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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2019.10.21木造住宅

実は沖縄も木造住宅が多い?人気が集まる5つの理由

実は沖縄も木造住宅が多い?人気が集まる5つの理由
近年になり、沖縄でも木造住宅が増えていますよね。ひと昔前は、「湿度が高く台風の多い沖縄ではコンクリート造」が定着していましたが、技術が発達した現代、街を見ているだけでも、その変化を実感します。

 

それもそのはず、この数年(5~6年)の間に沖縄で建てた木造住宅を数字で見てみると、14.6%もの増加率を誇る一方、定番だったコンクリート造の比率は16.3%の減少です。

 

これだけ急激な変化を見せている沖縄の木造住宅、どんな魅力があるのかと、一戸建てマイホームを検討している家庭なら、誰もが気になりますよね。

 

そこで今日は、近年沖縄で木造住宅人気が急激に上がっている、5つの理由をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

 

 

実は沖縄も木造住宅が多い?
人気が集まる5つの理由

 

デザイン性の高い注文住宅人気


一戸建てマイホームを検討する時、「建売住宅と注文住宅のどちらにするか…」の選択肢が現れますよね。

 

高度成長期前後の日本でしたら、皆と同じ間取りと家で暮らしも安心でき、同じ間取りでもより安価になるような建売住宅が注目されました。

 

多摩市などの東京都郊外によく見られた、ベッドタウン・ホームタウンの分譲建売住宅などが、それに当たります。

 

けれども時が経ち、右へ倣えの風習から、個性が尊重されるようになりました。

 

そのために「皆と同じ住みやすさ」から、「自分達家族の住みやすさ」を実現する住まいへと、ニーズが変わり始め、より自分達の個性を発揮し、希望を実現しやすい注文住宅が注目され始めます。

 

【 沖縄の木造住宅は、注文住宅に向いている 】

 

★ 鉄筋コンクリート造の家になると、枠組みから作るために、同じ規格の家々が目立ちます。よりオリジナリティーを出そうと思うと、枠組みから作るために、コストも高くなりがちです。

 

・ 一方、木で自由自在に骨組みを作り、いかようにも変身させることができる沖縄の木造住宅は、オリジナリティーの高い注文住宅にも対応できます。

 

また、最近では昔ながらの「軸組工法(在来工法)」や「2×4工法」だけではなく、「ラーメン工法」などなど、さまざまな新しい木造工法が産まれました。

 

そのために、「一面が窓の家を建てたい!」など、デザイン性の高さを重視した、多少我がままとも言える要望にも、対応できるケースが増えています。

 

 

「ローコスト住宅」へのシフト


高度成長期~バブル期の日本では、将来に信頼も厚く、マイホームほどのあまりに大きな買い物になると、お金に糸目を付けない家庭も少なくありませんでした。

 

けれどもシビアに将来を見据えた現代の家庭では、「より安く」「自分達らしい」マイホームを希望する家庭が多いです。

 

とは言え、「自分達らしさ」を実現する注文住宅は、多くのマイホームの選択肢のなかでも、最もコストの掛かる選択肢と言えます。

 

「仕方がないから建売住宅にしておこう…」と考える家庭も多いのですが、沖縄でも木造住宅を選ぶことで、よりコストバランスを調整できる「ローコスト住宅」が実現する点も、選ばれる理由です。

 

【 沖縄の木造住宅を選んで、ローコストを実現 】

 

★ 沖縄木造住宅の何よりの魅力は、コストを安く抑えられること…、この魅力を最大限に活用した「ローコスト住宅」は、全国でもニーズが高まっています。

 

・ 木材自体の安さと小回りが効く性質から、狭い土地に建てる狭小住宅でもより立てやすくなり、また、広い間取りを取るなどの融通も利くために、予算の調整もできる点が魅力です。

 

ローコスト住宅を実現するためには、材料の安さ、職人の人件費などが挙げられますが、間取りを広く取ることによって木材の使用量を調整することも可能です。

 

また人件費の側面でも、鉄筋コンクリート造などと比較してみると、沖縄の木造住宅はより短い納期で完成するので、その分人件費も安くできます。

 

 

大手ハウスメーカーから地元密着型へ


前述したように、かつての日本では金額よりも、より信頼感のある大手ハウスメーカーのネームバリューを優先した選択が多くありました。

 

けれども現在はコスト面もシビアになり、「同じ質の家ならば、より安い」選択が好まれています。

 

また「信頼度=大手」の価値観も大きく変化し、人々の要望や困り事にも寄り添い、小回りの利く地元密着型の工務店へのニーズが高くなりました。

 

【 沖縄の木造住宅☆地元事情を知る工務店 】

 

★ 全国的に広がる大手ハウスメーカー …

 

・ そのネームバリューと多数の経験による信頼感は魅力です。

 

・ 多くの物件を扱っているために、規格に沿った家であれば大量生産により安く建つ家も多くありますが、自由な注文住宅となれば、ネームバリューが付加されるため、割高になる傾向があります。

 

★ 地元密着型の工務店 …

 

・ 個々の要望に細やかに対応してくれる点は信頼度が高いです。地元密着型であるために、沖縄特有の気候・風土に配慮した家も期待できます。

 

・ 木造住宅の場合、木材の安さと小回りの利く自由度の高い特徴から、地元密着型の中小工務店でもローコストで理想の家を実現しやすいです。

 

ただし工務店を選ぶ場合、沖縄の木造住宅のなかでも、特に昔から伝わる従来の軸組み工法(在来工法)であれば、職人技術に大きく左右されがちです。

 

大手ハウスメーカーであれば、見学会も数多く開催され、信頼できるだけの実績も数多くありますので、チェックしやすいですよね。

 

工務店の場合には、過去に建てた家を聞いて、実際にチェックしてから決める方々も多いです。

 

 

耐震性や耐火性、シロアリ対策の技術進化


沖縄で近年、木造住宅人気が高まった理由には、技術面の進化も大きく挙げられます。

 

特に「沖縄と言えば鉄筋コンクリート造」との定説が広まった背景には、沖縄特有の高温多湿な気候と、台風の影響がありますよね。

 

湿気の多い沖縄で木造住宅は、「シロアリが心配」との声は特に多いです。

 

【 沖縄の木造住宅☆技術の進化 】

 

① 一部の沖縄の木造住宅業者では「シロアリに勝った!」と公言するほど、シロアリ対策が進みました。

 

・ 主には基盤部分のコンクリートの継ぎ目をなくし、シロアリの侵入を防ぐ技術が有名です。また、底を上げるなどして通気を良くし、湿気にくい家も建てられています。

 

② 沖縄の木造住宅は、軸組(在来)工法・2×4工法の二種類が主な工法でしたが、より耐震性の高いラーメン工法など、さまざまな工法や技術が産まれました。

 

・ さらに、家より外へ火が燃え広がらない「ファイヤーストップ構造」や、耐火性の高い素材と木材を組み合わせた壁材を採用するなど、新たな技術や方法が見受けられます。

 

…このように長く広まっていた「沖縄では木造住宅は向かない」と言う「伝説」が、さまざまな工夫や工法により払拭されてきたのも、ここ数年で急激に沖縄で木造住宅が広がった理由です。

 

耐震・耐火性も安心でき、シロアリ被害にも対策を取ることができるうえに、ローコストで理想のマイホームが実現するのなら、検討したくなりますよね。

 

 

自然回帰で電気代の節約


また以前よりもアレルギーに悩む人々が多い現代、「より自然な」暮らしが求められるようになりました。

 

また数年後に新築を建てる時、太陽光発電システムを取り入れた住宅が義務付けられると言われる現代、よりエコが重要視され、節電への関心も高まっています。

 

【 沖縄の木造住宅☆エコな暮らし 】

 

☆ 自然素材である木材は、独自で環境を整える力があるために、多すぎる湿気は吸い込み、乾燥すると吐き出す機能があります。

 

・ コンクリート造は気密性があるために、冷房・暖房が効きやすい一方、熱はこもりやすいです。

 

・ 一方、独自の湿気調節機能と通気性がある木材は、冷房・暖房はコンクリート造よりも効きにくい反面、冷暖房なくしても適した環境になりやすく、日中は暑くとも、日が沈むと涼しくなりやすい特徴があります。

 

そもそも「檜風呂(ひのきぶろ)」などが昔から日本人に好まれるように、木材には人々をリラックスさせる成分が多く含まれていますよね。

 

檜に含まれる「ヒノキチオール」などは、アロマエッセンス(精油)にもなっているほどです。

 

子育てにおいても、木材に囲まれた家が子どもの精神を安定させるとの研究結果が出ています。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄でこの数年、木造住宅が急増している理由として、注目されている5つの特徴をお伝えしました。

 

この数年で住宅ローンの年数も長くなり、より若い世代のマイホーム購入が増えてきましたよね。そんななか、人気を集めているのが「デザイン住宅」です。

 

少し前まで全国的には、夫婦二人暮らしを対象としたDINKSマンションで多く見受けられたデザイン住宅ですが、一般家庭でもよりおしゃれに、オリジナリティー溢れたマイホーム…、「暮らし」が求められています。

 

共働き家庭にもストレスの少ない、広い洗面台やふたつのトイレ、アイランドキッチンなどなど…、注文住宅ならではの魅力がローコストで実現するならば、沖縄でも木造住宅人気が高まることも、頷けるのではないでしょうか。

 

ぜひ、鉄骨造や鉄筋コンクリート(RC)造など、他の構造まで詳しく説明した記事「沖縄で建てる一戸建て☆木造や鉄骨造、主な3つの構造」や、「沖縄の木造住宅☆建てるなら知りたい2種類の「工法」」なども、ともに参考にしてみてください(*^_^*)

 

 

まとめ

沖縄で木造住宅が人気になる5つの理由

・デザイン性の高い注文住宅が人気
・理想の家がローコストで実現する
・希望に寄り添う工務店が注目されている
・木造のデメリットを解消する技術の進化
・エコな暮らしでムリなく節電が可能

 

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