様子をいつも捉えていなければなりません。
 
そこで出てきたワークスタイルが「ABW」です。そこで今日は、子育てと仕事を両立する働き方、コロナ時代に沖縄で注目されるワークスペースアイデア、「ABW」について、ワークスタイルやニーズから、順を追ってお伝えします。
 

 

コロナ時代の沖縄にワークスペース☆
ABWで両立実現!

 

「リモートワーク」とは?


「リモートワーク」とは?
コロナショックにより全国的に急速に進む「リモートワーク」、近年ではネット会議もできるため、政府では旅行を楽しみながら働く「ワーケーション」スタイルを提案するほどです。(GOTOトラベルキャンペーン案内より)
 
ただ、今まで主に通勤をしてきた人々には、「リモートワーク」「ワーケーション」と言われても、どうもピンときませんよね。
 
ここで、コロナ禍で進む働き方「ワークスタイル」について、整理してみます。
 

【 コロナ時代、沖縄のワークスペース☆さまざまな働き方 】
 
《 家で働く 》
 
・ 在宅勤務 … 在宅(家)で勤務(勤めて仕事をする)
 
《 移動先(しながら)働く 》
 
・ モバイルワーク … 移動しながら仕事をする
 
《 離れた場所で働く 》
 
・ テレワーク … tel(離れている場所)でwork(働く)
・ リモートワーク … remote(遠隔)でwork(働く)
 
《 職場を持たない 》
 
・ ノマド族 … 「No(ない)」「窓」で、職場を持たない働き方を指します。)
 
《 旅行をしながら働く 》
 
・ ワーケーション … 「work(働く)」+「vacation(休暇)」
・ リモケーション … リモートワークをこなしながら旅をする

 

コロナショック以前から、よく使われてきた言葉と、コロナショック後に頻繁に使われるようになった言葉が、今ではアチラコチラの現場で混在している状況です。
 
例えば「ノマド族」に限っては、今までは主に、フリーランスや個人実業家などの働き方として多く使われてきました。
 
これに対して、「リモートワーク」や「テレワーク」は、会社員として勤務している人々の新しい働き方として使われています。
 

 

追いつかない家庭内ワークスペース


追いつかない家庭内ワークスペース
第一波は急だったので、リモートワークへの移行もweb関連会社マーケティングなどの業種が顕著だったのですが、今後は第二波、第三波に備え、他の業種でもリモートワークが進む傾向にあります。
 
一方、もともと外で働くスタイルが定着していた日本では、急に家庭内で働くとなっても、充分な環境を備えていない家庭が多いです。
 

【 コロナ時代、沖縄のワークスペース☆進む家庭内の書斎 】
 
★ リクルート住まいカンパニー「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査では…、
 
→ リモートワーク移行により利用しているワークスペースとして、リビングダイニングが55%の過半数を超えています。

 

リビングダイニングは日ごろ家族がいるので、子どもに寄り添う時間との両立ができる反面、「オンオフの切り替えができない」「作業に集中できない」「安心してオンライン会議に参加できない」などの不安要素を抱える声が多いです。
 

 

未就学児がいる家庭、沖縄のワークスペース


未就学児がいる家庭、沖縄のワークスペース
リモートワーク移行に必要なワークスペースの条件は、6歳以下の未就学児がいる家庭と、いない家庭で大きく異なる。
 
未就学の子どもがいる家庭では、ウィズコロナ時代、第二波・第三波を見据えると、子ども達を預ける先も閉鎖されます。
 
そのため家庭内で仕事をする場合には、男性女性に限らず、育児(子どもを見る)と仕事の両立をしなければならない状況も、考慮しなければなりません。
 

【 コロナ時代、沖縄のワークスペース☆子どもと働く 】
 
★ 未就学児がいる家庭でニーズが高い沖縄のワークスペースのポイントは、「子どもを見ながら仕事ができる」環境です。
 
① リビングの一角にある、「書斎コーナー」
 
… 広い空間のあるリビングで、子どもが遊んでいる様子を見ながら作業ができる環境は、全国的にニーズが高い傾向にあります。
 
② 安全な庭とリビングの双方から近い環境
 
… 沖縄の戸建てではワークスペースを庭に繋がるエリアに設け、広い窓や天窓の付いた屋根を設けて、テラス風にアレンジするニーズも多いです。

 

 

子どもが大きい、DINKS、独身世帯、沖縄のワークスペース


クローゼットや屋根裏の「隠れ家書斎」
一方、子どもがある程度大きくなっていたり、夫婦二人のDINKS家庭独身世帯では、「集中できる作業環境」や「オンオフの切り替えがしやすい」環境の整備が重要視されます。
 

【 コロナ時代、沖縄ワークスペース☆集中環境 】
 
★ リクルート住まいカンパニー「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査では、「オンオフの切り替え」(35%)と「仕事専用スペースがない」(33%)の不満が大きく上がりました。
 
→ 集中環境を作り出すためには、未就学児のいる家庭とは正反対の環境が必要になります。生活空間と仕事空間を切り離した、個室スペースが効果的です。

 

…とは言え、例えばDINKS家庭であっても、パートナーとのコミュニケーションは不可欠ですし、家事もありますよね。
 
特に真夏は猛暑となる沖縄では、窓際のワークスペースは日によりサウナ状態にもなります。
 
そこでコロナ禍を受けて続々とリモートワークへ企業が移行するなか、新しい価値観が注目されるようになりました。その第3の選択肢が、「家庭内のアチラコチラにワークスペースを設ける」方法です。
 

 

第3の選択肢「ABW」と言う環境


沖縄で造るワークスペースのメリット
「ABW」とは、「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の略で、自由(アクティブ)に職場と時間(ベース)を選ぶことができるワークスペースです。
 
もともと以前から、オフィスでの働き方を表した言葉でした。「ABW」以前には社内のどこでも自由に移動して働くことができる「フリーアドレス」と呼ばれる働き方が注目されています。
 
「ABW」はさらに自由なワークスタイルで、社内に留まらず公園やカフェでも働くことができるうえ、時間も自由な働き方への提唱です。
 
この「ABW」がコロナ禍の今、沖縄のワークスペース造りのアイデアとして、広がりつつあります。
 

【 コロナ時代、沖縄のワークスペース☆「ABW」 】
 
★ コロナ時代の沖縄では、大掛かりなワークスペースを設けるのではなく、窓際やベッドルームのワンコーナー、リビングの片隅など、あらゆる場所にシンプルな机を用意して、アチラコチラで仕事ができるアイデアが注目されています。
 
→ 3畳ほどなど、小さくても基本的な隠れ家的ワークスペース(コーナー)を準備した後、アチラコチラにノートパソコンが置けるようなデスクスペースを設ける方法です。

 

大きな窓や天窓を施したオープンテラスや、軒先にオープンカフェ風の机とイスを用意したアウターリビングを用意して、家庭内でも、外の空気を吸いながらでも、仕事ができるような設計が好まれるようになりました。
 

 

「ABW」では机の位置にも考慮


「ABW」では机の位置にも考慮
コロナ時代の沖縄で注目されるワークスペース「ABW」は、家のアチラコチラにシンプルなコーナーを設置します。
 
ですから、机の位置まで考慮することで、より一日中快適な働き方を提案できる点も魅力です。
 

【 コロナ時代、沖縄のワークスペース☆机の位置 】
 
★ 複数のコーナーを用意できるので、下記のように3通りの机の高さを用意します。
 
① 通常の座るスタイルでのワークスペース
 
… イス&机がセットされているスペースで、アウターリビングなど外庭で仕事を楽しむケースでは、カフェ風に整えるインテリアが好評です。
 
② 座椅子や座布団で働く和風スペース
 
… 本拠地となる「隠れ家的ワークスペース」では、家具や機材を抜いて1畳~3畳ほどの小さなスペースが人気があります。かつての文豪ではないですが、机に座布団や座椅子と言った、和風スタイルが人気です。
 

③ 立ちながら働くスペース
 
… 窓際などには立って丁度良い高さのカウンターを設置するワークスタイルが注目されています。足元に運動できる足踏み機器を置く人も見受けられます。

 

「ABW」は非常にストレスフリーな働き方ではあるのですが、人によっては一日中仕事に夢中になってしまうことも多いです。そんななか、立ったり、座ったりと姿勢を変えながら仕事ができるスペースは、体のストレスも軽減します。
 
 

いかがでしたでしょうか、今日はコロナ時代の沖縄で役立つワークスペースが提案する、子育てと仕事を両立するワークスタイル「ABW」についてお伝えしました。
 
一日の間に場所を変え、姿勢を変えながら仕事ができるので、集中力の持続にも役立ちますし、同じ姿勢で凝り固まった体をほぐしながら働くこともできるため、健康にもおすすめです。
 
また、「ABW」は家内を自由に動き回るだけではなく、外に出て働く時間も含まれています。
 
ノートパソコンひとつで、時にはスマホひとつで、仕事ができるようになった時代、よりストレスフリーに効率的なワークスタイルへ…、このコロナショックを良い機に変えて、移行してみてはいかがでしょうか。
 
 

まとめ

快適に働く「ABW」とは

・新しいワークスタイルが数々産まれた
・家庭ではリビングダイニングで働く人が多い
・未就学児がいる家庭では「書斎コーナー」が人気
・大人が多い家庭では集中できる「書斎スペース」が人気
・「ABW」はあらゆる時間と場所で働く、自由な働き方
・家のアチラコチラにシンプルなワークスペースを設ける
・座ったり立ったりしながら働くことができる設計にする

 

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