COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2021.12.04注文住宅
【沖縄の家づくり】クラシカルをリノベーション、フレンチスタイル
沖縄のおしゃれな家には、クラシックな古い住まいをリノベーションしたかのような、カジュアルながら品のあるフレンチスタイルが人気ですよね。
昔ながらのクラシカルなフレンチスタイルは重厚な飾りや大理石の床など、セレブなイメージがありますが、沖縄の家で人気のカジュアルフレンチスタイルでは、より若者文化に近い、ヴィンテージアパートのイメージです。
クラシックでデザインや素材とヴィンテージ感、そしてナチュラルさも持ち合わせたミックススタイルのカジュアルフレンチは、まとめかたにポイントがあります。
今回は沖縄の家で人気のスタイル、カジュアルフレンチを演出するポイントをお伝えしますので、どうぞ参考にしてください。
【沖縄の家づくり】クラシカルをリノベーション、
フレンチスタイル
ヴィンテージ感溢れるアパートメント
高級な素材感で囲まれたクラシックフレンチではなく、沖縄の家では若者文化に近いカジュアルフレンチスタイルが人気です。
パリやパリ郊外には築年数の古いヴィンテージアパートメントが数多く立ち並びます。その一室をリフォームならぬ大改造のリノベーションを施し、自分達の新しいスタイルに作り替えて暮らすスタイルが、フランスでは多く見受けるようになりました。
このスタイルを取り入れた沖縄の家が、ミックススタイルのフレンチカジュアルです。
【 沖縄の家づくり☆カジュアルフレンチの背景 】
★ 築年数の古いアパートメントをリノベーションするため、ベースには時代を彷彿とさせる様式やモチーフ、装飾を見受けます。
→ ここにリノベーションを施して、自分達なりの好き(Like)をプラスするため、クラシカルとカジュアルがミックスされたスタイルです。
※ そのため、いかにおしゃれにまとめるか、統一させるかにセンスが問われます。
さらにフレンチスタイルの沖縄の家では、パリ近郊のイメージよりも南フランスのカントリー調が人気です。
そのため、クラシカルなモチーフにプラスして、南フランスの田舎暮らしをイメージさせるようなテラコッタや無垢材、天然石、漆喰塗りなど、カントリースタイルに用いる資材が用いられた沖縄の家が多くあります。
カジュアルフレンチを演出する色
沖縄で人気の家づくりでは、カジュアルフレンチでは古い建物に使われる色や資材を参考にすると良いでしょう。
クラシカルなフランスの住まいでは漆喰塗りの壁も多く、この他にも石材やアイアン(鉄など)も多く用いられてきました。
【 沖縄の家づくり☆カジュアルフレンチを演出する色 】
● そのため、クラシカルなフランス住宅で用いられてきたようなアイアンスチールの黒やグレー、真鍮の深みあるゴールドなども雰囲気を演出できます。
→ また南フランス風のヴィンテージカントリー調カジュアルフレンチであれば、古い木材の味わい深い茶色や、漆喰のアイボリー、リネンの生成り色などもおすすめです。
古材の深い茶色の色目の床材などでまとめ、壁はアイボリーなどの明るい漆喰を用いながら、昔から残るアイテム風にヴィンテージ調の装飾が施されたシャンデリアや照明器具をセットすると、こなれたフレンチカジュアルに仕上がります。
【 沖縄の家づくり☆カジュアルフレンチの色ポイント 】
● アクセントにクラシカルなフレンチアイテムを取り入れるカジュアルフレンチでは、壁から天井まで白一色でまとめるなど、広いシンプルなスペースを保つと、よりクラシカルフレンチのアイテムが引き立ち、おしゃれです。
また、クラシカルなフレンチスタイルではアイアンの黒スチールなども多く用いてきました。そのためカーテンポールは黒いアイアンスチールにしながらも、カーテンは生成りなどの自然素材というのも、ミスマッチがよりこなれたミックススタイルを表現します。
カジュアルフレンチを演出するフォルム
沖縄の家で人気のカジュアルフレンチは、クラシカルとのミックススタイルなので、二つの相反したイメージが混在しながらも、うまくまとまった空間です。
そのため、沖縄の家でカジュアルフレンチを演出するならば、伝統的でエレガントな装飾のフォルムと、ゆったりとしたイメージの素朴な曲線、双方を入り混ぜます。
【 沖縄の家づくり☆カジュアルフレンチを演出する形 】
(1) 素朴なフォルム → 特にカジュアル要素ではカントリー調のイメージを取り入れるので、ゆったりとした曲線などがおすすめです。
(2) エレガントでクラシカルな装飾 → 先ほどの例で言うところの「シャンデリア」です。フランスの伝統的な建築様式を思わせる装飾やフォルムをポイント的に取り入れます。
沖縄の家づくりでカジュアルフレンチを演出しようと思ったら、フランスの古い建築様式を思わせる装飾やフォルムを外してしまうと、ただのナチュラルスタイルやカントリースタイルに陥ってしまうでしょう。
ドア扉や照明など、華になるような箇所でエッジを差すようにポイントを加えると、一気にフレンチカジュアルに戻ります。
このポイントを引き立たせる要素として、前項でお伝えした「色のシンプルさ」も必要です。
カジュアルフレンチを演出するテクスチャー
沖縄の家づくりで人気のカジュアルフレンチは、築年数の古いアパートメントをリノベーションしたイメージですから、使い古したようなヴィンテージ感を演出したテクスチャーがポイントです。
欧米の若者が部屋の壁を自分達でペイントするように、白い壁でもセルフペイントのようなクラフト感は、かえってこなれたカジュアルフレンチを演出します。
【 沖縄の家づくり☆カジュアルフレンチを演出するテクスチャー 】
● エレガントで格調高いクラシカルフレンチのイメージを残すポイントでは、アンティーク感のスモークな仕上がりのテクスチャーがポイントです。
→ その他の部分も、経年劣化を感じさせるペイントの擦れ感や、自然なクラフト感溢れるテカリのないマットな仕上がりが似合います。
沖縄の家でカジュアルフレンチを演出するなら、キーワードは「経年劣化」ではないでしょうか。
沖縄の家では新築からカジュアルフレンチを目指す方が多いですので、カントリー調の素朴さやアイボリーのような真っ白ではない、温かな風合いのテクスチャーがおすすめです。
カジュアルフレンチを演出するマテリアル
沖縄の家づくりで人気のカジュアルフレンチでは、マテリアル(素材)選びはポイントです。自然素材とともに、ポイントポイントでクラシカルフレンチをイメージさせるアイアンや真鍮などをプラスします。
【 沖縄の家づくり☆カジュアルフレンチを演出するマテリアル 】
(1) 自然素材 → 古材や石タイル(サニタリースペースなど)、壁には漆喰が似合う傾向です。クラシカルフレンチのアクセントを際立たせるため、ファブリックは自然素材の木綿やリネンなどが似合います。
(2) クラシカル素材 → シャンデリアやドアノブなどにヴィンテージ風の真鍮は多く使用される他、黒いアイアンやロートアイアン(鍛鉄)などとも相性が良いです。カーテンレールなどに取り入れてみてはいかがでしょうか。
パリ周辺の古いアパートメントでは、小さなシャンデリア照明が付いている部屋も多いので、最近では真鍮のシャンデリアなども多いのですが、この他にもロートアイアンの重厚な照明や扉なども相性が良いです。
ダイニングであればシャンデリアやロートアイアン照明の下に、ヴィンテージ風のカントリー調ダイニングテーブルを用意しながら、椅子はクラシカルな椅子とカントリー調の椅子とをミックスしたインテリアも見受けます。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の家づくりでも人気が高いインテリアスタイル、カジュアルフレンチを演出するポイントを、カラー(色)/フォルム(形やライン)/マテリアル(素材)/テクスチャー(質感)に分けてお伝えしました。
沖縄の家づくりでは、特に趣味をライフワークとしていたり、コレクターも多い傾向があるため、「好き(Like)×インテリアスタイル」で最初の軸とイメージを固めたうえで、プランニングを進めることで、後々まで満足できるライフスタイルが実現しやすいです。
暮らしのなかでより満足が高まる、沖縄で家づくりのポイントについては、別記事「【沖縄の家づくり】好き×スタイルで理想の家を作り上げる」をご参照ください。
また、他のさまざまなスタイルについても演出するポイントをご紹介していますので、コチラも記事も参考にされてみてはいかがでしょうか。
カジュアルフレンチを演出するポイント
・古いアパートメントを改造するようなイメージ
・ヴィンテージと自然素材を品よくミックス
・シンプルスタイルのアクセントにヴィンテージ
・アクセントを際立たせるシンプルなカラープラン
・キーワードは経年劣化とクラフト(手作り)感
・自然素材とクラシカル素材がミックスした空間
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