COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2019.08.30
沖縄の住宅ローン選び☆安全に進める5つのポイント
沖縄の住宅ローン選びは、人生のなかでも大きな選択ですよね。何千万もの借り入れをするなんて、マイホーム購入以外では経験のない方々も多いです。
固定金利や変動金利はもちろん、さまざまな沖縄の住宅ローン商品が並びますが、一度契約をしてしまえば、この先何十年と返済が続くのですから、できるだけリスクの少ない、安全な借り入れをしたいですよね。
そこで今日は、沖縄で住宅ローン選びを始める前に押さえておきたい、安心できる商品選びをするためのポイントを、5つお伝えします。ぜひ、参考にしてみてください。
沖縄の住宅ローン選び☆
安全に進める5つのポイント
相手任せの「満額借り入れ」に注意
沖縄に限らず、住宅ローンの借り入れ金額は、日ごろの暮らしでは馴染まない大きな金額ですよね。そのために具体的な返済イメージが付かないまま、借り入れ金額を人任せにしてしまうケースが少なくありません。
ただ、もちろん金融機関も債務者の立場に立って考えてくれるケースが多い一方、金融機関にとっては、貸した金額に比例して利益も上がります。
…つまり、債務者であるコチラ側と貸し出す立場である金融機関では、立場が正反対なのです。
【 沖縄の住宅ローン:満額借り入れは避ける 】
★ 人々が預金をする時、金融機関にとっては人々から「借金」をしています。この金利は0.04~0.2%である一方、金融機関が人々へお金を貸し出す時、その金利は1~4%と「高利」です。
・ 借り入れをしたい金額が、金融機関の提示する満額よりも上回るケースは問題ありません。注意をしたいケースは、借り入れたい金額以上の金額を、金融機関が提示した時です。
…より多くの金額を借り入れることができれば、「暫くの暮らしに余裕もできて安心!」と考える方もいるかもしれません。ただし、金利は1~4%での返済です。
借り入れ金額は他人任せにならず、役立つ知識を身に付けて、自分で決めるくらいの気概があると、安全ではないでしょうか。
月々の返済額を決め、イメージする
前述したように何千万もの金額を動かすとなると、暮らしのイメージが沸きにくく、ついつい人任せになりがちです。
ですから、借り入れ金額を「月々の返済額」に分割して小さくすると、イメージが付きやすくなります。月々返済をする自分を、ライフプランにそって客観的にイメージし、そのバランスにムリがないかどうかを見極めてください。
【 沖縄の住宅ローン:月々の返済額まで分割する 】
★ ムリのない月々の返済額の基準とされる、「三つの指標」がありますが、これはごく一般的な数値を差すもので、決して個人に該当する訳ではありません。
《 鵜呑みにしないよう注意したい「三つの指標」 》
・ 現在の家賃
・ 沖縄の住宅ローンシュミレーターによる「借入可能額」
・ 返済負担率
…その細かな理由について別記事にてお伝えしますが、これらはあくまでも一般的な家庭の収支に則っています。例えば返済負担率であれば、収入に合わせて算出したとしても、支出項目が曖昧です。
…ではどのようにして、安全な月々の返済額を割り出せば良いでしょうか。
【 沖縄の住宅ローン:より安全な月々返済額の割り出し方 】
① 現在の住宅関連費用を合算して具体的な数字を出す。(家賃・駐車場代・管理費など)
② 現在の毎月の貯蓄・自由な金額を出す。
③ 住宅購入後に掛かる修繕積立て金の目安、固定資産税の目安を出す。
④ 毎月確保したい月々の積み立て金、自由な金額を出す。(「自由な金額」の目安は収入の5%以上です。)
⑤ ①・②の現状から、③・④を比較検討して、余裕の持てる分を月々の返済額とする。
…現在の賃料や管理費、駐車場代金が合計10万円①、貯蓄や自由な金額が8万円前後②であった場合の一例で検討してみます。
住宅購入後の修繕積立金や固定資産税がそれぞれ1万円で合計2万円を目安とし③、家賃10万円から2万円を差し引いた金額8万円…、これが月々の返済額の理想です。
自由な金額が8万円でしたから、住宅購入後の自由なお金(収入の5%)を差し引いても、月々の積み立ても充分に確保できます④。
返済期間と頭金
沖縄でも住宅ローンの実例を見て行くと、多くが35年に設定されていますよね。これは出来るだけ長い期間設定をすることで、より月々の返済額が少なくなるためです。
ひと昔前と違い、今の沖縄では40代で住宅ローンを組んだ方でも、35年ローンが可能ですが…、仮に45歳で沖縄の住宅ローンを35年で組んだとしたら…、完済時には80歳になっています。
こうなると少し不安を感じる方も多いのではないでしょうか。このようなケースでは頭金を多めに設定して、現役世代での完済を目指す方が多いです。
【 沖縄の住宅ローン:ベストな返済期間は人それぞれ 】
★ また、後々その家の売却も視野に入れているケースでも、頭金を多めに設定して、早く返済することをおすすめします。
・ と言うのも、土地・建物の抵当権がありますから、「物件価格<沖縄の住宅ローン残高」の状態の内は、売却の自由がありません。
…しかも家と言うのは完成したその日から、日々劣化が始まるため、その価格は日に日に下がっていきます。
売り手としてはついつい、家の市場価格を高く見積もってしまいますので、「充分売却できると思ったのに…」と言う結果にもなり兼ねません。
【 沖縄の住宅ローン:手元に残す資金まで考慮する 】
★ とは言っても、貯蓄額ギリギリまで頭金を上げて、家を購入した後の暮らしがままならないのでは、本末転倒ですよね。けれども意外にも、このパターンは多いです。
・ 家計から毎月の生活費を算出して、いざと言う時に役立つ金額、後々のための貯蓄分はでき得る限り、手元に残すと安心ではないでしょうか。
…このように沖縄の住宅ローン、借り入れ金額を設定する時には、返済期間と頭金の「安全なバランス」は欠かせません。
同じ収入でも支出がそれぞれの家庭で違うように、それぞれの家庭で違うため、月々の収支と総資産を見直して検討すると安心です。
金利の基礎を押さえてリスクを避ける
沖縄の住宅ローン、借り入れ総額の安全ラインを確認できたら、続いて具体的な「商品」選びになりますが、この時「固定金利」と「変動金利」の選択肢は避けて通ることはできません。
【 沖縄の住宅ローン:ローンシュミレーター 】
★ 「固定金利」では、契約した当時の金利を全期間に渡り採用します。そのために、返済計画が安定する点がメリットです。
・ 一方、「変動金利」は金利が安い時期に享受できる点が魅力的ですが、その分、金利が高くなるリスクも伴います。
⇒ 変動金利を選択する場合、1983年~2017年の金利変動を参考にしてみると、プラスマイナス1.99%…、大まかに2%の上下と考えて、4%の上下幅とし、自分に返済能力が充分にあるかを検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、沖縄に限らず住宅ローンは大きな金額になりますから、この4%の変動幅は大きなものです。
沖縄で住宅ローンを扱っている金融機関では、インターネットサイトに「ローンシュミレーター」を設置しているケースもある、このシュミレーターを利用してみるのも良いかもしれません。
【 沖縄の住宅ローン:固定金利から先に検討する 】
★ このような事情から、よりリスクを避けた沖縄の住宅ローンを検討するのならば、月々の支払が安定した「固定金利」商品から選ぶことをおすすめします。
・ 続いて「変動金利」でも安全に支払いができるのかどうか…、可能性を検討してみる方法がベストです。
詳しくは「沖縄で選ぶ住宅ローン☆変動金利のメリット・デメリット」などの記事も参考にしてください。
「制約条件」は自分でチェック!
箇ここまで沖縄の住宅ローン商品を絞ることが出来てきたら、即決してしまいそうですが、最後に「制約条件」は面倒でも細かく読んでおくと安心です。
例えば「金利優遇が期待できるから…。」と、その商品を選んだにも関わらず、制約条件に見合っていないために、目的の優遇措置を受けることが出来なかった…、などの事例も多々あります。
【 沖縄の住宅ローン:制約条件をチェック 】
★ 例えば、40代以降に沖縄で住宅ローンを組むのであれば、35年ローンと言っても、制約条件の「完済年齢」を上回っていれば、返済年数を短くしなければなりませんよね。
・ 土地が借地の場合でも、融資を受けられるのか
・ 優遇措置の期限(建設着工予定が立っていない場合など)
・ 「つなぎ融資」の有無
…などなどの項目は、特にチェックしてください。この他にも、保証人や年収、住宅購入の用途、土地の広さなど…、細かく確認したいところです。
詳しくは別記事「沖縄で住宅ローン選び☆「制約条件」のチェック項目」などを参考にしてください。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で住宅ローン選びを進める時に、後々まで安心して進めるために押さえたい、5つのポイントをお伝えしました。
今の時代には沖縄でもネット銀行の住宅ローン商品も増え、自分達でより金利の安い商品を選ぶ方々も増えましたが、やはり住宅購入においては素人です。
そこで多くの人々が、便利な住宅関連会社との提携ローンを利用していますよね。
提携ローンだからこその条件が期待できるだけではなく、スムーズな審査や手続きの便利さも魅力です。
ネットなどを利用して、自分達でより安い住宅ローン商品を比較検討するとともに、関わる住宅関連会社の方々にも、蜜に相談してみることをおすすめします。
まとめ
安心できる住宅ローン選びのポイント
・満額に拘らず「必要金額」を借り入れる
・返済可能金額は家計の収支から割り出す
・返済期間も35年に拘らずライフプランで決める
・頭金は手元に残す金額とのバランスを考える
・制約条件まで細かく確認して最終決定をする
・関連会社との提携ローンも便利
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