COLUMN琉球アーバンホーム コラム
2020.04.10注文住宅
沖縄で建てる注文住宅プラン☆快適に暮らす動線計画
沖縄で建てる注文住宅プランニングでは、より快適に家族が暮らすための、「ゾーニング」や「動線計画」は欠かすことができません。
土地購入→建築業者を選んだら(「沖縄の土地購入☆思いがけず掛かった5つのコスト」「沖縄で注文住宅☆工務店や設計事務所…、その特徴とは」など参照)、いよいよプランニングです。
沖縄で建てる注文住宅の魅力は、正にこのプランニングですよね。家族でより快適な暮らしを実現するためにも、間取りの基本となる「ゾーニング」や「動線計画」のポイントを理解しておくと安心です。
そこで今日は、沖縄で建てる注文住宅プランニング、より快適に暮らすための「ゾーニング」や「動線計画」の基本とポイントをお伝えします。
沖縄で建てる注文住宅☆
快適に暮らす動線計画
「ゾーニング」とは
「ゾーニング」とは、家に子ども部屋やリビングなど…、それぞれの「ゾーン」を大まかに配置していくことを指しています。
設計事務所へ依頼して、希望を伝えながら間取りを決めて行く場合、家族で話し合いながら大まかなゾーニングをして、設計事務所へ伝えることで、その希望を反映した設計図を出してくれるケースが多いです。
【 沖縄の注文住宅プランニング☆家族で決める「ゾーニング」 】
★ ゾーニングでは、主に下記の「ゾーン」を決めてください。
① パブリックスペース … 皆が共有するスペース(ゾーン)です。主にはリビング・ダイニングなどが挙げられます。
② プライベートスペース … 子ども部屋や夫婦の寝室などのスペース(ゾーン)です。一般的な2階建ての場合、2階に振り分けられることが多いですよね。
③ 水回りや収納スペース … 洗面台やバスルーム、洗濯機まわりやキッチンの他、収納スペースを決めます。
ゾーニングで注意をしたいポイントは、紙面上では平面ですが、実際には上下階に影響があることです。例えば、就学前の子ども達の部屋を2階にゾーニングした場合、その下に祖父母の部屋があれば、階下は騒音で悩まされるかもしれません。
その他、沖縄の注文住宅プランニングでは、湿気対策のために通風の良い吹き抜けの間取りを選ぶ家庭も多いですが、吹き抜けは上下階同じ位置にあることも意識しなくてはなりません。
さらに2階部分に洗面台やお風呂場などの水回りを入れたいのであれば、階下との相性も確認した方が、後々まで安心です。
快適な生活に繋がる「動線計画」
おしゃれな空間も住む人の心を豊かにしますが、「毎日の暮らし」を考えると、日々の作業(出勤前の準備など)や家事が楽になる間取りへの工夫は、小さなストレスが解消され、快適な暮らしを実現します。
【 沖縄の注文住宅プランニング☆動線計画4つのポイント 】
★ 家族で動線計画を立てる時のポイントは下記の4つです♪
① 主軸となる「3つの動線」
・ 家事動線 … 家事を行う時の動線です。キッチンはもちろん、選択や掃除なども家事動線に当たります。
・ 生活動線 … 朝の通勤・通学準備や帰宅後、夕食~就寝までなど、家族が動く動線です。特に慌ただしくなる朝時間の動線を意識すると、後々快適です。
・ 来客動線 … お客様が玄関から訪れてからの動線です。リビングやお客様専用のトイレなども、動線に入ります。
② ①の3つの動線は、それぞれに交差しない配置が望ましい
… 例えば、来客動線が家事動線と交差していると言うことは…、お客様には見せたくない、洗濯物やキッチンの様子が見えてしまう配置…、と言うことになります。
生活動線との交差も、朝の忙しい時間に家族がぶつかり合ってしまいますよね。ですから、実際の暮らしをイメージしながら、動線同士は出来るだけ話して、配置することが好ましいです。
③ いくつかのパターンを用意するなど、柔軟な動線
… 動線を引くことで動きやすくはなりますが、必ず同じ道筋を通らなければ、目的の場所へ行けない、家事がこなせない…、ような動線では、プライベートが侵害されてしまったり、融通が利かずに疲れも生じてしまいます。
→ 例えば、くるっと回って目的の場所にたどり着くような回遊型の動線を引くことによって、融通が利いて動きやすくなります。
④ 短い動線で時短!
… 特に家事動線、忙しい朝の通勤・通学動線は、動線が短くなる配置を意識することがポイントです。余計な動きが減り、毎日のストレスも緩和されます。
これら4つのポイントを意識しながら、①家事動線②生活動線(特に通勤・通学動線)③来客動線、それぞれを色分けして線を引きながら、ゾーニングをしてみてください。
家族構成は後々までを見据えて
沖縄の注文住宅プランニングでは、湿気が多い気候や真夏の強い日差しのなかでも快適に暮らすために、通風や採光がポイントですが、まずは家族構成に合わせた間取り計画は不可欠です。
夫婦2人のDINKS家庭であれば、沖縄では平屋が人気です。特にシニア世代の夫婦2人暮らしの場合、掃除がしやすいコンパクトな平屋を好む世帯が多くなります。
一方、沖縄の注文住宅プランニングには兄弟の多い大家族や、二世帯・三世帯住宅も多いです。
このような大家族世帯では、暮らし方や年代に合わせて、二階建て・三階建てにして、それぞれの階に洗面台やトイレなどの水回りを配置する間取りも人気があります。
【 沖縄の注文住宅プランニング☆家族構成に合わせた間取り例 】
① 夫婦2人(DINKS)の間取り例
→ 沖縄の注文住宅プランでは、定年退職後に夫婦2人で住む家も多いです。このような場合、後々まで暮らしやすいように、階段のない平屋で、段差も少ない設計が好まれます。
・ 庭からもお客様が出入りする間口を設けて、客間(仏間)にする間取りも人気で、この場合採光や通風を考慮して、南向きに間口を置く物件が多いです。
→ 2階建てで1階部分は広く見渡せるLDK、2階部分は広い洋間と寝室の2部屋の間取りです。LDKの傍には畳スペースを用意して、オムツ替えの他、家族が少し横になることもできる、テレビスペースを設けました。
・ 2階の広い洋間は、後々間仕切りができるようになっています。子ども達が大きくなってきたら、それぞれの部屋ができる仕組みです。
→ 典型的な2世帯住宅の例では、足腰が弱くなっても住みやすいよう、親世代を1階住まいにして、LDKをコンパクトに抑え、その分畳間の和室で休みやすい間取りが人気です。
・ 子ども世帯は反対に家族が集まるLDKを広く開放的な空間にして、子ども部屋と寝室をコンパクトにする間取りが人気です。
③のような典型的な2世帯住宅でのポイントは、お風呂や洗面台・トイレなどの水回りの位置です。上下階同じ場所に設定することで、お互いに音が気になりにくくなります。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で人気の注文住宅プランや、家族でプランニングをする前に理解しておくと、より快適になる基礎知識となる、「ゾーニング」や「動線」についてお伝えしました。
また、本文中でも少し触れましたが、沖縄での注文住宅プランニングの場合、その独特な気候から、通風や採光の工夫は大きなポイントです。
詳しくは別記事「沖縄の注文住宅☆通風や採光を工夫して快適に暮らす」でお伝えしていますので、こちらも併せてご参照ください。
また沖縄の注文住宅プランでは2世帯住宅の需要は高いです。この場合、家族の状況や住まい方から決める必要がありますので、コチラも詳しくは別記事「沖縄で建てる二世帯住宅☆距離感が決まるプランニング」をご参照ください。
まとめ
注文住宅プランの基本とポイント
《 ゾーニング 》
・パブリックスペースを決める
・プライベートスペースを決める
・水回りスペースを決める
《 動線 》
・生活動線・家事動線・来客動線
・それぞれが交わらない
・動線は極力短くする
・回遊型などで柔軟な動線
《 家族構成 》
・後々の家族の変化も見据えたプラン
・沖縄は通風や採光も大きなポイント
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