琉球アーバンホーム沖縄から木造住宅の設計・建築をご提案。琉球アーバンホーム

0120-504-552

  • 【営業時間】9:00~18:00
  • 【定休日】日曜日
来店予約お問い合わせ 資料請求

COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.09.22注文住宅

沖縄の注文住宅プランニングで役立つ☆建具3つの種類と選び方

沖縄の注文住宅プランニングで役立つ☆建具3つの種類と選び方
沖縄で注文住宅を建てる時はワクワクしますよね。吹き抜けリビングにしようか、ガレージハウスは入れようか…、イメージはどんどん湧き上がってきますが、実際に住んだ後、快適な暮らしを実感するのは、意外にも細かな部分の便利さです。
 
照明の位置や階段の段差、コンセントの位置などなどもありますが、そんな「小さな便利機能」にも影響してくるポイントが、建具です。
 
建具とは間仕切りを差しますが、周囲環境との影響も見ながら、不便がなく、且つ、見た目にもおしゃれで快適な建具を選びましょう。
 
今回は、沖縄の注文住宅プランニングで見過ごされがちな建具について、3つの種類や特徴と選び方、印象がガラッと変わるさまざまな建具事例をお伝えします。
 

沖縄の注文住宅プランニングで役立つ☆
建具3つの種類と選び方

 

 

開け閉めで見る3つの種類

開け閉めで見る3つの種類
建具は空間を分ける間仕切りです。一般的には障子やふすまをイメージする方が多いのではないでしょうか。
 
沖縄の注文住宅でも障子やふすまの間仕切りは一件にひとつは入る家庭が多いですが、この他にも扉や窓なども「建具」と言われるように、必ずしもリビングや子ども部屋を仕切るだけではなく、クローゼット収納など、全てのドアや間仕切りが「建具」と言われます。
 

【 沖縄の注文住宅プランニング☆建具の種類 】
 
★ 開口部を仕切る間仕切りは全て「建具」です。ただし、外壁部分(玄関や窓など)は「外部建具」、部屋と部屋を仕切る建具は「内部建具」と使い分けます。
 
(1) 開き戸 → 一般的なドアです。後々のリフォームもしやすい点はメリットですが、ドアの開閉にはデッドスペースが生じます。
 
(2) 引き戸 → バリアフリー住宅で多く利用される、障子などに代表する引いて収納するタイプです。
 
(3) 折れ戸 → パタパタと折り畳みながら扉が収納される建具で、部屋の間仕切りと言うよりは、主にクローゼットの建具に用いられます。

 

沖縄の注文住宅で建具の素材はアルミや木材、樹脂などのニーズが高く、特に外部建具(玄関や窓枠など)には耐水性の高いアルミが多く用いられます。ただし、アルミは断熱性は高くありません。
 
沖縄の注文住宅では木材の建具も人気がありますが、割高傾向のうえにアルミや樹脂よりも劣化が早いため、沖縄で注文住宅を予算ギリギリに建てる時にはアルミ素材を用いたり、木材でも無垢材ではなく、木質ボード(※)などが人気です。
 
また、ポリカーボネイトなどの樹脂素材も利用されるようになりました。断熱性が高く軽い点がメリットですが、その分アルミと比べると割高傾向にあります。
 
(※)木質ボード → 圧縮したおがくずを接着剤で固め板状にした建材です。
 

 

開き戸の特徴

開き戸の特徴
建売住宅、分譲マンションなどの規格住宅に多く取り入れられる建具が開き戸ではないでしょうか。
 
建て売り住宅や分譲マンションでも、開き戸については比較的自由で、オプション価格で扉の形状や色、ドアノブのデザインなどを選べる仕様も見受けるほど、豊富な種類から気軽にカスタマイズできます。
 
面積の広い扉は沖縄の注文住宅のなかでもインパクトがあり、部屋の第一印象に大きく影響するため、開き戸のドアノブや扉の色、ディテールにこだわり、この部分だけはコストを掛ける…、と言う沖縄の注文住宅オーナーも見受けました。
 

【 沖縄の注文住宅プランニング☆開き戸 】
 
★ 開き戸を選ぶ時にポイントは、開き方と開く方向です。開く方向によって、その他の設置場所が左右対称、大幅に変わるので注意をしてください。
 
・開き方 … 内開きか外開き
・開く方向 … 右開きか左開きか
 
→ 開き方や開く位置に合わせて照明の位置やスイッチ、家具家電の位置を使いやすいように配置する必要があります。

 

もっとも利用される開き戸ですが、開くとデッドスペースができるため、どの部分が可動域になるのか、デッドスペースをイメージして選ぶ必要があります。
 

 

引き戸の特徴

引き戸の特徴
昔ながらの建具が引き戸、障子やふすまなどが代表格で溝・レールを床面に作り、滑らせて移動する種類で、特に沖縄の注文住宅ではシニア世代に人気の建具です。
 
引き戸は馴染みが深く和室と相性が良いこともシニア世代に選ばれる理由ではあるのですが、それ以上に障子は柔らかな採光が期待できることも、選ばれる一因ではないでしょうか。薄手のカーテン代わりにも活躍します。
 
また、沖縄では平屋の注文住宅でニーズが高く、コンパクトな家でも扉の可動域が少ないので、コンパクトなスペースで設置できます。
 
将来的に車椅子や介護生活になった時にも、開き戸と比べて間口が広く融通が利きやすい点も、シニア世代に選ばれる理由のひとつです。
 

【 沖縄の注文住宅プランニング☆引き戸 】
 
★ さらに沖縄で注文住宅建築時からバリアフリーを希望する事例では、床部分に溝を作らず、吊るし型の引き戸を選ぶ傾向にあります。
 
→ 吊るし型で床に溝を作らないことで、車椅子もつまづきにくく掃除がしやすい点がメリットです。

 

車椅子ではなくても、少しの凸凹がつまづきや転倒の原因になりやすいシニア世代の住まいは、できるだけ床面をフラットにプランニングしていくと安心です。
 

 

折れ戸の特徴

折れ戸の特徴
沖縄の注文住宅ではクローゼット収納などで多く見受ける建具が、蝶番で繋げて折り畳むように開閉する折れ戸となり、こちらもレールを用いて折り畳んでいきます。
 
最近の沖縄注文住宅では、キッチンやダイニングルーム/リビングルームなどがひとつの広い部屋に収まる、「オールワンフロア」タイプの間取りも多いですよね。
 
このような広い空間にも、折れ戸は活躍します。
 

【 沖縄の注文住宅プランニング☆折れ戸 】
 
★ 全開にすることでオールワンフロアの広いスペースが確保でき、折れ戸を引いて間仕切りを作ることで、小さないくつかのスペースにもできます。
 
→ パーティや大勢が集まる時にはオールワンフロアで、冷暖房を効かせて家族でゆっくりくつろぎたい時には、間仕切りを引いて小さな空間にするなど、その時々に合わせて空間の広さを適切に調整できます。

 

沖縄の注文住宅プランニングでは「折れ戸は子どもが手を挟みやすい」と避ける家族もいますが、それは昔の折れ戸のイメージが強いためかもしれません。今では折れ戸建具の多くがクッションを付けているため、以前よりも安全です。
 
ただし、引き戸や開き戸のようには行かない側面も見受けます。
 

【 沖縄の注文住宅プランニング☆折れ戸のデメリット 】
 
☆ 折れ戸がクローゼットの建具に多く利用されるのには、引き戸や開き戸と比べて開口部の幅が短くなりやすい点があります。

 

そのため、基本的な部屋と部屋の間仕切りなどには引き戸や開き戸を選び、広いスペースをさらに分ける間仕切りや収納スペースに折れ戸を選ぶケースが多い傾向です。
 

 

建具の事例

建具の事例
参考:https://www.pinterest.jp/pin/517984394648930203/
沖縄の注文住宅プランニングでは以上の3つの建具をメインに、用いる素材を工夫して、さまざまな用途やイメージに仕上げます。
 
建具の選び方、建具の素材で洋風にも和風にも、さまざまな表情を見せてくれるため、イメージ作りにも建具は便利です。
 

【 沖縄の注文住宅プランニング☆建具の種類 】
 
(1) オフィスのような、スライディングドア
 
→ 近年増えたホームオフィスで人気が高い建具が、擦りガラス素材を利用した部屋を大きく仕切る引き戸です。擦りガラスは部屋を仕切りながら、採光を確保してくれます。
 
(2) モダンジャパニーズな、格子の間仕切り
 
→ 昔ながらの格子の間仕切りは和風のイメージを持つ方々も多いですが、洋室でも和室でも相性抜群です。擦りガラス同様、格子の隙間から採光や通風を確保してくれて、イメージも軽やかになります。
 
(3) 昔ながらの落ち着いた障子
 
→ 引き戸の項でもお伝えしましたが、戸建てのどこかに畳間+障子の引き戸を入れるニーズは高いです。障子を取り入れることで間接的な採光が期待できるので、リラックスルーム/赤ちゃんの寝室としても活躍します。
 
(4) 採光を取り込む室内窓
 
→ 沖縄の注文住宅では特に吹き抜けのある家に多く見受けるのが、採光を取り込む室内窓です。

 

室内窓は部屋に設置することが多いため、採光面のメリットばかりではなく、子ども部屋でも全く見えない密室空間になることがなく、窓を通してコミュニケーションもよりスムーズになります。
 
さらに前項でお伝えしたような、広さ調整が可能なおしゃれな折れ戸の場合、沖縄の注文住宅プランニングでは少ないものの、2020年の新型コロナ感染拡大によるテレワークの増加で、ホームオフィス仕様へリフォームをする際に、多く用いられました。
 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅プランニングで意外に迷いやすい、それぞれの部屋を仕切る建具について、それぞれの特徴や選び方についてお伝えしました。
 
引き戸や折れ戸は天井にレールを取り付けるだけで空間の間仕切りができるため、リフォームに便利ではありますが、特に床に溝を作らず設置するケースでは、開き戸と比べて気密性に欠けるため、冷暖房を利かせた部屋や遮音/防音には不向きです。
 
この他、沖縄の注文住宅プランニングに役立つ、それぞれの場所におけるポイントについては別記事「【沖縄の家】リラックスバスタイム☆快適浴室プランのポイント」や「【沖縄の家】キッチンの高さやスタイル☆プランで気になるポイント」でお伝えしています。
 
照明については「【沖縄の家】最後に気になる照明プランニング☆種類と選び方」でもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

 
まとめ

建具の種類と特徴、選び方

・建具には開き戸/引き戸/折れ戸がある
・開き戸は密閉性があるがデッドスペースが生じる
・引き戸はコンパクトにまとまる
・バリアフリーなら天井にレールを付けた引き戸
・折れ戸は大部屋の間仕切りに多く利用される
・今の折れ戸は安全性が高くなった
・折れ戸は開口が小さくなる傾向がある
・引き戸や折れ戸は密閉性が低い傾向
・擦りガラスなど素材を工夫しておしゃれに

pagetop