COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.09.19注文住宅
【沖縄の家】最後に気になる照明プランニング☆種類と選び方
沖縄で家を建てる時、間取りや設計ももちろん重要なのですが、快適な暮らしに照明プランニングは必須です。
沖縄の家で照明プランニングを進める場合には、夕方の強い日差しを防ぐために西方の間口を小さくしたり、細長窓にするニーズが多く、一方で広い開口は庭まで続くアウトドアリビングやサンルームほど大きな開口ニーズも高いため、その場に適切な照明を置きます。
勉強部屋やリビングと、それぞれの目的に沿った沖縄の家の照明プランニングを進めるためには、照明の種類や照明方法など、いくつかの基本を知っておくとスムーズです。
今回は、快適な暮らしを実現する沖縄の家プランニングでは欠かせない、照明プランニングに不可欠な基礎知識と、ポイントをいくつかお伝えします。
【沖縄の家】最後に気になる照明プランニング☆
種類と選び方
照明プランニングで理解した3つの事柄
沖縄で快適な家を作る照明プランニングのポイントは、勉強部屋やキッチン、リビングなど、それぞれの空間の目的に合わせたメリハリです。
ヨーロッパのような少し暗めで落ち着いた間接照明での暮らしが良いのか、日本に多い全体的に明るい部屋が良いのかによっても、配置する照明の「種類」が変わります。
この沖縄の家における照明のメリハリや種類を見分けるには、下記の3つの事柄を理解しておくとスムーズです。
【 沖縄で家を建てる☆照明プランニングの基礎知識 】
★ 照明プランニングでは最初に主照明を決め、メリハリや明るさの補助に繋がる補助照明を配置していきます。
(1) 主照明 … 空間全体に広がる照明を差し、日本では主照明をメインに明るい空間に暮らす家庭が多いです。
(2) 補助照明 … 間接照明やスポットライトなど、一定の場所を明るく照らしたり、雰囲気を演出する役割があります。ヨーロッパなど欧米では、この補助照明をメインに夜を過ごす家庭も多い傾向です。
(3) 光源の種類 … 最後に、それぞれの照明にどのような光源を入れるかも、暮らしに大きく影響します。光源は種類によって電気代も大きく変わるため、節約の観点から選ぶ方々もいるのではないでしょうか。
欧米では壁に向けた間接照明を用いて静かな空間で暮らす家庭も多いものの、日本国内では最初に主照明をセッティングして、勉強やキッチン、アート作品を飾るエリアに補助照明を配置するプランニングが多い傾向にあります。
それでは、下記からそれぞれの種類について詳しくお伝えしていきます。
主照明の種類と選び方
沖縄の家では日中は広い開口を設けて自然の光で暮らす家庭も多い傾向にありますが、夜間は部屋全体を明るく照らす主照明をメインとした、空間が好まれます。
主にダイニング・リビング・玄関や廊下が意見の分かれるところです。部屋は一般的にはペンダントライトが好まれますが、それぞれの部屋で自由に選ぶ家庭もあります。
【 沖縄で家を建てる☆主照明の種類 】
(1) ペンダントライト … 「ペンダント」の名前そのまま、天井からコードなどで吊り下げるタイプの照明です。部屋全体を照らすと言うよりは、より狭いスペースに用いられます。(例えば、ダイニングなど)
(2) ダウンライト … 天井が凹んではめ込まれた照明です。スッキリとするので玄関や廊下に多く取り付けられます。
(3) シーリングライト … 沖縄の家ではリビングに多く用いられる照明で、広い面積で天井に直接貼り付いたイメージです。天井スペースを広く使いますが、薄型であればスッキリとしやすいのではないでしょうか。
沖縄の家ではリビングにはシーリングライト、ダイニングではテーブルの位置を目安に連番のペンダントライト、キッチンや廊下、階段ではダウンライトが多く用いられます。
ここに補助照明をプラスしていくイメージです。補助照明をポイントに設置することで、ぐっとおしゃれな暮らしを実感できますが、沖縄の家プランニングでは主照明のみのケースも多い傾向です。
補助照明の種類と選び方
では沖縄の家でおすすめの補助照明には、どのようなものがあるでしょうか。沖縄に限らずに本の家では補助照明はプランニングにおいて、軽く考えがちですが、欧米では必須とも言えます。
オレンジの間接照明を効果的に使うことで、穏やかな夜の空間を演出できて、特上のリラックスルームやシアタールームも完成します。
【 沖縄で家を建てる☆間接照明の種類 】
(1) ブラケット … 映画などでは長い欧米の廊下などで見つける、壁に直接取り付けられた小さな照明です。一定の距離感で廊下に配置したり、玄関やポーチなどでも用います。
(2) ウォールウォッシャー … ブラケットと似ていますが、こちらは壁全体を広いスペースで明るく照らします。
(3) スポットライト … 壁前に取り付けて、壁に向かって光を当てる照明です。沖縄の家では複数個が並んだレール型のスポットライトで、壁前に設置されるプランを見受けます。
(4) スタンド … 床置き型(棚置き型もアリ)の照明で、一般的にはソファー横などに設置されます。建築時の据え置き型でもできますが、多くは建築後に後々持ち込む家庭が多いのではないでしょうか。
スポットライトはレール自体も可動式になっていたり、それぞれの照明方向も自由に動くタイプが多くあり、その時々で沖縄の家を模様替えする時に合わせて照明をアレンジでき、楽しみも広がります。
スタンドも備え付けでなければ後々買い求めてセッティングできて、模様替えにもおすすめです。
スタンド式照明を選ぶ時には、首部分が動くものと固定されたものがあります。どちらかと言えば可動式の方が便利ですが、いずれにしても固定されたものもあると理解して選んでください。
光源の種類と選び方
沖縄の家で照明プランニングを進める時、明るい白い照明や落ち着いたオレンジの照明など、その空間でさまざまにイメージするのではないでしょうか?
沖縄の家で主に利用される照明には、主に3種類の光源があります。電気代節約の観点からも役立つのですが、それ以上に部屋のイメージ作りに光源種類の知識は不可欠です。
【 沖縄で家を建てる☆光源の種類 】
(1) 白熱電球 → 価格帯も割安ですが、電気代がかなり高く付くのがデメリットです。寿命も他2種類よりもぐんと短くなります。ただ穏やかな丸みのある光源でもあります。できるだけ短い時間利用する場所に用いましょう。
※ 価格:150円前後/寿命:1,000時間目安/電気代(年間):1,500円目安
(2) LED電球 → 近年では蛍光灯に変わりLED電球のニーズが急増しています。スイッチを入れてから点灯までが早く、他の種類とくらべてスイッチの点灯・消灯による消耗が大幅に軽減されるため、寿命も長く便利です。
※ 価格:1,000円~3,000円前後/寿命:40,000時間目安/電気代(年間)330円目安
(3) 蛍光灯 → 従来の一般的な光源でリビングから勉強部屋まで、どこでも利用できる光源ですが、近年ではLED電球に変わりつつあります。
※ 価格:800円~1,500円前後/寿命:5,000時間~9,000時間目安/電気代(年間)350円目安
蛍光灯からLED電球に変わりつつあるのは、その寿命や電気代の違いはもちろんながら、スイッチを点灯・消灯した時の消耗も大きいのではないでしょうか。
LED電球は点灯・消灯を繰り返しても消耗度は低く、点灯からすぐに電気が付きます。一方で蛍光灯は点灯・消灯時の消耗が大きく、点灯してからしばらく経たないと、電気が付きにくい点が特徴です。
【 沖縄で家を建てる☆場所による光源の選び方 】
★ 光源を選ぶ時には「光の強さ」も目安に選ぶとよいでしょう。そのためには壁との相性も考慮してください。
→ 例えば、クロスが白い壁なら光の反射が強いので柔らかい光源を選びますが、ウォールナットなど渋い/深い色目のクロスの場合は強い光と相性が良くなります。
このようなことから、光に丸みのある光源の白熱電球は低い位置と相性が良いですし、蛍光灯は上から部屋全体を照らす役割に向いています。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で快適な家を建てるために考慮したい、照明プランニングについて、事前に知っておきたい照明の種類や光源の種類についてお伝えしました。
ダウンライトは廊下に多いなどとお伝えしましたが、近年では2020年の新型コロナ感染拡大の影響からか、廊下や玄関脇などのちょっとしたスペースにワークスペースや書斎、デスクなどを備え付けるプランも増えました。
このような場合には廊下全体を照らす主照明の他に、ダウンライトでもペンダントライトでも、補助照明として手元を照らす照明を配置しておくと便利です。
この他、沖縄の家プランニングに役立つ、廊下や階段などそれぞれのスペースづくりのポイントについては、別記事「沖縄の注文住宅☆玄関や廊下・階段のプランニングポイント」や「【沖縄の家】キッチンの高さやスタイル☆プランで気になるポイント」などでお伝えしています。
まとめ
照明プランニングの基礎知識
・主照明と補助照明がある●主照明の種類
・シーリングライト(リビングなど)
・ダウンライト(廊下など)
・ペンダントライト(ダイニングなど)●補助照明の種類
・スポットライト
・スタンド
・ブラケット
・ウォールウォッシャー●光源の種類
・LED電球
・蛍光灯
・白熱電球
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