COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.12.19注文住宅
【沖縄の注文住宅】内装と調和したおしゃれな家具選びのポイント
沖縄で注文住宅を建てるプランニングで、床や壁・天井などの内装材を決めますが、イメージを決めるためには家具選びも重要なポイントのひとつですよね。
むしろ家具選びで沖縄注文住宅のインテリアスタイルが決まりますが、床材や壁・天井との調和は欠かすことができません。
今、沖縄の注文住宅では備え付けの家具や、建築で使われた資材を利用した造作バスなどもニーズが高くなりました。
今回は、沖縄の注文住宅プランニングで決めた内装材(床や壁、天井)と調和した、家具選びのポイントと注意点をいくつかお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄の注文住宅】
内装と調和したおしゃれな家具選びのポイント
内装材と調和した家具選びは重要
沖縄では注文住宅プランニング時に床や壁、天井の内装材を決定したら、竣工後の家具は全く別物と考えて自由に選ぶ方々も少なくありません。
けれども床や壁・天井をベースとして家具類が引き立つように、背景(内装材)まで考慮し、目的に合わせてイメージを調整することで、より理想の住まいに近づきます。
【 沖縄の注文住宅☆内装材と調和した家具選び 】
● では背景となる内装材(床や壁・天井など)と統一感を持たせるため、同系色の家具類を選ぶ方法がベストかと言えば、そうとも限りません。
→ 広いリビングを同じ色合いで統一してしまうと、反対に単調でメリハリのない、無難な住まいに落ち着いてしまいます。
沖縄注文住宅で空間をデザインするカラーコーディネートの基本として、ベースカラー:メインカラー:アクセントカラーは、70%:25%:5%の黄金律はご存知でしょうか。
この黄金律から鑑みると、家具も内装材(床や壁・天井)も同系色でまとめてしまうと、ベースカラー100%となり、全体的に単調になってしまい兼ねません。
床・壁・天井における内装材の選び方
沖縄の注文住宅では、家具類を背景(床や壁・天井)と調和する前に、床・壁・天井同士の相性も大切です。
床・壁・天井といった広い面積で用いる資材はベースカラーとなり、内装におけるカラーコーディネートでは70%もの割合を占めるため、イメージに直結します。
簡単にお伝えすると下記のような法則で、床・壁・天井資材の色合いの濃淡(コントラスト)によって、その空間を広く見せることも可能です。反対に色合わせによって広いスペースもコンパクトに見えたり、天井が低く/高く見えたりもします。
【 沖縄の注文住宅☆床・壁・天井の色合い 】
(1) 床から天井に向かって明るい色合いを選ぶ → 天井が高く見えて、より広々とした印象です。全体的に明るい色目であれば、より広く見せます。
(2) 床から天井に向かって深い(暗い)色合いを選ぶ → 天井が低く見えてよりコンパクトに落ち着いた印象です。全体的に深みのある色目であれば、さらにコンパクトに落ち着いた印象を与えます。
サーファーに人気のウエストコーストスタイルなど、南国の解放的なインテリアスタイルにニーズが集まる沖縄の注文住宅では、全体的に明るめで天井へと明るくグラデーションが掛かる、広々と見せるテクニックが人気です。
ただ、どの空間も広々と見せれば良い訳でもありません。例えば穏やかに眠りたいベッドルームや、集中して作業を進めたい書斎などの場合、天井に敢えて深みのある木材を使用し、空間をコンパクトに見せて落ち着きを持たせる方も多くいます。
【 沖縄の注文住宅☆内装材を選ぶコツ 】
● 近年、土地価格が高い傾向にある沖縄では注文住宅も三階建てで敷地を最大限に生かした設計も多いです。このような住まいでは広く見せるテクニックが役立つでしょう。
→ このような全体的な方向性を決めるとともに、ベッドルームや書斎なら落ち着いた空間に、リビングは開放的な空間に…、と言ったように、その空間自体の目的を意識して内装材を選ぶと、住んだ後にも快適です。
ちなみに最近の沖縄注文住宅では近代的な大柄模様が入ったクロス(壁材)なども人気がありますが、大柄の模様は魚眼レンズのように迫って感じるため、結果的にコンパクトに見えやすくなります。
さらに色目が暗いクロスであれば、よりコンパクトな空間に映るでしょう。
柄物クロスを沖縄の注文住宅で選ぶ時には、より大きなサンプルを前に比較検討することで、実際に施行した後で「こんなはずじゃなかった!」と言うことは少なくなります。
内装材と家具類の相性
沖縄の注文住宅ではこのような床・壁・天井の相性を踏まえた上で、さらにそこに配置する家具類との相性が加わると考えてください。
特に沖縄の注文住宅では床材などにもフローリングなど、木材を使用しますが、木材の内装材×木製家具の場合、色合いの濃淡(コントラスト)による見た目の印象が顕著です。
【 沖縄の注文住宅☆内装材と家具類の相性 】
● では、一例として床材の色目に対する家具類の相性をご紹介します。
(1) 明るい床材×明るい家具類 → 全体的に広々と解放的な印象を与え統一感がありますが、一方でメリハリがなくのっぺりとした印象を与えかねません。
※ビビットなカラーのクッションやランプシェードなど、全体の5%ほどのアクセントカラーを差し込んで調整するとメリハリが産まれます。
(2) 明るい床材×深みのある家具類 → 明るいベージュの床に対して濃い茶色のダイニングテーブルなど、内装材より深みのある家具類を配置した場合、家具に目が行きやすく空間がシックに引き締まります。
※ 内装材よりも深い色合いの家具類は、高級な印象も与えますので、全体的により落ち着いた高級感のある空間を演出できるでしょう。
(3) 深みある床材×明るい家具類 → 例えば濃い茶色のフローリングに白いペイントのダイニングテーブルなど、床材よりも明るい色目の家具類を選んだ場合、家具類が少しチープに見えやすくなります。
※ 高級な家具を選ぶこともひとつの方法ですが、この他にも木目をペイントで隠したり、木目が分からない無機質な家具類を選ぶ方法も一案です。
(4) 深みある床材×深みある家具類 → 全体的にコンパクトでシックにまとまった住まいになります。オレンジの間接照明が似合う、大人の空間に仕上がるでしょう。
最後の床材(内装材)よりも家具類が明るい組み合わせは、意外にも沖縄の注文住宅ではニーズが高いです。
家具自体はチープに見えやすいのですが、その分よりDIY感やクラフト感が味わい深く映ったり、昭和レトロではないですが少しキッチュな空間にも仕上がります。
沖縄の注文住宅で人気のホワイトボヘミアンとも相性の良い組み合わせです。またヴィンテージアパートメントをリノベーション(大幅改造)したような、現代のカジュアルフレンチスタイルにも、おすすめです。
【 沖縄の注文住宅☆それぞれの相性におすすめのスタイル 】
(1) 明るい内装材×明るい家具類
・【沖縄の注文住宅】海辺にラフライフ☆ウエストコーストスタイル
・【沖縄の注文住宅】オシャレな暮らし☆北欧モダンスタイル
(2) 明るい内装材×深みある家具類
・【沖縄の家づくり】格調高いヨーロッパ調のクラシカルスタイル
・【沖縄の家づくり】味わいのあるカントリースタイル
(3) 深みある内装材×明るい家具類
・【沖縄の注文住宅】素朴な癒し空間☆クラフトスタイル
・【沖縄の家づくり】クラシカルをリノベーション、フレンチスタイル
(4) 深みある内装材×深みある家具類
・【沖縄の注文住宅】中部で人気!ヴィンテージ風ブルックリンスタイル
・【沖縄の注文住宅】ローコスト住宅で注目☆インダストリアルスタイル
…などなどがあります。この他にも相性の良いスタイルは、例えば深みある内装材×深みある家具類ではヴィンテージアメリカンが似合うなど、まだまだあるので、イメージを固めてから内装材や家具類の相性を見極めて行くと良いでしょう。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅で暮らしのイメージを作り上げる仕上げ段階、家具類の選び方について、床や壁、天井などの内装材との相性をお伝えしました。
内装材選びの段階から言えることですが、まずは快適に暮らす理想のインテリアスタイルを決めてしまうと、家具類選びにも便利です。
また、深みのある家具類を明るい内装材と掛け合わせると、確かに家具類は高級に見えますが、目立ってしまう側面もあるので、部屋のあらゆる場所に同じ色味を配置すると良いでしょう。
これをレピテーションテクニックと言います。別記事「【沖縄の家づくり】おしゃれな内装☆レピテーションテクニック」でお伝えしていますので、どうぞ参考にしてください。
まとめ
床・壁・天井と家具類の相性
●明るい床材×明るい家具類
・広々と解放的な印象を与える
・統一感がある
・のっぺりとした印象(差し色を)
・ウエストコーストスタイルなど●明るい床材×深みのある家具類
・シックに引き締まる
・家具類に高級な印象
・クラシカルスタイルなど●深みある床材×明るい家具類
・家具類が少しチープに見えやすい
※対策法
・高級な家具を選ぶ
・木目をペイントで隠す
・無機質な家具類を選ぶ
・クラフトスタイルなど●深みある床材×深みある家具類
・コンパクトでシックにまとまる
・大人の空間
・ブルックリンスタイルなど
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