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COLUMN琉球アーバンホーム コラム

2019.08.28

沖縄暮らし、持ち家と賃貸☆メリットデメリットを比較!

沖縄暮らし、持ち家と賃貸☆メリットデメリットを比較!
最近では沖縄でも「持ち家か賃貸か」迷う方が増えましたよね。特にもともと賃貸暮らしで不自由なく暮らしてきた方々や若い世代では、自由度の高い賃貸派も多いです。

 

ただ多くの方々が30代後半に差し掛かる頃~40代に掛けて、沖縄でも「持ち家の方が賃貸よりも後々良いのでは…」との相談が増えてきます。

 

また「40歳を過ぎてしまうと35年ローンを組んでも完済時に75歳!早い段階で見極めたい。」と言う若い世代も見掛けるようになりました。

 

沖縄での暮らし、持ち家と賃貸のどちらが良いのか「お得」なのかは、人生を通して考えると判断しやすいです。

 

そこで今日は、沖縄での人生、持ち家と賃貸のどちらが良いのか「お得」なのか…、それぞれのメリットデメリットをお伝えします。

 

 

沖縄暮らし、持ち家と賃貸☆
メリットデメリットを比較!

 

比較検討は50年単位で見る


沖縄でも「持ち家か賃貸か」を比較検討するに当たり、「損か得か」で見るのであれば半生に渡ったシュミレーションが必要です。

 

新築一戸建てであれば、当面は管理費なども掛かりませんが、後々は老朽化して修理修繕費用が出てきます。これも月々貯蓄しなければなりませんよね。

 

では、50年単位で似通った世帯の2つの家計を比較検討してみます。

 

【 沖縄で持ち家か賃貸か☆シュミレーション 】

 

① 持ち家世帯(夫婦+子ども2人) …

 

3,000万円の借り入れを金利1.5%固定金利、35年ローンをしています。ボーナス返済や頭金はありません

 

35年間の返済額総額(利息含む) … 3,858万円(千円以下四捨五入)
・購入時に掛かった引っ越し代などの諸費用 … 150万円
・修繕積立金や管理費、固定資産税、保険など … 1800万円(※1)

 

…これらを合計すると、50年間で住宅に掛かった費用は5,808万円です。

 

(※1)この1800万円は住宅に掛かるお金を月々3万円として計算しました。年間で36万円(×12カ月)、50年では1800万円(×50年)となります。

 

…一方、賃貸のケースではどうでしょうか。

 

② 賃貸世帯(夫婦+子ども2人) … 

 

ファミリー層の賃貸マンションを想定して月々13万円の家賃とし(沖縄県那覇市近郊、3LDK~4K以上の相場)、2年に一度、更新手数料を半月分の家賃として計算しています。

 

・50年分の家賃 … 7,800万円
・更新手数料(50年間で25回更新) … 162万5千円

 

…これらを合計すると、50年間で住宅に掛かった費用は7,963万円(千円以下四捨五入)です。

ただし、本来はそもそも住宅ローンは債務であり、家賃は消費ですので、比較の対象にはなりませんよね。

 

賃貸住宅ではその賃料の月々支払いが負担になった時、ただその家を契約解消すれば良いだけですが、住宅ローンではそうはいきません。その精神的負担も鑑みる必要があります。

マイホームの資金計画については、別記事「マイホーム資金計画☆計算方法とチェック項目一覧」でもお伝えしています。ぜひ、参考にしてください♪

 

沖縄は今、国内最大の「不動産バブル」?


2013年に日銀が異次元緩和を行ったことがキッカケで、沖縄では「不動産バブル」が始まりました。その不動産価格に「この価格、東京じゃないの?」と、目を疑う方々もしばしば見受けます。

 

その詳細はここでは長くなるので控えますが、沖縄では2013年~2019年に掛けて、沖縄県の住宅地の公示地価は、何と20.8%も+に転じました。(国土交通省地価公示より)

 

ただこの現象は、日銀の金融緩和によって金利が下がり傾向にあったため…、借り手側が「借りやすくなっている」事が原因です。

 

ですから、「不動産価格が高いなら、下がるまで待つべきでは?」との声がある一方、その判断はさまざまに分かれます。

 

沖縄で「持ち家か賃貸か」の目線で見てみると、「今が決断時」でもあるのではないでしょうか。

 

【 沖縄で持ち家か賃貸か☆今が買い時? 】

 

☆ 金融機関もいつまでも低金利で融資を続けることはできません。低金利の今こそ、理想のマイホームを実現しやすい、とも言えます。(ただし長期固定金利がおすすめです。)

 

・ 仮に「不動産価格が下がってから購入しよう」と考えている場合でも、待っている間に年は取りますし(返済時の年齢に差し障ってきます。)、その間の家賃と比較すると、案外家賃の方が高くつくことも多いです。

 

ちなみに不動産価格が急激に上がっている(20%以上)のは、主に本島南部・中部地域…、那覇市・浦添市・宜野湾市・沖縄市・中城村・読谷村・北谷町…などなどです。

 

その他の地域では不動産価格の上昇幅もそれほどではありません。最南部地域では八重瀬町も不動産価格が20%以上を示しています。

※金利については別記事「沖縄の住宅ローン☆変動金利と固定金利を見極める」や「沖縄で選ぶ住宅ローン☆変動金利のメリット・デメリット」でも詳しくお伝えしていますので、コチラも立ち寄ってみてください♪

 

持ち家のメリットとデメリット


それでは沖縄で持ち家と賃貸のどちらを選ぶか…、参考になるよう、最初にこの項では、持ち家のメリット・デメリットを並べてみます。

 

【 沖縄で持ち家か賃貸か☆持ち家の場合 】

 

《 メリット 》

 

・住宅ローン完済後、資産に転じる
・住宅ローン完済後、「リバースモーゲージ」(※)も期待できる
・住宅ローン完済後、老後も家賃の心配がない
・「マイホーム」と言う安心感を得ることができる
リフォームが自由
・転勤などで家を離れた時、人に貸すことができる家賃収入

 

《 デメリット 》

 

「住宅ローン」を借りる
・ひとつの場所に定住の必要がある
・固定資産税など、税金が掛かる
メンテナンス費用が掛かる

 

一戸建てマイホームの場合、全ての修繕・メンテナンスが自分の責任です。家は新築後から日に日に老朽化していきますので、一定年数が経てば、修繕費用も掛かりますので、修繕積立は不可欠です。

 

一方、マンションのマイホームでも、専有部分(部屋)はメンテナンスは自己負担ですし、共有部分も住民で出し合って管理・メンテナンスをしますので、老朽化に進むにつれて、修繕管理費が上がるケースも多いです。

 

(※)「リバースモーゲージ」とは、持ち家に住んでいる場合、その家を担保にして老後資金を融資してくれる制度を差しています。

 

リバースモーゲージを利用した場合、生前は家を担保にしながらも、今までと同じように住むこともできますが、契約者が亡くなると、その家を買い取る仕組みです。

 

 

賃貸のメリットとデメリット


それでは沖縄で持ち家と賃貸の人生を比較検討した時、賃貸ではどうでしょうか。ポイントとして賃貸の場合は、「あくまでも大家さん(持ち主)所有」です。

 

【 沖縄で持ち家か賃貸か☆賃貸の場合 】

 

《 メリット 》

 

★引っ越しが気楽に出来る
・子どもが増えるなどのライフイベントに対応しやすい
転勤族でも家族で移動しやすい

 

・住宅ローンがないので、収入の増減に対応しやすい
・固定資産税などの税金の負担が少ない
・近所付き合いなどに惑わされにくい

 

《 デメリット 》

 

・家賃を払い続けても資産にはならない
・高齢になっても家賃を払わなければならない
リフォームなどができない

 

★引っ越し費用には敷金礼金などが必要なため
・高齢になるなどして収入が下がると、引っ越ししにくい

 

…などなどを挙げることができます。いくら家賃を払っても資産にはならない代わりに、自分の所有物ではないので、メンテナンスは大家さんが請け負ってくれる物件が多いです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は「マイホームを購入したい!」と思ったものの、沖縄で持ち家か賃貸か…、迷う方々に参考になるよう、それぞれの比較検討、メリットデメリットをお伝えしました。

 

沖縄では転勤族の方々も多いですが、子ども達の成長を考えて、ある程度経つとひとつ所に定住する判断も良く見受けられますよね。

 

そう考えると自分達家族の人生、沖縄で「持ち家で暮らすか、賃貸で暮らすのか…」は子ども達がまだ未就学児のうちに、早い段階で決断してしまい、準備を進めると良さそうです。

 

例えば、「いつかはマイホーム!」と決めているのであれば、まだ家族の人数が少ない内に、安い賃料で慎ましやかに暮らし、頭金をできるだけ貯蓄することで、30代後半以降の住宅ローンでも、より負担が少なくなります。

 

ぜひ、今回の比較検討とシュミレーションを参考に、一度決めてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

沖縄で持ち家か賃貸かを比較検討する

・シュミレーションは50年単位で想定する
・不動産価格は高いが金利も低く買いやすい
・持ち家は住宅ローンが完済すれば資産になる
・持ち家はリバースモーゲージも利用できる
・持ち家は債務負担が増える
・引っ越しやすい賃貸はライフイベントに対応しやすい
・賃貸は収入減に対応しやすい
・賃貸は老後も払い続けなければならない

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