COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.05.01注文住宅
沖縄の注文住宅プランニング☆安らぎの寝室と子ども部屋
沖縄の注文住宅では、心地の良い寝室や子ども部屋は大きな要素ですよね。湿気の多い沖縄では、注文住宅の希望でも「風通しの良い家」や「居心地の良い家」との声が多いです。
また湿気のためにカビが生えやすい沖縄の環境も、注文住宅のプランニングで解消できれば、より満足できる家になります。
そこで今日は、沖縄の注文住宅で、より快適な寝室や子ども部屋を実現するコツやポイントをお伝えします。
沖縄の注文住宅プランニング☆
安らぎの寝室と子ども部屋
夫婦・家族で話し合う「寝室」
まず、家族でどのように寝室を利用するかを、改めて夫婦・家族で話し合ってみてください。夫婦・家族で話し合うポイントは以下の2つです。
【 沖縄の注文住宅プラン☆家族の寝室 】
① 夫婦の寝室は別室か同室か
★ 共働きが増えた近年では、夫婦の寝室を別にする家庭が増えています。生活時間帯のズレや、就寝時の習慣の違いによるストレスを軽減するケースが多いです。
→ 夫婦の寝室を別にすることにより、コミュニケーション不足を心配する声もあります。ここでの夫婦の理解は後々の生活のポイントです。
② 子どもと一緒に寝るか
★ 子どもが幼い頃は、家族で一緒に寝る家庭も増えました。そのため、ベッドやマットなどの寝具類も5人用などのビックサイズが見受けられます。
→ 海外では幼い頃から子ども部屋を設けて、親が就寝時間に寝かしつける習慣が一般的です。
子どもと一緒に寝る場合には、子どもが幼いうちは「家族の寝室+勉強部屋」として、大きくなったら勉強部屋を子ども部屋に変える方法もあります。
騒音対策のポイント
夏の直射日光が厳しい沖縄の注文住宅では、夜になっても熱がこもりやすい室内から、熱気を逃がす通風環境は不可欠です。
けれども沖縄の郊外に注文住宅を建てるのであれば問題はないのですが、交通量の多いエリアの沖縄注文住宅になると、「通風環境が良くても、窓を開けると騒音が激しかった…。」などの声も聞こえます。
また、室内環境による騒音にも注意をしてください。
【 沖縄の注文住宅プラン☆騒音対策のポイント 】
① 交通量の多い道に面した部屋を寝室にしてしまうと、夜が寝苦しい日にも窓を開けると、外からの騒音に悩まされる可能性があります。
② 室内の騒音では、洗濯機などの稼働音です。ワンフロアで隣り合わせにならない部屋の設定はもちろん、上下でも同じ位置に寝室を設けると、振動に悩みやすいです。
室内の騒音対策
室内で深夜の音が気になる例では、洗濯機の他、オール電化の湯沸かし機能(エコキュート)などもあります。
【 沖縄の注文住宅プラン☆室内の騒音対策 】
★ 特にオール電化の家にした場合、深夜電力が格段に安くなるために、洗濯機などの電力を使う家事を夜中に回す家庭が多いです。
・ そのため、水回りの上に寝室を設けないようにしてください。
沖縄の木造注文住宅であれば、気密性の高い木材を利用したり、遮音設備を壁材に設ける工夫をすることで、窓を開けない日の外からの防音は和らぎます。
寝室の通風環境
湿気の強い部屋は寝苦しいですよね。沖縄の注文住宅プランニングに通風環境は不可欠です。
【 沖縄の注文住宅プラン☆通風環境 】
★ 特に沖縄の寝室には窓は欠かせません。できれば風が通るよう、対面に窓を設けた設計を心掛けてください。
・ 大きな窓があれば安心ですが、小さな窓であれば複数設ける設計がおすすめです。
現在の沖縄注文住宅では、24時間換気システムが義務付けられているので、あるていどまでの換気機能は期待できるものの、夜の寝苦しさの解消にはなりません。
広い部屋であれば、片隅に風を循環させるファンを置くなどの方法もあります。
風を通すインテリア
より快適な環境を築くためには、部屋のインテリアも工夫をしてください。
【 沖縄の注文住宅プラン☆インテリア 】
★ ベッドを基準にして、家具は背の低いものを選びます。そうすることで空間が広がり、風が通りやすく、空気がまわりやすくなるため、体感的にもサラッとしやすい点が魅力です。
→ 背の高い机などは壁に備え付けているほどの、薄い小ぶりなデザインを選ぶと、空間の邪魔をしません。
「背の高いタンスや本棚など、収納を考えるとどうしても必要!」と言う声も多いです。このようなケースでは、思い切ってウォークインクローゼットを設置してしまうと、快適です。
寝室にウォークインクローゼット
布団を敷くため臭いや湿気がこもりやすい寝室は、通風環境も大切ですが、同時に収納への配慮もあると安心です。
タンスなどはどうしても湿気っぽくなり、定期的に日干しをしないと、服にカビが生えやすいのが、沖縄の特徴です。
【 沖縄の注文住宅プラン☆ウォークインクローゼット 】
★ とは言え、寝室で着替えができる収納は便利なので、思い切ってウォークインクローゼットを設けてしまうアイデアはいかがでしょうか。
→ 引き戸式の扉にして、定期的に換気ができるようなクローゼットにすると、尚良いです。
書斎コーナーを設ける
海外や昔の日本では、ご主人の書斎をひと部屋用意する設計が多くありましたが、今では、「小さな土地でも暮らしやすい家」が求められるため、あまり書斎を準備しません。
また近年の御主人の要望には、「パートナーの存在を感じることができる」書斎を求める声も増えました。
そこで注目されているプランニングが、寝室の片隅に設けた「書斎コーナー」です。
【 沖縄の注文住宅プラン☆書斎コーナー 】
★ 電気スタンドなどの照明を工夫して、ベッドまで灯りが届かないようにしたり、仕切りを設けて、睡眠の邪魔をしません。
→ ちょっとした仕事や副業がしやすいアイデアです。スリムな机が多いのですが、最近では机を稼働式にして、立って仕事もできる設計も見受けられます。
朝、目が覚める採光環境
寝室で意外に大切なポイントとなるのが、朝の採光です。もともと人の体は太陽光で目が覚めやすいため、寝起きがよりスムーズになります。
【 沖縄の注文住宅プラン☆朝の採光環境 】
★ 朝日の日差しが入る設計なので、東向きに窓を設けて、頭を東側に向ける環境が理想的です。
→ 特に朝が弱い人にはおすすめの配置で、風水的にも「東」は「仕事運」や「始まり」とされ、「新しい情報が入る」などと言われる活気のある方角です。
ちなみに風水的には、頭の向きが「西」なら金銭運、「南」なら恋愛運とされています。北向きは日本ではタブーとされていますが、実際にはそれほど悪い方角ではありません。冷静さや落ち着きのある方角です。
寝室と共に考える「子ども部屋」
「家族で話し合う寝室」でお伝えしたように、それぞれの家族が「どのように寝たいのか」を確認する作業は、沖縄の注文住宅では欠かすことができません。
子どもが家族と一緒の寝室を望む場合には、前述したように、幼いうちは「兄弟の勉強部屋」として、広間を用意すると、後々も便利です。
年齢を重ねるごとに、その広間が変化する、可動式のスペースにすると、何かと融通がききます。
【 沖縄の注文住宅プラン☆子ども部屋の将来設計 】
★ 小学校~中学校までは、お互いの様子が分かる程度の仕切りを設けて、行き来しやすい空間にしながら、それぞれの勉強スペースを確保します。
→ 思春期は複雑な時期ですので、仕切りを完全に設けても良いかもしれません。より仕切りを大きくしたり、もともとドアが2箇所にあれば、壁を付けるリフォームもできます。
また、二世代・三世代と大家族も多い沖縄の注文住宅では、子どもが成長した後に二世帯住宅にリフォームしやすい設計も好まれます。
子どもが成長した後の将来設計も人によって価値観が違うので、夫婦で改めて話し合うことで、お互いに納得ができるプランニングが実現します。
プランニングのポイント☆コチラの記事もチェック!
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で人気の注文住宅プランニングのなかでも、特に寝室や子ども部屋についてお伝えしました。
「眠る」と言うのは精神面にも大きく影響しますから、寝室は思っているよりもずっと、大切な要素です。暮らしてみて「あぁすれば良かった」「こうすれば良かった」と思いめぐらす部屋も、寝室が多い傾向にあります。
また、子ども部屋も「家族の眠り方」によって大きく設計が変わりますので、本文中でお伝えしたように、夫婦だけではなく、家族でも話し合いも不可欠です。
ちなみに、ひとりっ子の子ども部屋で人気があるプランニングに、「ロフト」があります。小さなスペースでも空間が広がるうえ、子どもの頃に憧れを抱きやすい「秘密基地」のような空間も仕上がります。
まとめ
快適な寝室プランニングのポイント
・(家族会議)夫婦の寝室は同室か別室か
・(家族会議)子どもと一緒に寝るか、別室か
・(騒音対策)道路に面した部屋を寝室にしない
・(騒音対策)水回りの上や下を寝室にしない
・(通風対策)窓はできるだけ大きく、対面に設ける
・(通風対策)家具類は低めの方が風が回りやすい
・(通風対策)ウォークインクローゼットもアイデア
・寝室の片隅に書斎コーナーを設ける設計も人気
・朝日が寝室に入り込む、東向きの窓は目覚めやすい
・子ども部屋は変動式にすると将来的に便利
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