COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.06.10注文住宅
【沖縄の住宅ローン】複数の銀行で審査☆タブーってホント?
沖縄で住宅ローンを組む時、ひとつの金融機関で審査を受けることが当然であり、結果的にはひとつしか沖縄で住宅ローンを組まないのに、複数の金融機関で審査を受けるのはマナー違反…、タブー…、と考える人々がほとんどですよね。
全国的にも最終的に絞ったひとつの金融機関で審査を申請するのが一般的ですが、最近では複数の金融機関で同時に審査を申請する人々も増えてきました。
沖縄の住宅ローンにおいても借り入れる金額は3,000万円、4,000万円と大きな金額です。そのなかで、近年は新型コロナ感染拡大や中国バブルの崩壊などの懸念など、不安定な状況があります。
そのため3,000万円、4,000万円の元手で投資をしているのと同じ感覚で、複数の沖縄の住宅ローンに予め審査申請をして、より金利変動リスクを防ぐことを目的としている結果です。
…ただ一方で、複数の金融機関で沖縄の住宅ローンを審査するとデメリットもあるとの声もありますよね。
そこで今回は、沖縄で複数の住宅ローンを審査申請することにデメリットはあるのか…、なぜ複数の沖縄住宅ローン審査申請をする人々が増えたのか…、お伝えしていきます。
【沖縄の住宅ローン】複数の銀行で審査☆
タブーってホント?
複数の沖縄住宅ローン審査申請はタブー?
沖縄の住宅ローンについてネットで調べていると、複数の審査申請をしていると審査が通りにくいなどの情報も見受けられますよね。
実質的には金融機関は審査内容について開示しませんから、正確なところは誰も断言できませんが、「どの立場から出ている情報なのか」で見えてくるものもあります。
【 沖縄の住宅ローン☆複数の審査申請はタブー? 】
★ しばしば見受けられる情報としては、住宅ローン審査では申請者の返済能力を見極めるための個人情報を確認しますが、この照会は履歴として残ります。
→ そのため、「何度も審査を受けている=審査が通らない人」と判断される、との理屈です。
※ ただシンプルに考えても個人特性として返済能力を審査するためには、収入や過去の勤務年数、過去の返済事故履歴(延滞)など、さまざまな要素を調べるため、照会履歴の回数だけで審査の可否を判断するとは思えません。
そこで考えられるのは、金融機関としての立場です。そもそも沖縄の住宅ローンは他の融資と比べると破格に金利や安い商品なので、金融機関としては住宅ローン契約をきっかけにメインバンクにしてもらうことにメリットを見出しています。
メインバンクになってもらうことによって、投資信託やクレジットカードといった他の商品まで扱ってもらう可能性が出てくるためです。
そのため実質では沖縄の住宅ローン自体にはそれほど利益がないと考えると、審査のために掛かる費用を無駄にしたくはありませんよね。
個人特性から返済能力を見極め担保価値としての不動産まで判断しますから、書類から手間暇まで多くの人々の手が必要であり、経費も掛かるのがローン審査です。
【 沖縄の住宅ローン☆金融機関の立場 】
★ けれどもせっかく多くの人手と経費を掛けて審査を通しても、最終的に沖縄住宅ローン契約が成し遂げられなければ、全てが無駄になってしまいます。
→ そう考えると金融機関としては、借り入れ主に複数の沖縄住宅ローンに審査申請をして欲しくはない訳です。
一方で、冒頭でお伝えしたように借り入れ側としては、3,000万円、4,000万円、それ以上の大きな金額を借り入れて金利が付く訳ですから、言わば投資家として金融マーケットに突入しているようなものとも言えます。
そう考えればリスクヘッジとして、複数の道筋を作る考え方は当然です。
複数の沖縄住宅ローンへの審査が増えた訳
冒頭でお伝えしたように2020年の新型コロナ感染拡大も含めた現状からは、「いつ金利が上がるか…」と考える人々も少なくありません。
沖縄で住宅ローン審査を申請した後、その可否が判断されて実際に融資が行われるまでに6週間前後は掛かるのが一般的です。一方で、沖縄で住宅ローンの金利が見直されるのは各月で、翌月早々にはその月の金利が公表されています。
【 沖縄の住宅ローン☆複数の審査申請が増えた理由 】
★ 金利には変動金利と固定金利があり、変動金利は返済期間も常に金利変動の影響を受け、固定金利は契約時点の金利で固定される仕組みです。
→ 本来であれば、土壇場になって変動金利か固定金利かを変更することは返済計画に影響をきたしますが、実はどちらかのタイプに限り、金利が急激に変動する可能性もあります。
※ 最初の段階で、固定金利・変動金利とタイプの違う複数の沖縄住宅ローン商品に審査申請をしておけば、自分がこれから組もうとしている沖縄住宅ローンの金利が上昇した時にも、より低い金利タイプの商品で対応できるからです。
一方で「結局最後にはひとつの沖縄住宅ローンしか組まないのだから…」と、最初から一本に絞って審査申請をしてしまうと、融資実行までに家の引き渡しが間に合わない事態になるため、その上昇した金利で借り入れなければなりません。
金利が安定していないと言われる現代では、金利変動リスクは大きいと捉える人が増えたためです。
【 沖縄の住宅ローン☆固定金利は毎月変わる 】
★ さらに実は、長期固定金利や全期間固定金利型の沖縄住宅ローンについては、毎月金利が変動する傾向にあります。
→ これは長期金利マーケットの影響によるものです。
確かに沖縄で住宅ローンを組むだけであって、あくまでも投資をしている訳ではありません。
けれども、昨今の金利変動の危うさを鑑みると、長期間に渡り利子を払っていくことを考慮して、投資家と同じく複数の窓口へリスクを分散する対策は必要なのかもしれません。
物件引き渡し日はコントロールできる
多くの人々が家の基礎や構造など家選びは慎重になるものの、一度購入を決めると担当の営業マンに任せきりになりやすい傾向にあるため、営業マンが提示した引き渡し日には必ず引き渡しを行うと考えがちです。
反対に沖縄では「住宅ローン選びの期日は何日ですか?」などと質問をする人々も見受けますが、コチラは購入をする訳ですから、自分主導でも物件の引き渡しができます。
【 沖縄の住宅ローン☆物件の引き渡し日 】
★ ですから、反対にコチラでいくつかの沖縄住宅ローン商品を絞り審査申請をしたら、融資実行までの6週間を逆算して、コチラから家の引き渡し日を提案することもできる訳です。
むしろ「いつまでに選ばなければいけませんか?」などと聞く段階で、知識がないころを露呈したうえで、営業マンのペースに入りかねません。
不動産会社や建築業者の営業マンの立場になってみてみると、あくまでも家を売りたい立場です。
できるだけ早く融資実行までたどり着くことは希望しても、よりお得な、安全な返済まで感知していないことを理解すると、自主的に動いて自分の返済計画を守るように勧めたいところではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で住宅ローンを組む時、複数の沖縄住宅ローン商品に審査申請を掛けている人々が増えている理由、背景についてお伝えしました。
最後に不動産会社や建築業者の営業マンとの交渉についてもお伝えしましたが、業者の場合には「提携ローン」と言って、その業者を通したから受けることができる優遇措置がある場合も多いです。コチラは聞いてみある価値があります。
※詳しくは別記事「沖縄で住宅ローンを組む時、営業マンから聞くことはひとつ!」でお伝えしていますので、ご参照ください。
現在より金利変動が安定した状況になれば、固定金利型で金融機関に金利変動リスクを負ってもらうか、変動金利で自分がリスクヘッジをするか…、方針を決めるべきですが、金利変動が激しく不安定な状況であれば、ギリギリの金利状況まで見極めた判断も必要になります。
★この他、沖縄の住宅ローン審査に関しては別記事「【沖縄の家購入】住宅ローン審査☆収入が高いから通る訳ではない?」や「【沖縄の家購入】転職したばかりでも住宅ローン審査は通る?」などでもお伝えしていますので、コチラもご参照ください。
まとめ
複数の住宅ローン審査申請はタブー?
・個人情報の照会履歴だけで審査の可否は決まらない
・複数の審査申請で金利変動のリスクを分散する
・長期固定金利は長期金利マーケットの影響を受ける
・長期固定金利は毎月金利が変動する傾向にある
・物件引き渡し日も融資実行を逆算してコントロールできる
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