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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.11.10注文住宅

【沖縄の注文住宅】外観要素グレードアップ☆コストの違いを検証!

【沖縄の注文住宅】外観要素グレードアップ☆コストの違いを検証!
沖縄では注文住宅ニーズは高いですが、ローコスト住宅を筆頭に建築費を抑えながら、オシャレに暮らす家が求められるようになりましたよね。
 
建売住宅や分譲マンションのように画一的ではなく、オリジナリティーを持ちながら、コストの掛け方にメリハリを持たせて、全体的なバランスを取りたい方が多い傾向です。
 
ただ、既に建てられている建売住宅や分譲マンションとは違い、沖縄でコストを抑えた注文住宅を建てようとすると、事前にコストを左右する要素をチェックする必要があります。
 
今回は沖縄でコストを抑えた注文住宅を建てる時に役立つ、標準モデルからコストアップ/ダウンを調整するための、グレードによるコストの違いを、外観要素を中心に検証します。どうぞ参考にしてください。
 

【沖縄の注文住宅】外観要素グレードアップ☆
コストの違いを検証!

 

 

施工面の広い外観要素

施工面の広い外観要素
屋根や外壁などの外観要素は施工面が広いため、使用する素材を変更することで大幅にコストがアップダウンします。
 
ただ島国で塩害が多く、高温多湿で湿気が気になる沖縄では、コストダウンしたことで充分な塩害対策を施せないなど、対候性などの性能まで劣化しないよう、注意しながら沖縄の気候にあった注文住宅を建てるのがポイントです。
 

【 沖縄の注文住宅☆コストアップ/ダウンのポイント 】
 
(1) 外壁 → 外壁に多いカラーガルバリウム鋼板サイディングなどへグレードダウンすることでコストダウンを計ったり、反対にタイル貼りや漆喰を使用すると(施工面が広いため)グンとコストは上がります。
 
(2) 屋根 → 凸凹がなくシンプルな片流れなどは、昔ながらの寄棟屋根(方形屋根)などよりもコストダウンが可能です。
 
● さらに屋根も施工面が広いため、扱う資材でコストアップ/ダウンの幅は広いでしょう。例えば、基本モデルがカラーガルバリウム鋼板であれば、を使用することで大幅なコストアップになります。

 

多くのケースで工務店や大手住宅会社などから基本プランを提案されるので、その金額を基準に採用する資材をグレードアップ/ダウンして、総コストを調整してください。
 
太陽光発電システムを導入するのであれば、それほど洋風瓦屋根などの素材にこだわる必要はありませんし(それ以上に効率的に太陽光が当たる設計が重要です。)、「南仏プロヴァンス風」など、外観にこだわりがあれば、ここでコストを掛けます。
 

 

某施工会社の戸建て基本プラン

某施工会社の戸建て基本プラン
それでは、沖縄の注文住宅で工務店より提案された基本プランの一例をお伝えします。多くのケースで大まかな建築総予算を施工会社(工務店や大手住宅会社など)へお伝えして、最も適切なプランを提案してもらってから、細かな部分を調整してください。
 
※ 以来する業者を決める時には、気になるいくつかの業者に相見積もりを取る方法がベストですが、この時の「見積書の見方」については別記事「【沖縄の注文住宅】見積書が分かる☆一般的な構成と見方を解説」でお伝えしていますので、コチラをご参照ください。
 

【 沖縄の注文住宅☆外観要素の基本プラン事例 】
 
● この事例では建築総予算3,000万円として、ほぼ標準値の基本プランを提案しています。
 
(1) 屋根(施行面積80㎡) → 60万円
・カラーガルバリウム鋼板
・防水加工工事
 
(2) 外壁(施工面積280㎡) → 260万円
・カラーガルバリウム鋼板
 
(3) 窓 → 65万円
・アルミ+樹脂(複合サッシ)
 
(4) ドア(玄関)→ 30万円
・アルミ断熱玄関ドア(既製品)
============================
合計 415万円

 

以上が基本プランですが、全国的にガルバリウム鋼板は軽くて価格も手頃なため人気がある素材ですが、塩害には比較的弱い性質があるので、沖縄の注文住宅では海岸沿いの家などには向いていません。
 
とは言え、沿岸部以外の地域ではその手頃な価格帯とオシャレな見た目から、沖縄の注文住宅でも多く取り入れられています。
 

 

外観要素のコスト調整事例

外観要素のコスト調整事例
では沖縄の注文住宅で、この基本プラン事例を基にどのようにコスト調整をして行けば良いでしょうか。
 
ここでは外壁・屋根・窓・ドアそれぞれで採用する資材のグレードアップ/ダウンをしながらコスト調整を検討してみます。
 
ただ最初に沖縄で注文住宅を建てるエリアが「準防火地域」かどうかは確認をしてください。準防火地域に沖縄で注文住宅を建てるなら、窓などは防火仕様が必須です。
 
防火仕様の窓は沖縄の注文住宅で見る標準的なプランよりもプラス50万円~100万円はグレードアップする傾向にあるため、他の箇所で調整をしなければなりません。
 

【 沖縄の注文住宅☆外観グレードアップの事例 】
 
● グレードアップによるコストアップ
 
(1) 屋根(施行面積80㎡)
・瓦屋根にグレードアップ → 75万円(▲15万円プラス)
 
(2) 外壁(施工面積280㎡)
・漆喰にグレードアップ → 400万円(▲140万円プラス)
 
(3) 窓
・樹脂サッシにグレードアップ → 80万円(▲15万円プラス)
 
(4) ドア(玄関) 
・木製断熱玄関ドア(造作ドア)へグレードアップ → 60万円(▲30万円プラス)
============================
合計 615万円(▲200万円プラス!)

 

外からの見栄えを気にして沖縄の注文住宅で外観要素にコストを掛けた場合、施工面が広いこともあり、標準プランから200万円ものコストアップになりました。
 
特に沖縄の注文住宅では、昔ながらの沖縄風を取り入れるために瓦屋根や漆喰の壁を希望するオーナーも多いのでうが、瓦や漆喰は扱う資材のなかでも特にグレードが高いです。
 
では、標準プランを基にコストダウンを計る場合、どのような調整事例があるでしょうか。
 

【 沖縄の注文住宅☆外観グレードダウンの事例 】
 
● グレードダウンによるコストダウン
 
(1) 屋根(施行面積80㎡)
・コロニアル葺きにグレードダウン → 40万円(▽20万円マイナス)
 
(2) 外壁(施工面積280㎡)
・サイディングにグレードダウン → 150万円(▽110万円マイナス)
 
(3) 窓
・アルミサッシにグレードダウン → 35万円(▽30万円マイナス)
 
(4) ドア(玄関) 
・アルミ玄関ドア(既製品)にグレードダウン → 15万円(▽15万円マイナス)
============================
合計 240万円(▽175万円マイナス!)

 

…沖縄の注文住宅で極力コストを抑えた資材を採用すると、標準プランと比較して175万円ものコストダウンが、グレードアップしたプランと比べると375万円もの価格差が生じました。
 
ただし、玄関ドアは大量生産の既製品でセキュリティー面が気に掛かりますし、アルミ製の断熱性や対候性の弱い窓や壁材を全面に使用すると、それだけ冷暖房が効きにくくなり、水道光熱費が掛かりやすくなります。
 
また台風被害などにも遭いやすい、湿気によるシロアリ被害などまで考慮すると、修理修繕やメンテナンスコストが掛かる可能性が高く、住んでからのランニングコストが割高になりますので、ここまで配慮したグレード選びが大切です。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅で標準プランからコスト調整をするために役立つ、外観要素(外壁/屋根/窓/玄関ドア)に関するグレードアップ/ダウンによるコストの違いをまとめてみました。
 
ただし、今回の料金はあくまでも一例で参考にはなるものの、沖縄で建てる注文住宅の環境や仕様、施工面積などによっても大きく変化しますので、大まかに標準プランを基準にしてグレードアップ/ダウンをする流れとして捉えておくよ良いでしょう。
 
外観を左右する壁材などについては別記事「沖縄の注文住宅プランニングで役立つ☆主な壁材の種類と特徴」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

 
まとめ

基本プランを軸とした外観コスト調整事例とは

●基本プラン一例

・屋根 60万円
・外壁 260万円
・窓 65万円
・ドア 30万円
================
合計 415万円

●グレードアップ事例

・屋根 75万円(▲15万円プラス)
・外壁 400万円(▲140万円プラス)
・窓 80万円(▲15万円プラス)
・ドア 15万円(▲30万円プラス)
================
合計 615万円(▲200万円プラス)

●グレードダウン事例

・屋根 40万円(▽20万円マイナス)
・外壁 150万円(▽110万円マイナス)
・窓 35万円(▽30万円マイナス)
・ドア 15万円(▽15万円マイナス)
=================
合計 240万円(▽175万円マイナス)

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