COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.08.16注文住宅
沖縄の注文住宅☆書斎スペースをコロナ時代に作るメリット
沖縄の注文住宅では、書斎スペースが必須になりつつあります。
コロナ禍で企業は急速にリモートワークへシフトし、家庭内では「いかに仕事と家庭を両立して暮らすか」が課題になっていますよね。
そこで2020年3月以降、沖縄では注文住宅の建築時の他、書斎スペースを必要とする人々からのリフォームやリノベーション依頼が増えている状態です。
そこで今日は、今後沖縄で注文住宅に必須の書斎スペースで、意識したいポイントをいくつかお伝えします。
沖縄の注文住宅☆
書斎スペースをコロナ時代に作るメリット
ニーズの急増した書斎スペース
日本では2020年2月頃から始まった「コロナショック」により、自宅で仕事を進める「リモートワーク」が急増しました。
関東地方の他、長野県、山梨県在住の20代~65歳未満の会社員/公務員を対象とした調査では47%、2019年11月の調査では17%だったことを鑑みると、コロナ禍により大幅にリモートワークへ移行したことが伺われます。(出典:リクルート住まいカンパニー)
特にコロナ禍によりリモートワークを実践した企業の業種は、企画/マーケティング系が最も多く82%(2019年11月は38%)、次いでweb/クリエイティブ系で70%(2019年11月は30%)となっています。
【 沖縄の注文住宅で書斎スペース☆コロナによる増加 】
★ この影響により、沖縄では新規の注文住宅の他、書斎スペースはリフォームやリノベーションによる依頼まで急増している状況です。
→ コロナ禍の自粛生活により、24時間常に家族といることで「効率的に仕事が進まない…」とイライラを抱え、結果的に家庭不和を招く経験から、書斎スペースを希望する家庭も増えました。
もともと沖縄で建設中の注文住宅に書斎スペースを設けるため、屋根裏スペースや収納スペースを利用する設計アイデアも増えています。
【 沖縄の注文住宅で書斎スペース☆企業の変化 】
★ また、コロナ第一波は予測不能な急な出来事だったため、今回はリモートワークへ移行しなかった企業も、第二波・第三波に備え、体制を整え初めています。
今までの書斎スペース
実は、コロナ前より沖縄の注文住宅では、「書斎スペース」や「書斎コーナー」のある家づくりが、ちょっとしたブームになっていました。
コロナ前にブームになった書斎スペース(書斎コーナー)は、家族との時間の合間、「スキマ時間も無駄にせず、仕事をこなすためのワークスペース」が求められています。
【 沖縄の注文住宅で書斎スペース☆コロナ前のブーム 】
★ そのためコロナ前までは、子育てと両立して仕事をこなすことができるよう、リビングや寝室の片隅にあるような、「書斎コーナー」が主流でした。
→ けれども現在求められている要素は、「狭くてもいいから、完全に家庭と仕事を分けることができる」書斎スペースです。
半屋根裏や、廊下の一角などに来客時には扉で隠すこともできるような、狭い書斎スペースも求められるようになっています。
沖縄の注文住宅で、このような書斎スペースを設ける時には、採光や風通しに注意をして、熱中症などにも気を配るよう、設計依頼をしてみてください。
オンライン会議に対応する
コロナショック後の、沖縄の注文住宅で求められる書斎スペースは、「オンライン会議に対応できる」要素が大切です。
子どもがいる家庭の場合、子どもの声で大騒ぎにならないよう配慮をした設計はもちろん、テレビ画面に映った時の背景や、光の入り方、音の入り方まで意識した造りが求められています。
【 沖縄の注文住宅で書斎スペース☆オンライン会議対策 】
★ オンライン会議に役立つ書斎スペースの要素は…、
① 防音効果 … 書斎コーナーでは家庭の音が入りやすいため、特に就学前のお子様がいる家庭では、防音効果が役立ちます。
② 背景 … カメラで移した時、背景がどのようになるかまで意識したレイアウトが好ましいです。
(例)
・ バーチャル背景にできる … 真っ白や緑などの壁でバーチャル背景を投影しやすい壁を設けます。
・ ロールスクリーン … 日ごろ仕事がしやすいように、背景部分に本棚などを設けたい場合、ロールスクリーンを設置しておくと、背景が雑多になりにくく便利です。
③ カメラ映え … 光の入り方で顔の印象は大きく違います。理想的な自然光は南からの太陽光が指す状況とも言います。
・ 照明の加減 … 良い角度は人によっても違うので、照明や自然光の位置を確認してレイアウトを進めてください。
会社で同じ時間帯に会議を行う場合、その時間帯の太陽光まで意識して、窓を配置し、照明を準備すると良いかもしれません。
仕事に集中できる環境作り
沖縄の注文住宅では、書斎スペースを作るに当たり、「どのような環境が集中しやすいのか」を研究する業者も増えました。
日経BP社が2007年に発行した、「オフィスと人のよい関係」(株式会社岡村製作所・オフィス研究所)による、「集中作業に入る際の促進要因」に関する調査結果では、外の景色やBGMなども影響しています。
【 沖縄の注文住宅で書斎スペース☆集中するための環境要因 】
★ 2007年当時なので、社内オフィス環境を中心とした調査結果ではありますが、人が集中に入るために理想的な環境要因です。
・ 靴を脱ぐ(59%)
・ 窓から見える風景(50%)
・ 心地よいBGM(47%)
・ 飲食ができる(32%)
・ 観葉植物や熱帯魚などの鑑賞物がある(28%)
・ アロマの香り(レモンなどの柑橘系)(20%)
・ たばこを吸うことができる(20%)
・ 自然音がある環境(風鈴や川の音)(19%)
・ お気に入りのアイテムがある(15%)
・ アートなどの鑑賞物がある(11%)
(出典:「オフィスと人のよい関係」(株式会社岡村製作所・オフィス研究所)
ただ通勤していた時代には、決まった時間に起きて身だしなみを整え、食事をして外出しますよね。この行為が毎日の「儀式」となり、脳が仕事脳へとチェンジしやすい要素があります。
一方、ウィズコロナ時代の「リモートワーク」では、家庭内でいかに仕事脳へとチェンジできるか…、がポイントです。
【 沖縄の注文住宅で書斎スペース☆厚生労働省が推奨する環境 】
★ ちなみにコロナ対策としてリモートワークを推奨する厚生労働省では、家庭内に設ける書斎スペースとして、一定の推奨環境を提案しています。
→ 別記事「沖縄の注文住宅☆書斎スペースに厚生労働省が推奨する環境」でも詳しくお伝えしていますので、併せてご参照ください。
オン・オフの切り替えで効率的に
家庭で作業を行うリモートワークの場合、どうしても「オン・オフの切り替えができない」との悩みが多いです。
リクルート住まいカンパニーが発表した「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査」では、「オン・オフの切り替えがしづらい」との項目が35%と、「仕事専用スペースがない」33%とほぼ並び、一位占めています。
そのため、沖縄でも注文住宅で設計する書斎スペースでは、「集中できる」「オンオフの切り替えがしやすい」要素が重要視され始めました。
【 沖縄の注文住宅で書斎スペース☆オンオフに役立つ環境 】
① 音を遮る … 最近ではもともと押し入れや収納スペースだったエリアに、防音シートを巡らせ、書斎スペースへとリフォームする例が増えています。
② 切り替えができる位置 … 廊下の奥や半屋根裏など、「作業場まで少し歩く」奥ばった位置に書斎スペースを設けることで、そこまで行く過程でオン・オフ切り替えが習慣化した例もありました。
③ 視界に生活感を出さない … 書斎スペースは徹底して仕事に関する物のみを周囲に置く…、例えば、洗濯物などがあると、ついつい気がだらけてしまいます。
(出典:リクルート住まいカンパニー「新型コロナ禍を受けたテレワーク×住まいの意識・実態」調査)
このような要素を見てみると、やはり収納も仕事スペースと暮らしスペースに分けた方が良さそうです。
いかがでしたでしょうか、今日はウィズコロナ時代に向け沖縄の注文住宅で急増している「書斎スペース」で、より快適な作業環境を造るためのポイントをいくつかお伝えしました。
とは言え、今日の明日で書斎スペースができる訳ではありませんよね。今すぐにでもできるオン・オフ切り替えの工夫もいくつかあります。
例えば、アラームやタイマーを使って定期的に休憩時間を設けることや、休憩時間に動いたり体操などで動く方法も、脳が活性化して有効です。
書斎スペースやリモートワークに関しては、別記事「コロナ時代の沖縄にワークスペース☆ABWで両立実現!」や「コロナ時代の沖縄に急務の書斎☆実態調査!隣の家はどうしてる?」などでもお伝えしていますので、併せてご参照ください。
まとめ
ウィズコロナ時代、快適な書斎スペースを造るポイント
・コロナ禍でリモートワークが急増
・書斎スペースのニーズが急増した
・「書斎コーナー」から「書斎スペース」へ移行
・オンライン会議に対応できる書斎スペース
・効率的に仕事ができる作業環境造り
・オンオフの切り替えができる書斎スペースを造る
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