COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.02.01注文住宅
沖縄で注文住宅の土地探し☆良い土地を見極めるポイント
沖縄で注文住宅を建てる時、土地探しが最初の一歩となりますよね。
条件付きの土地を購入した場合には、そのまま依頼する建築業者まで決まってしまうこともありますし、沖縄での土地探しでは、家族構成によって周辺環境の見極めポイントも変化します。
沖縄では今、建売住宅や分譲マンションも人気が出てきましたが、根強い人気の注文住宅は自由度が高く、好みの間取りに設計することができます。
しかしほとんどのケースにおいて、沖縄では新たに土地を購入して建てる注文住宅が多いため、最初の土地選びに苦労してしまい、手っ取り早い建売住宅に決める事例も出てきました。
もっと楽しくスムーズに沖縄での土地探しを進めたいですよね。そこで今回は、沖縄で良い土地を見極めるポイントについてお伝えします。
沖縄で注文住宅の土地探し☆
良い土地を見極めるポイント
住みたい地域やエリアを絞る
沖縄で良い土地を見極めるためには、まず住みたい地域やエリアを大まかに決めてから始めると、焦点を絞ることができるため、労力がグンと楽になります。
ファミリー層が選ぶ沖縄の土地探しであれば、通勤はもちろん、徒歩での通学がしやすい地域や、保育施設や小児科病院などが密集したような、子育てがしやすいエリアなど、家庭によって住みたい場所はさまざまではないでしょうか。
また、新天地へ引っ越す場合にはより一層周辺の地域について調べなければなりません。住み慣れた地域から離れることで、さまざまな支障を来す恐れがあるからです。
【 沖縄で注文住宅の土地探し☆地域選び① 】
☆ これから住もうとする自治体のHPなどで、独自の助成金や補助金制度、取り組みの他、年中行事報告などをチェックしてみてください。
→ これによって、その自治体が子育て家庭に力を入れているのか、はたまた、高齢者サポートに力を入れているのか、…などの傾向がおのずと見えてきます。
また、注文住宅のために沖縄で土地探しをする場合には、徒歩の子どもや高齢になって車の返納をした後の暮らしまでを想像しながらチェックすると、より安心です。
【 沖縄で注文住宅の土地探し☆地域選び② 】
☆ 役所や病院などの公共施設が近くにあるか、交通機関は充実しているかなど、その土地の特徴を十分調べる必要があります。
→ さらに、子育てをしている家庭にとって実家を離れることが難しい場合もあります。
※ 子供が風邪をひいたり病気になったりした場合に、頼れる親元や友人が近くにいないからです。
このように、注文住宅のための沖縄の土地探しであれば、特に共働きの家庭の場合、新しい土地でも安心して子育てができる環境を選ぶことが重要になります。
実家や親族と完全に離れてしまう場合でも、ママサポートの充実や保育園の受け入れ状況など、地域のサポート環境をチェックすると良いかもしれません。
十分な資金計画を立てる
注文住宅を目的とした沖縄の土地選びには、十分な資金計画で臨んでください。沖縄で土地を購入する資金によって、どんな土地を選ぶか決まってしまうからです。
【 沖縄で注文住宅の土地探し☆資金計画のポイント① 】
☆ 注文住宅の場合、沖縄で土地を購入した時だけではなく、家を建築する際にも、二度大きな出費があります。
→ 全体の資金が十分にあっても、土地の購入費が予想以上に高くなると住宅の建築費を確保することができなくなり、設備を削ったり満足のいく住宅を建てられなかったりする場合があるのです。
もちろん、沖縄県内でも土地の価格は地域によって価格差は広く多種多様です。那覇市や浦添市など、最も人気が高い本島都心部では購入できない広さの土地でも、北部や南部などの地方では予想以上の価格で購入できる場合もあります。
【 沖縄で注文住宅の土地探し☆資金計画のポイント② 】
☆ 今、沖縄の土地価格は一時期は「沖縄土地バブル」などとも言われたように、全国的な地方の土地価格と比べて割高になっていますが、これは那覇市や浦添市、もしくはリゾートエリアなどの土地です。
→ 近年開発されてきた南部や中部のベッドタウンもありますが、このエリアは海外や本州の裕福層を対象とした別荘用途も見受けられます。
※ けれども、少しだけ離れた沖縄の土地に焦点を当てて探すだけでも、グンと価格帯が下がることも多いです。
今では、ベッドタウンエリアの開発に伴い、道路の拡張工事なども進んできました。快適な暮らしを目指した沖縄の土地選びであれば、住宅の建築費用と合わせて資金計画を立て、ムリのない沖縄の土地選びを進めてみてはいかがでしょうか。
建ぺい率と容積率をチェック
住宅用であれば沖縄に限らず、「土地」にはそれぞれ建ぺい率と容積率という値が存在していることはご存知でしょうか。
この建ぺい率と容積率によって、家自体の広さ大きさが決まってしまうので、沖縄での土地選びには、これらの値も非常に重要です。購入を決めてしまう前に、チェックしておきましょう。
【 沖縄で注文住宅の土地探し①建ぺい率 】
① 建ぺい率とは
… その土地の面積に対して、建築できる住宅の面積の割合です。この値が大きいほど土地に占める住宅の割合が高くなります。
例えば、40㎡の土地を購入しても建ぺい率が50%の場合は、20㎡の土地にしか家を建てることができません。
逆に30㎡の土地でも建ぺい率が80%ならば24㎡の土地に家を建てることができるのです。このように土地の広さだけで無く建ぺい率の値によってどのくらいの家ができるのか変わってきます。
【 沖縄で注文住宅の土地探し②容積率 】
② 容積率とは
… その土地の面積に対する建築できる家の延床面積の割合です。この値が大きいほど床の面積を広く確保した家を建てることができます。
例えば、40㎡の土地の容積率が100%の時、建築できる家の延床面積は40㎡です。そのため二階建てを建築する場合、一階と二階をそれぞれ20㎡にした家が建てることができます。
一方、同じ広さの土地でも容積率が80%だと、建築できる家の延床面積は32㎡です。二階建てを建築する場合、一階が20㎡でも二階は12㎡の広さしか確保することができません。
また容積率によっては、三階建ての住宅が建てられなくなる場合もあります。近年、価格が割高になっている沖縄では、小さい土地に3階建ての住宅を建てる事例も増えていますので、この点にも注意をしてください。
ちなみに、これらの値は地域によってさまざまです。同じ広さの土地でも、建ぺい率と容積率の違いで、建てられる家の大きさが変わる点を踏まえた沖縄の土地選びが大切です。
自分の足で確かめる
沖縄で良い土地を選ぶ最後のポイントは、自分の足で確かめることです。ある程度土地の候補が決まったら、直接その地域を訪れてみてください。
【 沖縄で注文住宅の土地探し☆現地見学 】
☆ 地図だけでは分からなかった地域の環境を確認することができる点が、現地まで足を運ぶ大きなメリットです。
→ できれば、現地には昼と夜、雨の日や天気の日まで条件の違う状況で、何度も足を運ぶことをおすすめします。
昼には分からなかったものも、夜に再び訪れることで近くのコンビニが若者のたまり場になっていたなど、治安や周囲に住む人たちの様子もチェックできるからです。
雨の日には周辺道路の水はけ状況が分かるため、「豪雨の時は危険そうだ…」など、晴れの日には気付かない危険を察知するケースもあります。
このように、沖縄での土地探しでは、実際に自分たちが住むことを想定して土地を吟味することが大切です。
いかがでしたでしょうか、今回は注文住宅を建てるため、沖縄での土地選びのポイントについてお伝えしました。
理想の住まいを建てるとなると、ついつい家自体のイメージや間取りにばかり興味が行きがちですが、実際に暮らすとなると周辺環境はとても重要な要素ですよね。
ですから、注文住宅のために沖縄で土地選びから始めるのであれば、気になる点をそのままに妥協してしまうと危険です。
また、子どもや高齢者がいるのであれば、車社会の沖縄では土地選びの際に徒歩生活にも気を配る必要があります。このように、家族全員の生活スタイルを想定しながら、自治体や周辺環境のチェックをしてください。
☆沖縄で土地探しをした後、注文住宅を建てる業者探しなどについては、別記事「沖縄で注文住宅☆工務店や設計事務所…、その特徴とは」などをご参照ください。
まとめ
注文住宅のための土地選びのポイント
・自治体HPなどでその地域の特徴を確認
・後の建築費用にも余裕を持った資金計画
・建ぺい率と容積率で家の広さが決まる
・実際に自分の足で確かめる
・現地見学はあらゆる環境下で何度か通う
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