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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.08.19注文住宅

おしゃれな沖縄の家づくり☆配線まで考えた照明プラン

おしゃれな沖縄の家づくり☆配線まで考えた照明プラン
沖縄の家では照明プランニングが暮らしやすさを左右しますよね。日本は明るい白熱灯(LED照明)のプランが多いですが、近年の沖縄の家では海外ではヨーロッパで良く見る、間接照明の柔らかい空間も多いです。
 
沖縄で注文住宅の家を建てる際、照明プランニングは「おしゃれさ」を意識しがちですが、人々の暮らしを快適にするポイントのひとつが「明るさ」なので、それぞれの空間の目的を意識した照明選び、配置は不可欠です。
 
今回は、沖縄の快適な家づくりに不可欠な照明プランニングのポイントや、プランニングが難しいスペースのアイデア・コツを、コンセントやスイッチの配線・配置とともにお伝えします。
 
いくつか注意事項もお伝えしていますので、どうぞ参考にしてください。
 

 

おしゃれな沖縄の家づくり☆
配線まで考えた照明プラン

 

 

どんな目的で利用するか

どんな目的で利用するか
キッチンや読書(勉強)・リビングなどの照明は、何を目的とした空間なのかを念頭にプランニングします。
 
キッチンや読書(勉強)などの作業スペースは、手元が明瞭に見えるように明るい照明を選びます。さらに読書や勉強スペースは集中しやすいよう、スポット照明を併せる家庭もあります。
 

【 沖縄の家☆目的に合わせた照明プラン 】
 
(1) キッチン・読書(勉強)スペース … 手元が見える明るさを保つ照明プランが必須です。また、作業場にスポットライトを当てるプランも増えました。
 
(2) ダイニングスペース … 一般的なプランでは、テーブルの上にペンダント照明を配置します。そのため、テーブルの配置とダイニングの照明プランはセットで考えてください。
 
(3) 廊下・玄関 … 日常的に人が暮らすスペースではありません。そのため自動的に人影を察知すると点灯し、人影がなくなると消灯してくれる人感センサー付きの照明は便利です。

 

ダイニングは照明によってテーブルの配置が限られてしまうことが多いので、建て売り住宅などでは縦・横、右・左にある程度稼働しやすい照明を用いることが多い傾向にあります。
 
ただ沖縄の家ではダイニングに稼働式の照明を配置していないケースもあるため、後々ダイニングテーブルの配置を変える際、アームスタンドなどを利用する家庭も多いです。
 

 

屋外や吹き抜けなどの照明プラン

屋外や吹き抜けなどの照明プラ
沖縄の家の照明プランニングは、人が暮らす屋内と屋外スペースでポイントが違います。
 
どちらにしろ目的を意識することが大切ですが、その「目的」が暮らしのメインとなるリビングダイニングとは違うため、ポイントも違うと考えてください。
 
また吹き抜けの沖縄の家は、他の一般的な間取りとは違うので、照明プランにも工夫が必要です。
 

【 沖縄の家☆屋外や吹き抜けの照明プラン 】
 
(1) 屋外照明プランニングのポイント … 屋外照明の目的は、①足元を明るくすること②防犯、2つです。
 
※ 外観の装飾としてはオシャレですが、暮らしには使いにくい照明を選び後悔した…、などの声も多いので、まず目的を念頭にプランニングをしてください。
 
(2) 沖縄吹き抜けの家、リビング照明のポイント  … 天井が高い吹き抜けスペースの照明プランは難しいかもしれません。
 
※ ダウンライトと、シャンデリアやペンダントライトの、ダブル照明プランが人気です。ここに特に明るくしたいスペースがあれば、スタンド照明やスポット照明でフォローします。

 

最近の沖縄の家では、海外ヨーロッパのような間接照明を生かしたスペースを希望する方々も増えました。
 
間接照明は後付けスタンドなどではなく、天井や壁の構造とともにプランニングしますから、後々のリフォームが難しくなるため、施工業者とよく相談しながら決めると安心です。
 

 

コンセントやスイッチは現場で決める

コンセントやスイッチは現場で決める
暮らしやすい沖縄の家づくりでは、①コンセント②スイッチ、③モジュラージャック(※)の配置は意外に重要ですが、配置の決め方は下記3つを意識しましょう。
 

【 沖縄の家☆コンセントやスイッチプランのポイント 】
 
● 実際の暮らしをイメージしながら配置を決めます。
 
・ コンセントの数は多いと便利
・ 押しやすい形状のスイッチを選ぶ
・ モジュラージャックは1個/1スペース
 
(※)モジュラージャック … LAN回線などを差し込む端末のこと。

 

沖縄で注文住宅の家を建てる際、基本的には施工業者が設計時に決めますが、最終的にはチェックすることをおすすめします。
 

【 沖縄の家☆コンセントやスイッチ 】
 
(1) コンセントやスイッチの位置 → 施工主自身で現場へ出向き、高さなど細かな位置を確認すると安心です。
 
(2) スイッチプレート → スイッチプレートはさまざまなタイプがありますが、いくつかのスイッチが一緒になっているので、「付けやすい順番」を最初から決めておくと便利でしょう。

 

いくつかのスイッチが一緒になっているスイッチプレートの配置を決める時には、「使用頻度の高いスイッチから上から下」など、一定のルールに従うことがポイントです。
 

 

コンセントやスイッチには種類がある

コンセントやスイッチには種類がある
ちなみにコンセントやスイッチには種類があります。沖縄の家の照明プランニングでは、この種類を知っておくことでより便利な配置も可能です。
 

【 沖縄の家☆コンセントやスイッチの種類 】
 
(1) コンセント
 
・ マグネット付き/足元付きコンセント … コードに引っ掛かった時にマグネットによりすっと抜けたり、足元が灯で明るくなるので、事故になりにくくなります。
 
・ 床付きコンセント … 広いリビングスペースなどでは、壁付きコンセントだとケーブルが床をつたい危なくなりがちですが、適度な位置に配置することで、スッキリと使えて便利です。
 
※ テーブルの下などに置くことで、ホームパーティーでホットプレート使用時などに役立ちます。
 
(2) ワイドスイッチ
 
→ 広い面のスイッチにすることで、特に暗い時に使いやすく便利です。

 

この他、沖縄の家ではマルチメディアコンセントの位置はポイントですよね。マルチメディアコンセントはさまざまな端子(テレビや電話回線など)をまとめたプレートです。
 
最近の沖縄の家ではインターネット利用のためのLANケーブル用端子も入りますので、新生活を想定して決めると良いでしょう。
 

 

分電盤配置の注意点

分電盤配置の注意点
沖縄の家で分電盤は、見た目としてもいかに目立たない場所に配置するプランが一般的ですが、実際の暮らしを想定した時の注意点もあります。
 

【 沖縄の家☆分電盤の注意点 】
 
★ 分電盤は暗転時にスイッチをいじることになりますので、暗闇でも扱いやすい場所に配置されているか、をチェックしてください。
 
→ 例えば、高い位置に配置してしまえば暗闇で踏み台を用意しなければなりませんし、手前に洗濯機などがあり手が届かない事例も見受けられます。

 

最近の沖縄の家では、分電盤を収納スペースの奥に隠すプランも多いのですが、これも位置関係によっては危険です。
 
例えば収納スペースに布類などが詰まっていた時には、漏電が起きた時に気付かないままでは事故につながります。また、収納スペースの奥に配置するプラン自体も、分電盤の故障に気付きにくい傾向です。
 

 

いかがでしたでしょうか、今回は快適な沖縄の家づくりにおいて、意外に重要な位置を占める配線やスイッチの位置、照明プランニングについてお伝えしました。
 
見た目ももちろん大切なのですが、配線やスイッチ、照明などの毎日利用する配置プランは、実際の生活をいかに意識して、「痒い所に手が届く」プランニングができるのかがポイントです。
 
近年の沖縄の家では屋上テラスやベランダなど、快適な屋外スペースを重視したプランも多いですが、この場合にも屋外の便利な位置にマルチメディアコンセントを配置することをおすすめします。
 

 

まとめ

コンセント類の基礎知識と照明プランニング

・スペースの目的を意識した明るさを設定する
・吹き抜けはダウンライトとペンダントライトの複合技
・間接照明は構造とともにあるので入念にプランニングする
・コンセントは多い方が良い
・モジュラージャックは1個/1スペース
・(暗闇でも)押しやすいスイッチ選び

 

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