COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.06.19注文住宅
【沖縄で住宅ローン】急いでローンを決めなければ!ってホント?
沖縄で住宅ローンを組もうとしている人のなかには、「急いで決めないと!」と焦っている声も聞こえますよね。でも、どうして焦っているのでしょうか。
よくよく相談などを聞いてみると、多くは不動産会社や建築業者の営業マンからの言葉です。例えば、「他にも購入を検討している方がいるので…」などの文言で早い決断を迫られているケースが多く見受けられます。
もちろん、実際に購入を検討している人もいるかもしれません。
ただし、「この家を買いますよ」と言う意思表示のために手付金を支払った後は、しっかりと『自分にとって』安全な返済計画が実現する沖縄の住宅ローンを借り入れるためにも、自分のペースを取り戻したいところです。
そこで今回は、沖縄でより安全な住宅ローンを選ぶためにも、「急いで決めなければ!」と焦らずに進めるチェック項目と、ポイントをいくつかお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄で住宅ローン】
急いでローンを決めなければ!ってホント?
仮審査を通して手付金を払う
目星の物件を購入したい時、他の人が先に契約をしてしまわないように、手付金で支払い物件を抑えますよね。
この時、ほとんどのケースで先に沖縄住宅ローンの仮審査(事前審査)を申請して、すでに通った段階です。
そのため多くの人々が「仮審査が通る=本審査を通して借り入れなければならない!」と当然のように思っていますが、仮審査はあくまでも仮審査です(※)。
ですから借り入れ主としては、本来であればまだその沖縄の住宅ローンに決める必要はないと言えばないのですが、この時すでに焦ってしまっている人が多くいます。
【 沖縄で住宅ローン☆期限は気分で決める 】
★ 最初に「他にも検討している人がいますので…」などと物件契約の決断を迫られる流れからか、手付金を支払った段階で、「いつまでに借り入れをしますか?」などと営業マンに尋ねることが多いです。
→ けれどもよくよく考えてみると、手付金を支払った営業マンは不動産会社や建築業者の担当者であり、金融機関の人ではありません。
※ では不動産会社や建築業者の営業マンが何を望むのかと言えば、「できるだけ早く、確実に支払いを済ませて欲しい」の一点です。
沖縄で住宅ローンを契約する相手は金融機関と考えると、「聞いている相手が違う…」とも言えます。一方、営業マンからは「この人はローンについて何も知らないんだな」とも捉えられかねません。
(※)そもそも本審査であっても、審査が通ったからと言って必ずその沖縄住宅ローンから借り入れなければならない訳ではありません。
むしろ最近では、より金利変動リスクを分散するために、予め複数の金利タイプの違う沖縄住宅ローンで本審査を通しておく人々まで増えたほどです。
(詳しくは別記事「【沖縄の住宅ローン】複数の銀行で審査☆タブーってホント?」をご参照ください。)
営業マンとしては、早い期限が当たり前
前項でお伝えしたように、物件を扱う不動産会社や建築業者の営業マンとしては、引き渡し日に必ず支払いを済ませて欲しいので、少しでも早く確実な安心を得たいと考えます。
ですから当然、ギリギリの期限を伝えるケースはまず稀で、より安心できる早い期限を提示してくるのが一般的です。
そこで、思った以上に早い期限を聞いた人としては、焦ってしまう構図が出来上がります。しかし購入者にとって重要な事柄は、より安全な返済計画が実現する沖縄の住宅ローンを選ぶことです。
【 沖縄で住宅ローン☆それぞれの立場 】
(1) 不動産会社や建築業者 → 対象の物件を販売している。(契約するのは対象物件の売買契約)早い段階で売却を確実にしたい。
(2) 金融機関 → 融資を受ける。(契約するのは住宅ローン)
(3) 購入者 → より安全な返済計画が実現する沖縄住宅ローンで融資を受けて、対象物件を購入したい。
…これがそれぞれの立場です。この立場を踏まえたうえで、「自分は何も知らないから」「初めてのことだから」と、目の前の不動産会社や建築業者の担当者にまる任せにせず、自分でペースを持って、融資実行・引き渡し日までのスケジュールを決めてください。
(ちなみに、沖縄の住宅ローンでは審査申請~融資実行までの期間目安が約6週間前後ですので、これを逆算して引き渡し日を決める流れです。)
沖縄で住宅ローン特約を必ずチェック
一方、物件の売買契約でチェックをしたい項目が「住宅ローン特約」です。
沖縄でも住宅ローン特約は、ほとんどの売買契約で入っている項目で、最終的に住宅ローンの全額(若しくは一部)の融資を受けることができなかった場合、契約を取り消すことができます。
買い手の立場に立った利益保護のための項目なのですが、よくよくチェックしておかなければ、時には不誠実な内容も見受けられますので注意をしてください。
【 沖縄で住宅ローン☆チェックしたい住宅ローン特約 】
★ 例えば、沖縄で住宅ローンを組む場合に確認したい内容としては…、
(1) そもそも住宅ローン特約が契約内容に盛り込まれていなかった
(2) 売買契約を交わす業者が提携している金融機関での沖縄住宅ローンに対してのみ、この特約の効果を発揮する契約になっている
(3) そもそも、売買契約を交わす業者が紹介する提携ローンしか利用できない(提携している金融機関しか利用できない)
…などなどがあります。
手付金を支払った時点で仮審査が通っているパターンがほとんどですが、沖縄で住宅ローン特約のない売買契約を交わしてしまうと、手付金は返ってきません。
一方で、ほとんどの沖縄の住宅ローン特約を盛り込んだ売買契約では、最終的に融資を受けることができなかった場合、売買契約を取り消しても手付金が戻ってきます。
自立したスケジュール立てを
ほとんどの人々が初めてマイホームを購入するため、沖縄で住宅ローンを組むことや、物件の売買契約も初めてです。
そのためか、ついつい頼りになる不動産会社や建築業者の営業マンなど、業界の人に全てを任せてしまいがちですが、もちろん親身になって誠実に対応してくる営業マンも多いですが、基本的にはそれぞれに利益があって動いていることは理解した方が良いかもしれません。
【 沖縄で住宅ローン☆引き渡し日から決める 】
★ 基本として沖縄で住宅ローン審査を申し込んでから、審査が通り、最終的に融資が実行されるまでの期間目安は6週間です。
→ この6週間を目安に動くとして、自分達で複数の種類やタイプの沖縄住宅ローン商品を選び、物件の引き渡し日を交渉してみてはいかがでしょうか。
※ 本来は、沖縄の住宅ローン商品選びはもちろん、物件の引き渡し日も自分のスケジュールで調整できます。
ついつい、アドバイザーが何かのように考えてしまいがちですが、依存してしまうことでスケジュールは相手のペースに合わせることになります。
返済計画にムリがあっても、金利が高くても安くても、検討する間もないまま相手が提示する提携ローンを組み、相手が提示する引き渡し日に引き渡しと言う流れです。
確かに相手任せは楽ですが、人生の半分ほども返済を続ける借り入れをすると考えると、質問や依頼は、それぞれに適した立場の人に相談をしながら、自分で決めることが大切かもしれません。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で住宅ローンを組む時に、焦って決めて後々後悔することのないよう、大まかな仕組みとチェックポイントをお伝えしました。
沖縄で住宅ローンを選ぶ時、選び方の大きな手順としては、(そもそもその資金計画にムリがないかどうかを確認した後)①固定金利か変動金利かのタイプを選び、②どのような金融機関で借り入れをするか、で決めていきます。
②金融機関は例えば、ネットバンクやメガバンク、地銀(信金や農協)、公的融資(フラット35など)から選んで行くと、①の固定金利・変動金利との組み合わせにより、必然的にひとつに絞られて行くので、そこで審査申請の段階です。
(「【沖縄で家購入】住宅ローンは変動金利と固定金利どっちが良い?」「【沖縄の住宅ローン】金融機関で違う特徴やメリットデメリット」を参照。)
また、不動産会社や建築業者が提携する提携ローンもお得なことがあるので、コチラも比較検討するようにしてください。
まとめ
住宅ローンは本当に急いで決めなければいけない?
・営業マンとしては確実に間に合わせたい
・そのため、実際より早い期日を伝えることが多い
・仮審査を通した後でも白紙撤回はアリ
・売買契約時には「住宅ローン特約」をチェックする
・住宅ローン特約で白紙撤回しても手付金が戻る
・自分で期間を計算して引き渡し日の交渉をする
・それぞれ適した立場の人に適した相談や質問をする
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