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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2019.09.04

沖縄で借りる住宅ローン☆選べる5つの方法と特徴

沖縄で借りる住宅ローン☆選べる5つの方法と特徴

沖縄で住宅ローンを選ぶと言っても、「まず何から始めたら良いのか…。」、戸惑う方も多いですよね。

 

今では県内にある地銀(沖縄銀行や琉球銀行など)や、県内に支店を持つメガバンク(みずほ銀行など)の他にも、ネット環境が発達したために、webと郵送のみで申請から審査、手続きまでできるネット銀行の選択肢もあります。

 

借り手とすればできるだけ安く、安全に借り入れをしたいですが、それぞれの家計によって、沖縄の住宅ローンとの相性は変わりますよね。

 

そこで今日は、沖縄で住宅ローンを検討する方々に向け、最終的な決定までに役立つ、いくつかの選択肢をお伝えします。

 

 

沖縄で借りる住宅ローン☆
選べる5つの方法と特徴

 

沖縄の住宅ローン、3つの種類

沖縄で住宅ローン選びをする前に、基本的な3つの種類をお伝えします。現在マイホーム購入計画に余裕があって、数年後の借り入れを検討しているならば、より理解しておくと選択肢が広がります。

 

【 沖縄の住宅ローン:3つの種類 】

 

① 財形住宅融資

 

…会社で財形貯蓄をしている方々に適用する種類です。財形貯蓄は1年以上続けていること、50万円以上の貯蓄額があることを条件としますが、会社からの援助が期待できる点が魅力です。

 

② 民間融資

 

…一般的に沖縄で住宅ローンと言えば、この民間金融機関による融資ですよね。沖縄銀行や琉球銀行などの地銀はもちろん、最近では全国に広がるネット銀行も、金利の安さ・手数料の安さにより人気があります。

 

③ フラット35

 

…民間の金融機関では長期の固定金利型ローンを扱うことは難しいとされてきましたが、(国土交通省と財務省が管轄する独立行政法人)「住宅金融支援機構」が後援をすることで、ムリなく扱えるようになりました。

 

…以上が大まかな3つの種類なのですが、民間融資は沖縄でも様々な住宅ローン商品が並ぶだけではなく、③の「フラット35」も民間金融機関と住宅支援機構が提携して扱う商品であるために、民間金融機関で扱いがあります。

 

また「フラット35」であっても、それぞれの金融機関で金利が変わるために、「どの金融機関でフラット35の融資を受けるか」でも変わる点も、注意をしてください。

 

 

金利タイプ、3つのタイプ

前項の「3つの種類」では「フラット35」に対して、「金利」のお話をしましたが、そもそも「金利」とはどのようなものなのでしょうか。

 

これはお金を借りる時に発生する「利子」の割合で、金利が低くなればなるほど利子も低くなりますので、お得です。

 

この金利を「どのように設定するか」でも、沖縄の住宅ローン選びの可能性は変わってきます。

 

【 沖縄の住宅ローン:金利タイプ 】

 

① 固定金利タイプ

 

…前出した「フラット35」を代表する、金利が固定したタイプです。金利はプライムレート(その時々の水準)で上下しますから、金利上昇のリスクを抑え、契約当初の計画通りに返済ができる点が何よりの魅力です。

 

② 変動金利タイプ

 

…金利がプライムレート(その時々の水準)によって変化するタイプです。金利が低くなれば得をしますが、金利上昇のリスクが伴います。

 

③ 固定金利選択型

 

…契約当初から一定年数(3年・5年・10年など)は固定金利で返済をし、その時期が過ぎた時に、再度固定金利か変動金利かを選択することができます

 

このように説明をすると、「固定金利が良いに決まってる!」と思いますが、一般的に固定金利は変動金利よりも割高に設定されています。

 

変動金利タイプの多くは年に2回の金利見直し、5年に1度の返済額見直しが行われます。

 

③の固定金利選択型では、その時々の金利を採用します。ですから一定期間が過ぎた後に再び固定金利で契約をすると、選択時の金利が適用される仕組みです。

 

※金利型については別記事「沖縄の住宅ローン☆変動金利と固定金利を見極める」や「沖縄で選ぶ住宅ローン☆変動金利のメリット・デメリット」でも、詳しくお伝えしています。

 

 

月々返済の内訳、2つの返済方法

箇条書き3本文挿入特に沖縄の住宅ローン商品で、変動金利を選んだ場合には注意したい事柄が、月々の返済額の内訳です。

 

返済方法には2種類がありますが、月々の返済額を一定とした場合、大幅な金利上昇の憂き目にあった時、ケースによっては金利だけを払い続けて返済ができていないことがあります。

 

それで終われば良いのですが、金利さえもカバーできずに、未払いの利息が発生する事態も起きかねません。

 

【 沖縄の住宅ローン:月々返済額の内訳 】

 

① 元利均等返済

 

月々の返済額と一定にする方法で、(元金に対する割合が利息なので)当初は利息の割合が高くなりますが、完済に向かって元金の割合が高くなります。

 

月々の支払額が一定なので、家計が立てやすいメリットがある一方、総額で考えると口述する「②元金均等返済」よりも割高です。

 

② 元金均等返済

 

一定の元金を月々支払い、その元金の利息を乗せる返済方法です。そのため、元金が高い契約当初は利息分も高いために、月々の返済額は高くなり、完済に向かって月々の返済額の負担が少なくなります。

 

元金均等返済は確実に元金を返済できるメリットがある一方、契約当初の月々の返済額はかなり高いです。

 

公的融資やフラット35では元金均等返済を取り扱っていますが、民間金融機関では取り扱っていない機関も少なくありません。

 

 

支払い方法、3つのローン

ひと昔前と違い、今の時代はマイホームと言っても、そんなに多くの融資が期待できないことも多いです。融資可能かどうかだけではなく、自分でもあまりに返済にムリがある計画では、後々まで不安ですよね。

 

そのために近年では「一人ではなく複数で」、沖縄の住宅ローンを組むプランやケースが増えてきました。

 

【 沖縄の住宅ローン:負担を軽減する選択肢 】

 

① 親子ペアローン

 

親子で住宅ローンを返済するプランです。親と子、それぞれに契約して同時に支払うタイプ(親子ペアローン)と、親が最初に返済し、一定期間後に子どもへバトンタッチするタイプ(親子リレーローン)があります。

 

② 夫婦でローン

 

…共働きの夫婦に多いのが「夫婦の連帯債務」として融資を受けるパターンです。収入の多い方をメインとし、後々の家族構成の変化まで考えて、可能額満額の借り入れは控え、安全な借り入れをしてください。

 

③ ステップ返済

 

…契約当初の一定期間は、月々の返済額を少なく設定しています。若い世代など「現時点では多くは払えないけれど…」、後々の収入アップを見込んだ家計にはおすすめです。

 

…ただし、③のステップ返済は一定期間が過ぎた後の返済額が通常ラインへと突然上がりますので、しっかりとした返済計画…、人生計画のもとで選んでみてはいかがでしょうか。

 

※マイホーム資金計画については別記事「マイホーム資金計画☆計算方法とチェック項目一覧」も参考にしてみてください♪

 

 

沖縄の住宅ローン、3つの金融機関

最後の選択肢は「どの金融機関で」借り入れるか、ですよね。

 

またフラット35も、現代の住宅金融支援機構は、民間金融機関と提携しています。ですから民間金融機関の多くが、沖縄でも独自の住宅ローン商品を扱うとともに、フラット35もラインアップしています。

 

フラット35の場合、金融機関によって金利が変わりますが、多くは住宅金融支援機構が金利幅を設定しているため、ほとんどの金融機関で最低水準の金利で出しているのが現状です。(フラット35については別記事「沖縄でも人気「フラット35」☆選ぶ前に知る5つの特徴」もご参考ください。)

 

【 沖縄の住宅ローン:借り入れる金融機関を選ぶ 】

 

① ネット銀行

 

…ネット銀行はアルヒ(ARUHI)住信SBIネット銀行、楽天銀行などを中心にして、金利は安く、手数料や保証料が無料の商品も多いです。ただし、全てがweb内で進み相談がしにくく、自分で管理をしなければなりません。

 

② 地銀

 

…昔から安心できる借り入れ先が地銀、沖縄では琉球銀行や沖縄銀行、沖縄海邦銀行などがあります。対面で進められる他、それぞれの支払いのタイミングや改築工事費用などまで、柔軟に対応してくれる点がメリットです。

 

③ 大手メガバンク

 

…沖縄でメガバンクの住宅ローン窓口と言えば、みずほ銀行ではないでしょうか。みずほ銀行は低金利の長期固定金利が期待できる点に人気がありますが、審査によって金利を決定するシステムです。

 

などなどの選択肢があります。この他にも地銀ではありながら沖縄県内の地銀ではない、鹿児島の鹿児島銀行千葉の新生銀行(webでの手続きが可能なため)、JAなど組合で借り入れる選択肢も一案です。

※各種金融機関や住宅ローンについては、別記事「沖縄の住宅ローン徹底比較☆ベストを導く5つの選択」でも、詳しく比較検討をしています。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で住宅ローンの借り入れを検討する時に、その都度選択できる選択肢種類、タイプの数々をお伝えしました。

 

沖縄で住宅ローン選びをすると言っても、ひと昔前と違い地銀や沖縄に支社を持つ大手メガバンクばかりではなく、ネット銀行web審査・手続きができる別地域の地銀まで、選択肢がさまざまに増えました。

 

ただ沖縄で住宅ローンを選ぶ時には、一概に金利のみで見るのではなく、手数料や後々の繰り上げ返済の手数料保証料まで…、総合的に判断しなければなりません。

 

金利が安く条件が良くても、審査が厳しく通らない可能性もありますよね。

 

仮審査までは沖縄でも複数の住宅ローン商品を申し込みながら、比較検討ができますので、住宅会社などに相談をしながら、複数の候補で同時に進めてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

住宅ローンを決めるまでの選択肢

・財形住宅融資か民間融資かフラット35
・固定金利か変動金利か固定金利選択か
・元利均等返済か元金均等返済か
・親子や夫婦でもペアでローンが組める
・後々返済額が上がるステップ返済
・ネット銀行か地銀かメガバンクか
・仮審査までは複数の候補で同時に進める

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