COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.05.04注文住宅
【沖縄の家購入】住宅ローン審査☆収入が高いから通る訳ではない?
沖縄の家購入で多くの人々が不安になるのは、住宅ローン審査に通るかどうか…、ですよね。なかには「高収入だから大丈夫!」とする人もいますが、実は高収入でも審査が通らない事例もあります。
「なぜ?」と思っても一般的に金融機関は、審査が通らなかったとしても、その理由を開示することはありません。
なかには「あと一年後にまたいらしてみてください。」など、今後沖縄の家を購入する時に審査が通る目安をそれとなく伝えてくれる担当者もいますが、基準としては、あくまでも金融機関の内側の内容として、開示することを良しとしないためです。
沖縄で家を購入する側としては、できるだけスムーズに住宅ローン審査を通すために、ある程度の基準を知って対策を取っておきたいですよね。
そこで今回は、沖縄で家を購入する際の、一般的な住宅ローン審査基準として、特に収入面に焦点を当ててお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄の家購入】住宅ローン審査☆
収入が高いから通る訳ではない?
金融機関の視点、借り主の視点
沖縄で家を購入し住宅ローンを組む側としては、安全に返済計画を立てて無事に住宅ローンを完済し、その後も安定した暮らしを望みます。もちろん、沖縄で家を購入した住宅ローンが最終的に完済できず、破産することは望みませんよね。
けれども金融機関としては、融資による利息で利益を得ていますから、住宅ローンを完済してくれれば良い訳です。
最終手段として抵当権に入れた沖縄の家を売却して回収することはありますが、あくまでも利息によって利益を得たいため、35年なら35年、継続して返済ができるかどうかを、借り入れ主の状況から判断します。
けれども完済後の老後資金などまでは干渉しません。この点は頭に入れて、必要な部分は自分で判断することを頭に入れておいてください。
【 沖縄の家購入☆住宅ローンの審査 】
● 沖縄の家を購入したいとして住宅ローン審査に申し込むと、購入予定の沖縄の家の不動産価値ももちろん審査基準に入りますが、重要視するのは借り入れ申請者の返済能力です。
→ そして申請者の返済能力や持続可能性(信頼度)によって融資可能な金額が算出されるのですが、金融機関としては少しでも多くの金額を融資して、少しでも多くの利息による利益を得たいと考えます。
※ そこで沖縄の家を購入したい私たちは、下記の点を自分で判断しなければなりません。
(1) 住宅ローン控除の上限額に合わせて、効率の良い借り入れ額を設定すること(※)
(2) 返済期間中のリスクを少しでも軽減するために、オーバーローン(※)期間を調整すること
…などなどです。
最近では沖縄の家購入で、2022年12月末日まで適用する住宅ローン控除の恩恵を少しでも多く受けるために、借り入れ金額を増やす傾向もありますが、住宅ローン控除には上限額があることまで知っておかなければなりません。
また、一般的に住宅ローン控除の上限額に合わせた借り入れ金額は、比較的安全な返済計画を立てることができる目安にもなります。
(詳しくは住宅ローン控除についてお伝えした別記事「沖縄で家を建てる資金計画☆住宅ローン控除の要件とは」や「沖縄で家を建てる☆住宅ローン控除には上限額がある」などをご参照ください。)
また沖縄の家を購入する時、もしも今後何らかの事情で住み替えの必要が生じたり、返済が難しくなった場合に、その沖縄の家を売却する可能性もあります。
この時、オーバーローン状態だったなら、その沖縄の家を売却しても住宅ローン残高が残り、今までの住宅ローンよりも高い金利で補填するリスクが起きる点も、自分達で考慮したい問題です。
年収の審査基準の落とし穴
沖縄の家を購入する際、住宅ローン審査を受ける時に勘違いしやすいのが「年収が高い=審査が通る」と言う価値観ではないでしょうか。
一般的には単純に年収が高いと返済能力があるように思えますが、35年もの返済計画による融資を実行する金融機関としては、「返済継続能力」が最も重要視されます。
つまり、「今の収入が将来的にも安定して入ってくるのか」がより重要な審査ポイントです。
【 沖縄の家購入☆収入の審査基準 】
● そのため高収入でも以下のようなケースでは審査が落とされる可能性もあるので注意をしてください。
(1) 過去3年間の間で急速に収入が激増した場合 … 急激に収入が上がった場合には、今後収入が一気に下がる可能性もあるとして、安定面でリスクがあると判断されます。
(2) 職業(役職)や年齢に見合っていない高収入 … 住宅ローン審査では以後35年に渡り返済を継続できるかどうかで判断するので、職業(役職)や年齢、企業の規模などと見合っていない高収入を得ていた場合、その理由が分からなければ疑問視される可能性が高いです。
(3) 自営業やフリーランス … 基本的にサラリーマンの方が安定性がある就業形態として、いかに高収入でも会社員の方が有利なケースは多いです。
※ 沖縄の家購入では、正社員を重視して契約社員や派遣社員、自営業(フリーランス)には融資をしない住宅ローン商品も少なくありません。
ただ、最近では副職などさまざまな側面から審査をして、正社員以外の就業形態も受け入れる商品が増えましたが、該当する方は最初にチェックして資金計画を進めてみてください。
また沖縄の家購入での住宅ローン審査においては「安定的な職業」として、一部の職業は優遇されやすい傾向にあります。
【 沖縄の家購入☆審査に有利な職壕 】
・ 国家公務員
・ 弁護士
・ 公認会計士
・ 医師
…などなどの常に需要が高く高収入が見込める職業の他、サラリーマンであれば大手優良企業などの場合は、沖縄の家購入時の審査が緩くなりやすい他、金利などで優遇を受ける、諸費用(融資手数料など)で割引を受けることができるかもしれません。
沖縄で家を建てる時に特に注意をしたいのは、自営業者(フリーランス)の方々です。多くの自営業者(フリーランス)は、節税対策をするために毎年の青色申告で経費をできるだけ計上して所得を少なくするよう、努めているのではないでしょうか。
けれども、沖縄で家を購入しようとするならば、この節税対策は裏目に出ます。特に沖縄で家を購入する際の住宅ローン審査では、申請前3年前から遡って調査を進めて行きますから、急にその年だけ所得を多くしたとしても、前述したように急な収入増になってしまいます。
そればかりか、粉飾決済の疑いまで掛けられてしまい兼ねませんので、注意をしください。
(詳しくは別記事「【沖縄の家購入】フリーランスの住宅ローン審査での注意点」でお伝えしていますので、重なる部分もありますが、コチラも併せてご参照ください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で家を購入する際、住宅ローン審査で役立つ、多くの金融機関で採用している審査基準について、特に収入面についてお伝えしました。
ポイントは「安定した収入が3年以上続いているかどうか」です。そのためいくら高収入であっても、沖縄の家購入で住宅ローン審査を申請した年や、その前年ばかり収入が高くなっていても、今後の返済継続可能性においてはポイントが下がると考えてください。
ですから、住宅ローンを利用して沖縄の家を購入するのであれば、できれば3年前から計画的に住宅ローン審査のための準備を進めることができればベストです。
この他に沖縄で家を購入する際の住宅ローン審査基準、勤続年数や所有資産、完済時年齢などについては別記事「【沖縄の家購入】転職したばかりでも住宅ローン審査は通る?」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
住宅ローン審査、収入面の審査基準
・金融機関は利息による利益が目的
・35年に渡り返済が継続できるかが審査の焦点
・そのため収入の安定性を重視する
・高収入でも収入の増減が激しい場合はマイナス要素となる
・過去3年に渡る収入の増減をチェックする
・フリーランス(自営業)は3年前からの準備が必要
・公務員や医師、弁護士、公認会計士などは優遇されやすい
・大手優良企業などに勤務していると優遇されやすい
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