COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.01.12注文住宅
沖縄で土地探し☆「建築条件付き住宅」と言われたが…
沖縄で土地探しをしていると「建築条件付き」と言われたり、看板や広告に書かれていたりしますよね。
少し気になるものの、「完璧な理想通りの土地はない」と言うのが、沖縄に限らず全国的な土地探しのセオリーだけに「『建築条件付き』とあるけれど、まぁいいか…。」となってしまいがちです。
確かにそれでも充分に住みやすい家を建てることができますが、特に理想がある方であれば、「建築条件付き」とは何か…、理解してから契約を進めると安心ですよね。
そこで今日は、沖縄で気に入った土地が「建築条件付き」とされていた場合…、「建築条件」とは何なのか、その詳細や契約時の注意点をお伝えします。
沖縄で土地探し☆
知っておきたい「条件付き」の注意点
沖縄の土地で「建築条件付き」と言われたら…
沖縄で土地探しをしていて、「建築条件付き」の土地が気に入った場合には、まず、その土地を購入した場合には、「建築業者が指定される」ことは理解しておくと、後々後悔することがありません。
見学に訪れた時には更地なので、注文住宅を建てる感覚で契約を進める方も多いのですが、どちらかと言えば、オプションの多い建売住宅のような感覚です。
【 沖縄で土地探し☆「建築条件付き」とは 】
★ 「建築条件付き」の「建築条件」とは、建築会社が指定されていることを指します。
→ 後述する「建売青田売り」とは違いますが、標準的ないくつかの建築パターンが提示されるケースが多く、そこから気に入ったパターンを選択し、その設計図をベースに業者とプランを詰めて行きます。
とは言っても、マンションや既に建てられた建売住宅とは違い、土地と住宅を一緒に購入契約を進めるのではなく、まずは土地購入の売買契約を結びます。
そこから業者とのプランニングが始まるのですが、多くのケースでプランニング期間は1ヶ月~3ヶ月と、あまりのんびりはできません。
沖縄の土地、「建築条件付き」と「青田売り」の違い
沖縄で土地探しをしていると、「建築条件付き」の他に「建売青田売り」と言うものもありますよね。どちらも見学に行った時には更地で確認をすることが多いです。
けれども沖縄で条件のない土地購入と「建築条件付き」が違うように、「建売青田売り」の土地も、全く違う条件を備えた土地と言えます。
【 沖縄で土地探し☆建売青田売り 】
① 条件のない土地 … 購入者は土地を購入してから自分達と相性の良い、気にいった業者を探し、0からプランニングをして家を建てることが出来ます。
② 建築条件付きの土地 … 正確には「建築条件付き住宅」と言い、その土地に家を建てる業者が指定されています。
→ 多くはいくつかの建築プランを提示され、そのなかのひとつを選んで、その建築プランをベースに1ヶ月~3ヶ月の期間のなかで打ち合わせを重ね、詰める方法が一般的です。
③ 青田売りの土地 … 正確には「建売青田売り」と呼ばれ、いわゆるまだ建っていない建売住宅に近いです。
→ 建築条件付きと違い、業者は既に「建築確認申請」を終えているので、購入者は建築前に間取りを確認する程度です。
③の青田売りの土地でも、間取りや設計の大幅な変更は難しいものの、床や扉、建具などに関しては、業者がいくつかの候補を出して選ぶケースが多く見受けられます。
そのため、マンションや建売住宅志向の人であれば、注文住宅のように打ち合わせを重ねる労力も少なく、満足できる方法です。
建築プランを詰めて行く
一方、今回の「建築条件付き」では、もっと購入者の希望が反映されます。
施工業者が定められているだけで、建築プランはあくまでも建築プランなので、1ヶ月~3ヶ月と期間は限定されるものの、打ち合わせを重ねて詰めて行くことが出来る点は魅力です。
また、沖縄の土地のなかでも「建築条件付き」な分、価格帯は割安になるので、「業者が決められているだけなら…」と売買契約に進む方も多くいます。
【 沖縄で土地探し☆「建築条件付き」契約時の注意点 】
★ 沖縄の他の土地と同じように「建築条件付き」の土地であっても、建売住宅ではないので、先に土地の売買契約を結ぶのが基本です。
→ それから建築プランの打ち合わせに入るのですが、業者主導の場合、土地の売買契約時点で建築請負契約まで進めようとするケースが多くあります。
もちろん、信頼関係がすでに築かれていて、納得しているなら問題はありませんが、一度建築請負契約を結んでしまうと、その後の家の建築プランを詰めていく過程で不満が出たり、納得できない展開になっても、建築請負契約まで進めてしまっているために、撤回できません。
沖縄の土地探しで「建築条件付き」を選んだ場合の、本来の流れは以下のようになります。
【 沖縄で土地探し☆建築条件付き住宅の流れ 】
① 土地の売買契約をする。
② 業者から提示された、複数の建築プランから一つを選び、その建築プランを基にして打ち合わせを重ね詰めて行き、建築プランを決定する。(この期間1ヶ月~3ヶ月)
③ 建築プランが決まったら見積もりを確認し、納得したら「建築請負契約」へと進む。
…このような流れが基本です。確かに同時に契約を進める方がスムーズなので、今では同時に進める業者もあるのですが、誠実な業者であれば購入者が異議を唱えれば、打ち合わせ後となります。
★ もしも業者先導で、こちらの意を無視する形で、土地の売買契約時に建築請負契約まで進めようとした場合には、素直に「施工業者との打ち合わせを進めて、見積もりまで見て、納得したうえで契約します。」と伝えてみてください。
期間内に納得できるまで詰められない場合
業者にとっては毎日あまたある仕事のひとつですが、購入者本人にとっては一生に一度になるかもしれない買い物…、長い住宅ローンを組んで得るマイホームですよね。
いくらその土地が建築条件付きであっても、納得して家を建てることが出来よう、自分達の希望を伝えるのは当然です。
【 沖縄で土地探し☆建築条件付きでプランが決まらない 】
★ 多くの沖縄の土地で「建築条件付き」となれば、土地売買契約をしてから建築プランが決まるまでの期間が決まっています。(多くが長くて3ヶ月程度です。)
→ けれどもこの期間で納得できる建築プランに至らなかった場合、「追加変更契約」を進めることで、期間を延長することが出来ます。
ただし、建築条件付きの土地の多くが、半分は建売住宅のような要素がありますから、建築プランがある程度定められているからこそ、建築の価格帯も安くなっている側面も否めません。
そのために、業者から提示された建築プランから離れれば離れるほど、注文住宅と同じく、価格帯はどんどん上がっていく…、と言う点は理解しておくと、打ち合わせもスムーズに進むかもしれません。
土地売買契約の前に施工業者をチェック
このような事情から、沖縄の土地で「建築条件付き」を選ぶのであれば、土地購入の段階から広告や看板に提示されている、施工業者をチェックしてみると安心です。
【 沖縄で土地探し☆施工業者 】
★ 土地売買契約業者と施工業者が違うケースも少なくありません。ですからまずは、施工業者を訪ねてみるのも一案です。
・ この他、建築現場を教えてもらうことが出来れば、現場を訪れて職人さん(棟梁など)の人となりを確認するのも、良いかもしれません。
建築現場を訪れた時には、周辺の住民の方々に業者の評判を聞いてみるのも一案です。素直に「この業者でマイホームの建築をお願いしようと思うのですが…」と聞けば、意外にも答えてくれる方は多いです。
現場で動く施工業者が下請け・孫請け工務店であることは多いので、特に現場での様子を見学に訪れることは、その業者の誠意が伝わりやすく、多くの方が確認しています。
直接現場の職人さんや棟梁と話をしたい方は、缶コーヒーなど、差し入れを持っていくと良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で土地探しをする際「建築条件付き」と提示された土地が魅力的だった場合に、注意をしたい事柄をいくつかお伝えしました。
「注意点」としてお伝えすると、マイナスの印象を受けがちですが、見方を変えてみると、その土地を購入することで業者選びの手間も省かれ、さらに業者はある程度の建築プランを提示してくれるので、楽チンです。
期間も限定されているので、純粋な注文住宅のように、あーでもない、こーでもない…、と打ち合わせを重ねるにはパワーも必要ですが、建築条件付きの土地は、注文住宅と建売住宅の良いとこ取りとも言えます。
自分達にどこまで、マイホームへのこだわりがあるのか…、パワーがあるのか…、と考えながら、土地自体の魅力まで鑑みて、決断をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「建築条件付き」の土地と注意点
・その土地で建てる業者が指定されている
・「建築条件付き」は購入後にプランを詰める
・「青田売り」は既に建築プランが決まっている
・まず土地売買契約をして建築プランを詰める
・見積もりまで見て納得したら建築請負契約をする
・多くが土地購入から施工までの期間が決まっている
・期間内に決まらなければ追加変更契約も出来る
・基本の建築プランから離れるほど、割高になる
・最初に施工業者をチェックすると、より安心
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