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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.10.01注文住宅

沖縄で建てるローコスト住宅☆外観でコストはどれ位変わる?

沖縄で建てるローコスト住宅☆外観でコストはどれ位変わる?
最近の沖縄ではローコスト住宅を検討する方々が多いですよね。美しい海で観光地としても有名な沖縄では別荘用途の需要も多く、全国的にも比較的土地価格が高い傾向にあります。
 
そのため小さな敷地内で建てる三階建て住宅などとともに、沖縄では建築費を抑えるローコスト住宅の需要が急増傾向です。
 
ただ、沖縄のローコスト住宅は美しい海岸沿いにあうオシャレさがありながら、しっかりと建築費は抑えたい、との声も多くあります。
 
そこで今回は、沖縄で建てるローコスト住宅で少しでも安く建築費を抑えるポイントを、まず外観要素からお伝えしますので、どうぞ参考にしてください。
 

沖縄で建てるローコスト住宅☆
外観でコストはどれ位変わる?

 

 

沖縄ローコスト住宅の基本形

沖縄ローコスト住宅の基本形
土地価格が比較的高い沖縄でローコスト住宅をプランニングする際の基本形は、①総二階建て②凹凸のない真四角、の形状です。
 
徹底的に沖縄でローコストを目指すのであれば、内装においても凹凸やアレンジ(吹き抜けや下屋、バルコニーなど)のないプランになります。
 
では、どうしてこのような沖縄の家がローコスト住宅に繋がるのでしょうか。
 

【 沖縄ローコスト住宅の基本形 】
 
(1) 総二階建て … 平屋の多い沖縄ではローコスト住宅=平屋と考える方も多いですが、実は下記要素から平屋の方がコストが高くなる傾向です。
 
・土地価格が高いため平屋の場合は、それだけ敷地面積を要します。
・コストが掛かる基礎部分が、総二階建てよりも広くなる傾向です。
・敷地が広くなるため、コストが高い屋根部分も広くなります。
 
※ この他にも住み始めてからのランニングコストも含め、いくつかの要素がありますが、コチラは後ほどお伝えします。
 
(2) 凹凸のない真四角 … 真四角から複雑な形状になることで、施工面積が増える点がコストを抑える面で問題です。詳細は下記になります。
 
・複雑な形状により外壁や屋根などの資材が増える
・複雑な形状により大工さんの手間暇が掛かるため、その分人件費が掛かる
 
☆ 吹き抜けやウッドデッキ … リゾート感溢れる家が多い沖縄では、ローコスト住宅でも「吹き抜けやウッドデッキプランは外せない」とする方は多いです。けれども下記のような面でローコスト住宅には向いていません
 
・室内の凹凸が増える分、内装資材にコストが掛かる。
・ウッドデッキやバルコニーは別途コストが掛かる。

 
ただ沖縄でローコスト住宅を建てたいと言っても、一生を過ごすかもしれないマイホームですからこだわりまで捨てることは難しいですよね。
 
予算と兼ね合いながら上記2つを基本形として、優先順位を付けて付加していくプランニングが最適です。
 
※ マイホームの予算立てについては別記事「沖縄の家を建てる時に掛かるお金☆予算オーバーにしないポイント」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

 

平屋の落とし穴

平屋の落とし穴
沖縄に多い平屋ですが、ローコスト住宅として建てられた物件の多くが、シニア世代のDINKS(夫婦二人暮らしなど)家庭にピッタリのコンパクトな住宅です。
 
ですから、現在沖縄でローコスト住宅需要が高い、30代・40代のファミリー層がプランニングする沖縄のローコスト住宅としては、いくつかコストが掛かるポイントを把握しておくと良いかもしれません。
 
では、どのような要素かを理解してからプランニングを進めると良いのでしょうか。
 

【 沖縄で建てるローコスト住宅☆平屋の落とし穴 】
 
(1) 断熱性を確保する … 平屋は外気と直接触れる面積が広くなり(外壁/屋根など)、その分光熱費が掛かる傾向にあります。
 
→ この対策として断熱性の高い資材や施行で、断熱性を確保することになりますが、結果的に総二階建て真四角の家よりもコストが掛かる傾向です。
 
(2) 複雑な形状の平屋 … 一階建てでキッチンから子ども部屋、サニタリースペースまでをプランニングすると、時に複雑な形状の家になることも多くあります。
 
・複雑な形状により部材同士の接合が増え、コストが高くなる傾向です。
 
※ また、接合部分が増えることで雨漏りリスクが高まる点にも注意をしてください。結果的に暮らし始めてからの家の傷みが早まり、修理・修繕費が思いの他掛かる事例も多いです。

 

…二点目の複雑な形状によるコストアップは、他の吹き抜けウッドデッキ、多いバルコニー、凹凸の多いプランニングなどでも同じことが言えます。
 
沖縄のローコスト住宅を基本形としながらも、複雑な形状箇所がプランに残る場合には、その後のランニングコストとして、定期的な修理・修繕費用も加えた資金計画を立てると、より安心です。
 

 

沖縄のローコスト住宅と一般住宅の事例を比較

沖縄のローコスト住宅と一般住宅の事例を比較
このような要素から、沖縄でローコスト住宅でマイホームを建てた場合、同じ敷地面積の一般住宅と比較すると、約200万円~400万円ほどのコストダウンが見込めるとされています。
 
では、敷地面積60㎡の凹凸のない真四角の沖縄ローコスト住宅と、一般住宅のプランニングでコスト面を比較してみましょう。
 

【 沖縄で建てるローコスト住宅☆一般住宅との比較 】
 
☆ 複雑な形状の含まれる一般住宅と比べても変化のないコストは、仮設(100万円)・建具(120万円)・設備(480万円)・外構(180万円)・内装(180万円)・諸経費(280万円)、総計1,340万円でした。
※ 家具別(約50万円~100万円)、同じ資材でのプランニングとして
 
(1) 沖縄で建てる60㎡のローコスト住宅(真四角10m×6mの基本形プラン
 
・基礎工事費用 … 220万円
躯体工事費用 … 1,000万円
・屋根 … 100万円
外壁 … 180万円
 
→ 合計 1,500万円総額2,840万円/家具別)
 
(2) 凹凸のある一般住宅(外壁面積がローコスト住宅×1.2倍
 
・基礎工事費用 … 270万円
躯体工事費用 … 1,100万円
・屋根 … 150万円
外壁 … 230万円
 
→ 合計 1,750万円総額3,090万円/家具別)

 

このように250万円の違いが出てきますが、今回はバルコニーや下屋などは付けていないケースです。
 

 

バルコニーなどアレンジを加えた場合

バルコニーなどアレンジを加えた場合
多くはバルコニーウッドデッキ・下屋を付加しますが、この場合基礎工事や外壁工事、さらに躯体工事の施工部分が増えるので、さらに建築総額は高くなる傾向にあります。
 
例えば、上記沖縄のローコスト住宅に「バルコニー+下屋」を付加したプランでは、プラス400万円~500万円のコストが加算されました。総額では3,240万円(家具別)です。
 
では、少し二階建てでアレンジを加えた場合の違いを見て行きましょう。
 

【 沖縄のローコスト住宅☆アレンジを加えた場合 】
 
☆ 複雑な形状の含まれる一般住宅と比べても変化のないコストは、仮設(100万円)・建具(120万円)・設備(480万円)・外構(180万円)・諸経費(280万円)総計1,160万円でした。
※ 家具別(約50万円~100万円)、同じ資材でのプランニングとして
 
(1) 沖縄のローコスト、シンプル総二階建て真四角の基本形プラン
 
基礎工事費用 … 220万円
躯体工事費用 … 1,000万円
・屋根 … 100万円
外壁 … 180万円
・内装 … 220万円
 
→ 合計 1,720万円(総額2,880万円/家具別)
 
(2) 基本形にバルコニーと下屋を加えたプラン
 
基礎工事費用 … 270万円
躯体工事費用 … 1,250万円
・屋根 … 150万円
・外壁 … 230万円
内装 … 320万円
 
→ 合計 2,220万円(総額3,380万円/家具別)

 

下屋とバルコニーを加えることで、まず躯体工事費用が基本的な沖縄のローコスト住宅よりも掛かってしまううえ、内装で100万円ほどの違いが出てきます。
 

 

沖縄のローコスト住宅、その他の要素

沖縄のローコスト住宅、その他の要素
以上が基本的な「断面形状」の違いによる一般住宅と、沖縄のローコスト住宅の違いになりますが、この他にもいくつかの要素によって、コストを抑える工夫はできます。
 

【 沖縄のローコスト住宅☆その他の要素 】
 
☆ 通常、沖縄のローコスト住宅でも、多くは家具を別途購入しますが、新築住宅に合わせてオリジナルで造る「造作家具」と言う選択肢があります。
 
→ 造作家具を取り入れた場合、住宅ローンに取り込むことが可能です。

 

新居を購入した後は、当面6ヶ月分の住宅ローンは確保しておいた方が良いと言われています。
 
そうではなくとも引っ越し費用や頭金など、なにかと物入りな時期ですので、自己資金で家具を購入するよりも、住宅ローンに取り入れることができると安心ではないでしょうか。
 
反対に敷地条件などにより、一般的な住宅よりもコストが掛かるケースもありますので、注意をしてください。(土間コンクリートの施行コストや植栽など)
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄でローコスト住宅を建てる際、できるだけコストを抑えるポイントをいくつかお伝えしました。
 
ただ、今回のテーマはあくまでもコストを抑えた沖縄のローコスト住宅です。そのためこれを基本形として、優先順位を付けながら、譲れない部分は不可していくとベストです。
 
バルコニーや下屋などは、沖縄で基本形のローコスト住宅を建ててから、後々リフォームによって加えることもできます。
 
さまざまなパターンを検証しながら、予算と擦り合わせてプランニングを進めてみてはいかがでしょうか。
 

 

まとめ

外観プランによる建築コストの違い
・総二階建て、凹凸のない住宅が基本形
・平屋は敷地と基礎工事コストが掛かる傾向
・60㎡の場合、比較例では250万円の違いが出た
・バルコニーと下屋を付けて400万円~500万円の違い
・造作家具で住宅ローンに組み込める
・基本形を軸として優先順位によってプランニング

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