COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.08.25注文住宅
コロナ禍の沖縄で人気!アウターリビングを入れるポイント
新型コロナ自粛を受け、沖縄ではアウターリビングが注目されています。ステイホーム期間中も、外の開放的な空気を感じながら生活ができるなら、心も体も健康になりそうですよね。
コロナ禍の沖縄での注文住宅でアウターリビングをプランニングするケースも多い一方、長いステイホームのストレス解消として、DIYやリフォームで家を改造するケースも増えています。
そこで今日は、コロナ禍の沖縄で開放的なアウターリビングを取り入れる際のプランニングポイントをいくつかお伝えします。
コロナ禍の沖縄で人気!
アウターリビングを入れるポイント
コロナ禍の沖縄で人気!「アウターリビング」とは
「アウターリビング」とは「アウター(外)」に造られた「リビング」スペースです。昔で言う「縁側」に用途は近くなりますが、和風縁側スタイルのアウターリビングの場合でも、板間のスペースを3倍・4倍と広く取っています。
今、コロナ禍の沖縄で人気が高いアウターリビングは3つのタイプが特徴的です。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆3つのタイプ 】
① 室内からアウターリビング、庭へと繋がる解放感
… 出入口は全面窓を採用し、室内から続くような段差を設けないアウターリビングに人気が集まっています。アウターリビングの先には庭が続く解放感が特徴です。
② 2階のテラスを利用した、「隠れテラス」のラグジュアリー感
… 2階にテラススペースを設けて、ここを室内から繋がるようにプランニングし、アウターリビングにしています。人目がより気になりにくく、隠れ家的感覚が魅力です。
③ 二世帯住宅の家と家を繋ぐアウターリビング
… コロナ禍の沖縄で人気のアウターリビングのひとつです。同じ敷地で隣りあわせの二世帯住宅で、中央部分をアウターリビングで繋ぎます。
③の二世帯住宅を繋ぐアウターリビングプランでは、どちらの家からの出入口も全面窓を採用するケースが多いです。
子ども世帯はコロナ禍でも出勤しなければならないなど、外出頻度が高まるため、感染リスクを考えると、なかなか親世帯の家内へ入ることができません。
けれども二世帯を繋ぐアウターリビングで子どもを遊ばせて顔を見せることで、家内に入ることができないコロナ禍の沖縄でも、アウターリビングを通して、コミュニケーションを取ることができます。
解放感が広がるアウターリビングのポイント
コロナ以前の沖縄では「アウターリビング」ではなくとも、ウッドデッキやテラスを備えた家は多くありましたよね。
ハッキリとした定義はないものの、近年コロナ禍の沖縄で人気が高まる「アウターリビング」は、室内から広がるような外のスペースがポイントです。
全面窓を採用すると、そのままひとつの空間になるような錯覚があります。
【 コロナ禍の沖縄で人気!アウターリビングのポイント 】
① アウタースペースと室内の高さや床材をなるべく近しいイメージにそろえる。
… アウターリビングの大きな特徴は、室内とアウタースペースの高さが同じ点です。さらに床材は全く同じではなくても、色味を合わせるなどして、統一感を持たせます。
② アウタースペースと室内の境界線の「溝」をなるべく薄くして、存在感を軽減する。
… 室内からアウタースペースへのスムーズな流れを造ることで、外まで広がる解放感が生まれます。
③ 出入口を床から天井までの高いサッシなどを採用し、全面開放できる引き戸などを採用することで、解放感が生まれる。
… 引き戸で左右の壁に収納できるような出入口を採用すると、室内からアウターリビングまでの流れが滞りなくスムーズです。
以上が理想的な解放感を産み出す、コロナ禍の沖縄で注目されるアウターリビングのイメージですが、開口部が全面の窓など広いため、予算とのバランスで調整をする必要はあるかもしれません。
特に②の出入口の溝に関しては、全面窓を採用することも多いため、既製品では難しい側面もあります。業者とよく対話をしながら進めてください。
目隠しで隠れ家的自由空間を造る
室内からは解放的な空間が広がっても、外からの目が気になるようでは、自由にアウターリビングを楽しむことができません。
コロナ禍の沖縄では、アウターリビングを囲うように、縦長のスキマで採光に配慮した壁やサッシを設置して、プライバシーを守る設計が多いです。
【 コロナ禍の沖縄で人気のアウターリビング☆隠れ家 】
④ ひさしやシェードで、真夏の沖縄の直射日光が入らないように配慮する。
… コロナ禍の沖縄ではアウターリビングに大きなビニールプールを用意して、子ども達を遊ばせる声も多いですが、直射日光は問題です。設計されたひさしやシェードがおすすめです。
⑤ アウターリビングをぐるっと覆いながらも、採光に配慮した壁やサッシを設置する。
… 特に那覇市内など交通量の多いエリアでは、アウターリビングと庭ごとぐるっと壁やサッシで囲むスタイルに人気が集まっています。プライバシーの観点から、敢えて2階フロアにアウターリビングを設置する家庭も多いです。
ひさしとぐるっと囲む壁が入るので、業者では採光を意識したスキマを入れるなど、さまざまなプランを見受けることができます。
台風やスコール対策
大型台風やスコールも多い沖縄では、水はけや吹き返しに配慮しなければなりません。
ちなみに、全国的なアウターリビングでは、ウッドデッキや縁側をアレンジしたような木材の床も多く採用されるのですが、沖縄ではタイルの床材が人気です。
沖縄ではトイレもタイル時で、デッキブラシで床掃除をする習慣がありますが、アウターリビングも同じく、水で流して掃除ができることがニーズが高い要素になっています。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆雨対策 】
⑥ 水はけに配慮する。
… 室内から屋外への境界線を目立たなくして解放感を造るアウターリビングでは、溝を細くするうえに排水まで配慮しなければなりません。
⑦ 排水溝(ドレイン)の掃除ができる。
… 雨の流れる出口に当たる排水溝には、ゴミが溜まりやすいです。こまめな掃除が長持ちのカギなので、取り外しができて掃除しやすい排水溝にしてください。
⑧ スコールや台風時の吹き返し対策。
… 屋内と屋外が同じ高さになるアウターリビングでは、吹き返しへの配慮が不可欠です。雨水の排水がスムーズなグレーチングが良いかもしれません。
⑨ 雨に強い素材+防腐処理
… 屋外で雨にさらされやすいアウターリビングでは、特に木材を利用した場合にはシロアリ被害も心配です。木であれば南洋材など雨に強い床材を選ぶとともに、防腐処理を施し、毎年のメンテナンスも不可欠です。
また、アウターリビングは屋外にカフェのテラスのように机やイスを配置するスタイルですが、大型台風も多く長い梅雨時期にも見舞われる沖縄では、プラスティック製など、雨に強いタイプを選ぶ必要があります。
さらに台風時を見越して、片づけストレスの少ない、持ち運びやすい家具を選んでください。
アウターリビングを楽しむ
コロナ禍の沖縄では、アウターリビングで大型ビニールプールを出して遊ばせる人々の声が多くありました。
その他にも、こまめにバーベキューを楽しむ声や、コロナを機に本格的な鉢植えガーデニングを楽しむ人々も多くいます。
そんなアウターリビングを楽しむ要素に欠かせないものが、電気と水道です。
【 コロナ禍の沖縄でアウターリビング☆電気・水道 】
★ スペース内に簡易的な手洗いスペースや水道があると、子ども達がプール後に簡単に体を洗い流すことができる他、バーベキューの片づけや、ガーデニングの水やりができます。
→ 夜のアウターリビングを楽しむ時には、電気が役立ちます。屋外の電気なので、雨よけ・虫よけのカバー付きを選んでください。
沖縄では木炭バーベキューがほとんどですが、電気グリルやプレートを利用して、焼肉やタコ焼きパーティなどもできるので、より気軽に利用でき、頻繁に活用できます。
いかがでしたでしょうか、今回はコロナ禍の沖縄で注目されているアウターリビングについて、自宅に採用する時のポイントをいくつかお伝えしました。
1階にあり庭まで繋がるスタイルのアウターリビングでは、庭ごとぐるっと塀で囲い、人目を避ける設計が人気ですが、塀の他にも庭木・生垣も味わい深い家になります。
また直射日光を避けるひさしも、大きなひさしになるとコストも掛かりますし、それほど大きなスペースではないアウターリビングも多いですよね。
このような時には、その時々の天気によって巻き込み収納できる「オーニングテント」やシェードもおすすめです。
詳しくは、重なる部分もありますが、アウターリビングの備品や注意点をさらにお伝えしている記事「コロナ禍沖縄で注目!アウターリビングのポイントと注意点」も併せて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
アウターリビングを取り入れるポイント
・庭まで一体感!解放感のあるアウターリビング
・2階テラスで造る、隠れ家的アウターリビング
・2世帯住宅を繋ぐ、廊下に造るアウターリビング
・室内とアウターリビングの床の高さを同じくする
・室内とアウターリビングの床材を近しいものにする
・境界線を細くして区切りを感じさせない造り
・出入口は全面窓など、透明感の高い設計
・水はけや吹き返し対策、防腐処理に注意をする
・カバー付き屋外コンセントを引くと便利
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