COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.06.22注文住宅
【沖縄の住宅ローン】借り換えの前に試したい「金利交渉」とは?
沖縄では住宅ローンの返済途中で借り換えを検討することも多いですよね。
最初の契約時より金利が下がっている場合、(手数料まで含めて比較する必要がありますが)借り換えることでメリットを得ることができます。
そもそも沖縄で住宅ローンの借り換えと言うのは、多くが他の金融機関から従来通り審査を受けて新しい沖縄住宅ローンを借り、その借り入れたお金で現状の沖縄住宅ローン残高を完済する方法です。
ですから、初めて沖縄で住宅ローンを組む時と変わらず、審査や契約の手順を踏まなければなりません。そう考えると、現状の沖縄住宅ローンで金利が下がったら、より便利ですよね。
今回は、沖縄で住宅ローン返済をしている途中での金利の引き下げ交渉について、借り換えの概要とともにお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄の住宅ローン】
借り換えの前に試したい「金利交渉」とは?
借り換えによって返済が楽になる?
沖縄住宅ローンの返済中に「毎月の返済が苦しい!」となった時、借り換えにより返済負担が軽減されないかどうか…、調べてみる価値はあります。
特に現状の沖縄住宅ローンよりも金利の低い商品があるのであれば、早ければ早いほど、残高が多ければ多いほど、借り換えメリットは大きいです。
【 沖縄の住宅ローン☆借り換えを検討する 】
★ よく「とは言っても、最近沖縄で住宅ローンを組んだばかりだから…」と言う方もいますが、金利がせわしなく変化しているなか低い金利であれば、むしろ沖縄住宅ローン返済期間の後半よりもずっと借り換えメリットがあります。
→ ただし、新築でハウスメーカーや不動産会社による沖縄の提携住宅ローンを利用した場合には、そもそも優遇措置により待遇を得ている場合がありますので、具体的な数字に出して比較検討をしてください。
「毎月の返済が苦しい!」として沖縄住宅ローンの借り換えを考えているのであれば、具体的な数字とは、毎月の返済金額です。
【 沖縄の住宅ローン☆具体的な数字 】
(1) 新しく組む沖縄住宅ローンでの総支払額 + 一括返済手数料(※) + 契約手数料(※2)
(2) 現状の沖縄住宅ローンでの総支払額
…大まかですが、(1)と(2)を比較検討しても尚、(1)の方が総支払額が安くなると言うのであれば、借り換えメリットが期待できます。
(※)一括返済手数料(繰り上げ返済手数料)は、沖縄で住宅ローンにおいて、まとまった金額を返済する時に必要な手数料で、3万円ほどが目安ではないでしょうか。
(※2)新しい沖縄住宅ローンを組むための手数料は、最初に組んだ内容と同じで、事務手数料(5・6万円ほどが目安)や保証料(借り入れ総額の2%ほどが目安)などの諸費用を差し、仮に2000万円で大まかに目安を出してみると、58万円前後でした。
事務手数料に関しては、最近では低金利の住宅ローンで05%~2%とする商品もあるのでコチラも注意をしてください。(詳しくは別記事「沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆「諸費用」とは?」を参照)
★ 沖縄住宅ローン借り換えに掛かるコストについては、別記事「【沖縄の住宅ローン】返済が苦しい!借り換え3つのポイント」で詳しくお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
現状の沖縄住宅ローンで金利交渉
このようにして、他の金融機関での借り換えメリットがあったなら、まずは現状の沖縄住宅ローンで金利を下げる交渉をしてみてはいかがでしょうか。
金融機関としても他の金融機関への借り換えは避けたいところですので、金利交渉には応じてくれるはずです。
【 沖縄の住宅ローン☆金利交渉 】
★ 『金利交渉』と言うと「交渉事は苦手なんだよな…」と気が重くなる方も多いのですが、金利を下げる交渉に関しては、それほど難しく考えることはありません。電話一本でできます。
→ 現在沖縄住宅ローンを借り入れている金融機関(支店)へ電話をして、「住宅ローンの金利を見直したいのですが…」と伝えるだけです。
電話口では本人確認の手続き(住所・誕生日・住所などの確認)はありますが、この後は現状の沖縄住宅ローンを契約している金融機関が独自で計算を進めてくれます。
そのため時間は数日~1週間ほど掛かることがありますが、改めて電話が来て、現状可能な金利を伝えてくれますので、この時点でOKを出す方が多いです。
もっと金利を下げたいのであれば、この時点で本格的な金利交渉とはなります。
ただ借り換えをするエネルギーや、一括返済(繰り上げ返済)手数料や新しい沖縄住宅ローンを組むための諸費用などのロスを考えると、現状の沖縄住宅ローンで金利が下がるに越したことはありません。
【 沖縄の住宅ローン☆金利を下げる手続き 】
★ 現状の沖縄住宅ローンで金利交渉に成功したら、金利を下げる手続きがあります。
→ けれども、手数料(金利を下げる契約手数料)数万円+印紙代ですので、借り換え時の諸費用に比べると少なく、手間暇もそれほど掛かりません。
むしろ、このロスまで考慮に入れた金利を提示してくることはありますが、コチラは冷静に現状の沖縄住宅ローンで金利を下げた方がメリットがあるのか、新しく借り換えた方がメリットが高いのか…、比較検討をするだけです。
金利交渉に応じない沖縄住宅ローン
このように実際に金利交渉を進めてみると、意外にもスムーズに話し合いができることに気付きますが、唯一、「絶対に」金利交渉に応じない沖縄住宅ローン商品があります。
それがフラット35など、独立行政法人である住宅金融公庫が民間金融機関と提携してバックアップする沖縄住宅ローンです。
そもそもフラット35は利益を追求する機関ではありませんので、金利交渉には応じません。コチラが他の民間金融機関の沖縄住宅ローン商品への借り換えを示唆して金利交渉をしてみても、「どうぞ借り換えてください」となるのが関の山ではないでしょうか。
ただし、契約時よりも金利が下がっている状況であれば、他の対策も視野に入れてみてください。
【 沖縄の住宅ローン☆フラット35の場合 】
★ フラット35では、現状の沖縄住宅ローンで金利を下げる交渉には応じませんが、現在の金利で改めて沖縄住宅ローンを組み替える手段はあります。
→ つまり、同じフラット35を改めて組みなおし、現状返済している沖縄住宅ローンを、新しく組みなおしたフラット35で完済する方法です。(フラット35→フラット35へ借り換えになりますね。)
フラット35は民間の変動金利型沖縄住宅ローン商品よりは、全期間固定金利なので、金利自体は割高になりますが、全期間に渡り金利の変動によるリスクに怯えることはありません。
フラット35を代表とする固定金利は、金利が変動しない分金利自体が高くなりますが、これを金利変動リスクへの保険として考えた時、他の民間金融機関による固定金利型沖縄の住宅ローン商品と比較すると、金利が低く設定されていることが多いです。
しかも35年と言う長期間に渡り固定金利を約束してくれる沖縄の住宅ローン商品はほとんどないですから、フラット35内で金利を下げる借り換えができるのであれば助かります。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で住宅ローンの借り換えを検討している人々へ向け、借り換えを決断する前に一度試したい、現状の沖縄住宅ローンへの金利交渉についてお伝えしました。
日本では全国的に金利交渉などの交渉事は苦手とする人々が多いのですが、意外にも、現状の沖縄住宅ローンに対して「金利の見直し」を依頼するだけで、電話一本で交渉が可能です。
そう考えると、金利交渉もしやすいのではないでしょうか。
また沖縄の住宅ローン審査ですが、多くの人は「審査に通ったら必ず契約しなければならない」と勘違いをしている節があります。けれども審査に通ったからと言って、必ず契約をしなければならない訳ではありません。
そのため、より金利の低い沖縄の住宅ローンへ借り換える可能性を検討しているのであれば、複数の金融機関で同時に審査を依頼しても問題はなく、借り入れ側としては審査が通った上で内容を比較検討できます。
★ 家を売却しても完済ができない「オーバーローン」時の住み替え・借り換えに関しては別記事「【沖縄で家を建てる】オーバーローンでも借り換えはできる?」などでお伝えしていますので、コチラを参考にしてください。
まとめ
借り換えや金利交渉の概要とポイント
・提携ローンは優遇措置がある(考慮して比較する)
・借り換えのための手数料などまで含めて比較する
・具体的な数字に出して借り換えメリットを比較する
・金利交渉は「金利の見直し」を依頼するだけ
・金利交渉後、数日後に下げられる金利を伝えてくる
・現状のローンで金利が下がれば、手数料も手続きもコンパクト
・フラット35は金利交渉ができない
・フラット35はフラット35への借り換えにより成り立つ
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