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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.10.13注文住宅

沖縄でローコスト住宅☆建材によるコストの違い(開口や内装)

沖縄でローコスト住宅☆建材によるコストの違い(開口や内装)
沖縄でローコスト住宅が増えていますよね。全国的に比較的地価の高い沖縄では、できるだけ建築費用を抑えたマイホーム購入を検討する方々が増えました。
 
全国的にも沖縄でもローコスト住宅の基本は、できるだけ施工面積を少なくして使用する建材を少なくした、真四角総二階建ての住まいです。
 
けれどもさらにコストを抑えながら、より快適に暮らすためには、それぞれの箇所の建材選びがポイントになります。
 
そこで今回は、沖縄のローコスト住宅プランニングに役立つ建材について、特に開口部分や内装で建材を選ぶポイントや、それぞれの種類やコスト目安をお伝えしますので、どうぞ参考にしてください。
 

沖縄でローコスト住宅☆
建材によるコストの違い(開口や内装)

 

 

外部開口、建材選びのポイント

外部開口、建材選びのポイント
沖縄でローコスト住宅を建てる際、開口部の建材でもできるだけコストを抑えたくなりますが、性能まで考慮せずに選んでしまうと後々光熱費が高くなり、結果的にランニングコストが積み重なりかねません。
 
ただ、開口部の窓やサッシなどの建材は性能の高さとコストが比例しているのも事実です。そのためコストも配慮しながらバランスを取り、断熱性能の高い建材を選ぶことをおすすめします。
 

【 沖縄でローコスト住宅を建てる☆開口部のポイント 】
 
★ まず広い開口部の場合、大きさによってはオリジナルで窓などの建材を発注することにもなってしまうため、規定のサイズに合わせた設計によりコストも抑えることが可能です。
 
→ そのうえで、下記の点まで配慮をしながらコストとのバランスを取ってください。
 
断熱性能
セキュリティー
・防音性能

 

沖縄は空き巣も多いので、ローコスト住宅でもセキュリティー性の高い窓や玄関扉、サッシを選ぶことをおすすめします。
 
人が侵入しやすい位置にある窓であれば、コスト面でプラスになっても面格子(人が入らないように窓前に取り付ける柵)はあった方が安心ですし、扉も2ロックやピッキングしにくいディンブルキーなどを選んでも、安心面で考えると損ではありません。
 

 

沖縄ローコスト住宅で選ぶ、窓のポイント

沖縄ローコスト住宅で選ぶ、窓のポイント
窓はサッシと窓ガラス、2つの建材を選び組み合わせますが、光熱費を抑えた室内環境を目指すのであれば、どちらも「断熱性能の高いサッシ+窓ガラス」の組み合わせがベストです。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆サッシの種類とコスト目安 】
 
★ サッシには大きく分けてアルミ系(アルミサッシ/アルミ樹脂複合)、樹脂、木製があり、木製サッシは割高です。
 
・アルミサッシ … 20,000円/1枠~
・アルミ樹脂サッシ … 30,000/1枠~
・樹脂サッシ … 35,000円/1枠~
・木製サッシ … 100,000円/1枠~

 

今回はLow-Eガラスと呼ばれる。Low-E膜を施して断熱性を高めた窓ガラスを組み合わせた場合のサッシ価格目安を比較検討していますが、組み合わせるガラスや大きさなどにより価格帯は違ってきます。
 
また、窓ガラスはセキュリティーも意識して、特殊樹脂フィルムを挟み割れにくくした建材など、種類にもグラデーションがあるので、コチラもコストとのバランスを取りながら選んでください。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆窓ガラスのセキュリティー 】
 
★ 窓ガラスには断熱性とともに防犯対策が高い、高性能のものがありますが、高性能=コストも割高になりますので、バランスがポイントです。
 
※ 下記にコストが安い順番から、防犯性の高い窓ガラスをご紹介します。
 
・一般的な一枚ガラス
・網入りガラス
・強化ガラス
・二重ガラス
・合わせガラス
・防犯合わせガラス

 

沖縄でローコスト住宅を建てる時には、まず足場などをなくして人が簡単に踏み込めることのない位置に窓を設計するとともに、より侵入の危険性の高い一階部分などでは、防犯性の高い窓ガラスを選ぶなど、メリハリを付けるとコストとのバランスが取りやすいです。
 

 

沖縄ローコスト住宅、内装のポイント

沖縄ローコスト住宅、内装のポイント
内装は沖縄ローコスト住宅でもコスト調整がしやすい箇所ではないでしょうか。
 
部屋や場所によって、内装はバラバラに選ぶので、こだわりたい部分にはコストアップしても希望の内装を選び、その他は丁度良い価格帯で納めるなど、工夫ができるためです。
 
また、水回りであるバスルームとリビングの床材は変わりますよね。このように、内装では用途を意識して場所によって変えて決めます。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆箇所で違う内装資材 】
 
★ 内装を大まかに分けると「床・壁・天井」ですが、天井の多くは仕上げを壁と統一する事例が多いです。 
 
(1) バスルーム … タイルなど
 
(2) リビング … 無垢材・合板フローリング・クッションフロアなど
 
(3) 壁 … ビニルクロス・塗り壁(漆喰/珪藻土)・木板など

 

内装では部屋や箇所によって自由に資材を選んでください。最近では壁の一部分のみに無垢材を取り入れた、デザイン性の高い空間も人気です。
 
また、内装はつい見た目に流されてしまいがちですが、竣工後の定期的なメンテナンスの周期やコストも考慮して選択をしてください。
 

 

沖縄のローコスト住宅、内装の種類と価格目安


沖縄ローコスト住宅では、それぞれの箇所で優先順位を付けて、メリハリのある内装資材選びがポイントです。
 
ただ、そのためにはそれぞれの資材について、種類や価格目安を把握しておくと便利です。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆内装の種類と価格目安 】
 
(1) 床に利用する内装の種類と価格目安
 
・クッションフロア … 2,600円/㎡~
・合板フローリング … 3,200円/㎡~
・無垢フローリング … 3,500円/㎡~
・タイルフロア … 8,200円/㎡~
 
(2) 壁に利用する内装の種類と価格目安
 
・ビニルクロス … 1,500円/㎡~
・塗り壁 … 3,300円/㎡~
・木板 … 4,200円/㎡~
 
※ あくまでも目安ですので、業者へ見積もりを取り検討してください。

 

などなどです。
 
一部分にこだわりのある資材を加えることで、コストを抑えても高級感を保つことができます。
 

 

玄関回りのセキュリティー問題

玄関回りのセキュリティー問題
空き巣が多いと言われる沖縄では、ローコスト住宅であってもセキュリティー面は妥協しない選択の方が、より安心です。
 
前述したような、割れにくい防犯窓ガラスなどの建材選びはもちろん、玄関扉はピッキング被害も見受けるため、窓や扉の鍵回りへコストを掛けることは無駄ではありません。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆セキュリティー問題 】
 
(1) 玄関扉 … 玄関回りや扉のセキュリティーを上げるポイントは下記です。
 
・2ロックドア → 特に何億パターンを持つピッキングに強いディンブルキーを役立ちます。沖縄ではディンブルキー×2ロックの玄関扉が多い傾向です。
 
・人感センサーなど → 人を感知して照明を当てたり、偽物でも防犯カメラを設置することで、犯人が避けやすくなります。
 
・砂利 → 家のまわりを音の出やすい砂利にすることで、侵入しにくくなるためおすすめです。近年では音が大きい「防犯砂利」もあります。
 
(2) 窓 … 空き巣は玄関扉よりもむしろ、窓からの侵入が多いです。
 
・面格子 … 人が入りにくい柵を窓に付けることで、犯人が避けやすくなります。
 
・二重施錠 … 通常の窓ロック(クレセント錠)の他に、窓の上部に補助鍵を付けましょう。窓上部は犯人にとって腕が届きにくく、開けにくい場所です。

 

大きな開口やガレージなど、気になる部分はシャッターを加えても良いかもしれません。
 
沖縄でローコストを目指すがゆえにセキュリティーを甘くしてしまうと、後々ホームセキュリティーに入る必要性が出てくるなど、結果的にランニングコストを上げてしまう事例もあります。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄でローコスト住宅を建てる時、それぞれの場所によって違う建材選びのポイントについて、今回は特に開口や内装部分についてお伝えしました。
 
本文中では最後にセキュリティー面への配慮についてお伝えしましたが、玄関の扉はセキュリティー性能装飾、機能性(親子ドアなど)がさまざまです。そのため価格帯にも幅がありますので、こだわりや周辺地域の治安などによって選んでください。
 
この他、沖縄でローコスト住宅を建てる時に役立つポイントや、それぞれの箇所で扱う建材の種類や価格目安については、下記でお伝えしています。
 
沖縄で建てるローコスト住宅☆外観でコストはどれ位変わる?
沖縄でローコスト住宅☆建材によるコストの違い(外壁)
沖縄でローコスト住宅☆建材によるコストの違い(外構や屋根)
沖縄でローコスト住宅☆設備によるコストの違い(キッチン浴室)
 
それぞれの場所でも優先順位を付けて、コスト面でメリハリを付けながら、賢くコストを抑えながらも住みやすい、快適なマイホームを実現してください。
 

 
まとめ

開口や内装、建材の種類や選び方
●建材選びで配慮した事柄

・断熱性能
・セキュリティー
・防音性能

●内装は用途を意識して選ぶ

●周辺環境によってセキュリティーにはこだわる

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