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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2021.09.16注文住宅

【沖縄の家】リラックスバスタイム☆快適浴室プランのポイント

【沖縄の家】リラックスバスタイム☆快適浴室プランのポイント
ひと昔前の沖縄の家では、バスルームはほとんど重視されず、シャワールームがほとんどでしたよね。けれども最近では、一日の終わりにリラックスして安眠へと導くとして毎日の入浴を必須と考える沖縄の人々も増えました。
 
そこで近年の沖縄の家では、ゆったりと広く使うバスルームが求められる傾向です。少し前からユニットバスでも面積を極力有効に利用し、広い空間を作るユニットバスも見受けます。
 
では、どのくらいの広さが「ゆったり」と感じるのでしょうか。ユニットバス・造作バスどちらが良いか…。沖縄で家を建てる時に多い、バスルームに関する相談を中心にお伝えします。
 

【沖縄の家】リラックスバスタイム☆
快適浴室プランのポイント

 

 

バスルームの種類

バスルームの種類
沖縄で家を建てる時、バスルーム選びでまず迷う選択がユニットバスか造作バスか…、ではないでしょうか。
 
リフォームでは簡単に取り換えができるユニットバスが好まれますが、沖縄で注文住宅の家を建てる方々は細部までこだわりたい傾向があります。特にリラックスルームとして重視することが多いバスルームは、規格ユニットバスを避ける方も多いです。
 
一方で「造作バス」と言われてもピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 

【 沖縄で家を建てる☆造作バスVSユニットバス 】
 
(1) 造作バス(在来工法) … 「在来工法」とも呼ばれる造作バスは昔ながらの工法で、壁/床をモルタルやタイル張りにしたうえで浴槽を設置します。
 

・バスルームやバスタブの素材(大理石や檜など)プランが自由です。
 

・価格幅はあるものの、ユニットバスよりも割高になる傾向があります。
・作業工程がユニットバスよりも掛かるため、工事日数も長い傾向です。
 
(2) ユニットバス … バスルーム全体が規格化され、パーツを組み立てて仕上げます。床・壁・バスタブが一体化されます。バススペースに箱ごと入れるイメージです。
 

・価格幅はありますが、造作バスと比べて割安傾向。
・パーツを組み立てて作るので工期が短くなる。
・バススペースが一体化されるため、漏水リスクが大幅に軽減される。
 

・さまざまな種類が出ていますが、規格でパーツを用意するため、バススペース外の隙間など、ロススペースが出やすい
 
・規格化されているため、自由度は低い
 
(3) ハーフユニットバス … バスルームの一部のみユニットになっているタイプです。ほとんどは浴槽・床・壁の下部分をユニットにした商品がほとんどではないでしょうか。
 

・天井が高いなど、一部形状が一般的ではないバススペースにも相性が良い。
・造作バスほど割高にならず、適度に自由度の高いプランが実現する。
 

・造作バスほど割高ではないが、ユニットバスよりは価格帯が高め傾向。
・ユニットバスの防水性はユニットが組まれる下部部分のみになる。
 
※ ハーフユニットバスはまだ種類も多くありません。詳しくは後ほどお伝えします。

 

工期目安で行くと、造作バスは数週間は掛かりますが、ユニットバスはほとんどの場合1日で完成します。ハーフユニットバスはその中間です。
 
沖縄の家で人気の造作バスは自由度が高く、浴槽の大きさや形状/位置や水道の高さや位置、排水溝まで自由にできる分、どうしても防水シート貼りや左官工事など作業工程も多く、その分だけ人件費も掛かります。
 

 

ゆったり使えるバスルームの目安

ゆったり使えるバスルームの目安
別荘も多い沖縄の家では造作バスも多いですが、一般家庭では価格帯も割安なユニットバスを選ぶ方が多いのではないでしょうか。
 
ユニットバスになると、ほとんどの商品が坪数表示で広さを出しています。種類としては小さめの0.75坪~大きいサイズで1.5坪ほどでしょうか。ただ「ゆったりと」を条件とするならば、最低でも1坪、できれば1.25坪以上は欲しいところです。
 

【 沖縄で家を建てる☆ゆったりバスルームの目安 】
 
★ 沖縄の家プランでは「1坪=内寸160cm×160cm」とする商品が多い傾向にあります。
 
・0.75坪(160cm×120cm) → 1人だけで入っても狭さを感じる大きさです。昔の沖縄ではこの広さでシャワールームとして利用する家が多くありました。バスタブを入れるとなると、かなりコンパクトです。足を伸ばすバスタブではありません。
 
・1坪(160cm×160cm) → 1人で入るには問題のない広さで、足を伸ばすタイプのバスタブも入ります。ただ「ゆったり」バスルームかと問われると、そうとも言えません。2人以上になると洗い場が狭く感じる方が多いでしょう。
 
・1.25坪(160cm×200cm) → バスタブの広さは変わりませんが、洗い場が40cmほど広くなるので体感としては便利ではないでしょうか。子どもがいる家庭や介護を要する家庭では、1.25坪は欲しいところです。
 
・1.5坪(160cm×250cm) → 沖縄で建てる家でも、特にバスルームにこだわっている方々は1.5坪以上を選ぶ事例もあります。

 

ただし、現在ではユニットとバススペースの隙間を極力減らし、内寸を広くした商品が多く出回るようになりました。
 
最初の段階では1坪=160cm×160cmとして大まかに想定し、最終的には実寸で比較検討をすることをおすすめします。
 

 

ハーフユニットバスの特徴と注意点

ハーフユニットバスの特徴と注意点
沖縄の家でも増えてきた「ハーフユニットバス」は浴槽と床、壁の下部のみがユニットになっているタイプです。
 
割安に抑えたいけれども、少しオリジナリティーを出したい方々に人気があり、下部分は防水効果も保ってくれます。
 
上部は自由度が高いので、傾斜のある屋根など変形天井の他、日差しが差し込む天窓、檜の壁にするなど、よりリラックススペース演出が可能です。
 

【 沖縄で家を建てる☆ハーフユニットバス 】
 
★ ハーフユニットバス自体は価格幅がありますが50万円~200万円、価格帯を抑えたハーフユニットバスであれば60万円ほどからあります。
 
→ バスルーム全体の価格帯も、壁や天井部分で選ぶ素材によって振り幅は大きく、前述したような上質な檜の壁、大理石になると割高傾向です。
 
(それでも、同じ素材でバスルームを検討した場合、造作バスよりも安く抑えやすくなります。)

 

商品によっては壁や天井までのセットデザインもありますが、まだまだユニットバスに比べて商品自体のラインナップは多くありません。
 
ユニットバスとは言え壁や天井部分は工事が必要なので、オールユニットバスよりも職人の技術を必要とするプランもあります。
 
沖縄の家でユニットバスが選ばれる理由には、防水性が高い点も大きくありました。沖縄の家では2階以上にバスルームスペースを設ける希望が多いため、1階への水漏れを防ぐ意味合いが強いです。
 

【 沖縄で家を建てる☆オールユニットほど防水性は高くない 】
 
★ 従来型のユニットバスはバスルームスペース全てを一体化して覆うため、防水性は保たれますが、ハーフユニットバスは下部は防水性が保たれるものの、上部は造作バスと変わりません。

 

沖縄で家を建てる事例でもリラックススペースを重視して檜などの木造の壁を選んだ場合、タイルよりもより湿度が高くなりがちでカビの原因になります。
 
施工時の防水処理とともに、日ごろから換気を充分に意識して暮らしてください。
 
★ 廊下や階段など、個々の場所に特化したプランニングポイントは別記事「沖縄の注文住宅☆玄関や廊下・階段のプランニングポイント」や「【沖縄の家】キッチンの高さやスタイル☆プランで気になるポイント」などでお伝えしています。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は近年沖縄の家で重要度が高くなっているバスルームについてお伝えしました。
 
昔はシャワーメインの生活習慣があった沖縄の家では、そもそもバスルームがなく、0.75坪ほどのシャワールームがメインでしたが、快眠を誘う、ストレス解消などの心理的効果が注目され、沖縄では注文住宅の家をメインにバスルーム重視のプランも増えました。
 
海外の住まいを参考に、屋上や庭にスパを設けるプランも見受けられますが、やはり現代沖縄の家では、よりバスルームを充実させる流れがあります。
 
★ 沖縄の家完成後のバスルームを含めた設備メンテナンスに関しては、別記事「【沖縄の家】修理費は何年後にどれくらい掛かる?(設備編)」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

 
まとめ

リラックスバスルームプランのポイント

・造作バス(在来工法)は自由度が高いが割高
・ユニットバスは規格化されているが割安
・中間のハーフユニットバスもある
・ゆったり入るには1.25坪以上は必要
・広く取りたい人は1.5坪以上も多い

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